リモートワークに集中できない…|すぐに実践できる対処法とリフレッシュ法

リモートワークに集中できない…|すぐに実践できる対処法と「できる人」になるための仕事術

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職種にもよりますが、パソコン1台あればどこででも仕事ができる現代。リモートワークを導入する会社もグッと増えました。特に問題なく仕事ができているという人もいれば、なかなか集中できず苦戦している人もいると思います。そこで今回はリモートワークに集中できないときの対処法と、リフレッシュ法を集めてきました! リモートワーク自体は順調でも、仕事の効率を上げたいなんて人も必見ですよ。

98%がリモートワークで集中切れ!

Q:リモートワーク中、集中力が切れたことはある?

はい…97.7%

いいえ…2.3%

 

情報提供元:株式会社ネクストレベル

 

約98%とほとんどの方が集中切れを実感していることが判明しました! では集中力が切れる原因は何なのか見ていきましょう。

 

Q:リモートワーク中、集中力が切れた原因は?

ついスマホやテレビを見てしまう…60.0%

私生活とのメリハリがつきにくい…54.7%

やる気が出ずダラダラしてしまう…44.3%

人の目がないので、緊張感がない…39.7%

家族やペットが気になる…26.7%

情報提供元:株式会社ネクストレベル

 

集中力が切れた原因TOP5はこちら。みなさんそれぞれ原因はわかっているようで、一番多かったのが「ついスマホやテレビを見てしまう」次いで「私生活とのメリハリがつきにくい」でした。


リモートワークとオフィスワーク、どっちが良い?

リモートワークだとどうしても集中力が切れてしまう人が多いことがわかりましたが、実際経験してみてリモートワークとオフィスワークはどちらが良いと感じるかリアルな声を聞いてきました。

 

リモートワークとオフィスワーク、どっち派ですか?

リモートワーク派…32.5%

どちらかというとリモートワーク派…34.9%

どちらかというとオフィスワーク派…25.5%

オフィスワーク派…7.1%

情報提供先:株式会社ビズヒッツ

 

アンケートの結果、7割近くの方が「リモートワークの方がいい」と感じているようでした。では、リモートワークでは感じることのない、オフィスワークのデメリットや無駄に感じることは何なのでしょうか? 調査してきました。

 

リモートワークをして感じた、オフィスワークのデメリット

1位:通勤時間

2位:会議・朝礼

3位:雑談

4位:紙の資料

5位:ランチの時間やお金

情報提供先:株式会社ビズヒッツ

 

圧倒的1位が通勤時間でした。具体的に聞いてみると、

  • 「朝1時間も余裕があれば洗濯などができ、夕食も時間を使って用意できるので、コンビニやお惣菜に頼ることもなく経済的だった」(20代・女性)
  • 「リモートワークだとこの分長く寝られて身体もラク」(40代・男性)

 

と、通勤時間がなくなったことで、家事の時間を作れたり睡眠時間にあてられたりして、より仕事の効率が上がったという声もありました。

また、毎日の朝礼やだらだらと続く会議は「時間のムダ」という声が多数。雑談もアイデアが生まれたり、気分転換になったりと悪いことばかりではありませんが、感じ方は人それぞれ。雑談が苦手な方にとって、リモートワークは良環境といえますよね。


リモートワークで集中できない人の特徴5つ

続いて、リモートワークで集中できない人の特徴を集めてきました。リモートワークが苦手なあなたは、もしかしたら当てはまっているかも!

 

1.生活習慣が乱れている人

まずは、生活習慣が乱れている人。始業時間になっても仕事モードに切り替えることができず、ダラダラしてしまいます。家から出る機会も減って難しいかもしれませんが、スイッチを入れる方法を自分なりに見つけることが大切ですよ。

 

2.家族・同居人がいる人

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同居人がいることも、集中できなくなる原因のひとつ。ちょっとした雑音や家族の分の食事など、仕事以外にもやることが増えてしまい集中したくてもできないことも。また同居人もリモートワークをしている場合、オンライン会議の時間が被ったら一苦労…。

 

3.周囲の目があることで集中できる人

人は別の誰かがいるところでは少なからず周囲の目を意識していますよね。この自己認識に敏感な人は、誰かに見られているほうが集中できるため、出社した方が集中できるんだとか!

 

4.スマホ離れができない人

誰にも見られていない環境ではスマホだって触り放題。無意識にスマホに手が伸びているなんてことはありませんか? 通知音が気になったり、ついついSNSを見てしまったり…。そういう人は、スマホを視界に入らないところに置いた方が良いかも。

 

5.間食がやめられない人

無意識のうちに間食をしてしまう。これもリモートワークに集中できない原因です。ストレス緩和や疲労回復のためにちょっとだけ甘いものを摂るのはいいことですが、ダラダラと食べ続けるのは良くありません。食べることで一度作業が止まるので、集中力が切れることになりますよ。


リモートワークに集中できないときの対処法5つ

慣れないリモートワークに集中できないのは。仕方のないこと。でも、みなさんそれぞれ工夫して仕事に取り組んでいるようです。こちらでは集中力が切れたときの対処法を集めてきました! すぐに実践できるものばかりなので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

1.外出できる服に着替える

「出勤しないし誰にも見られないから」と、パジャマのまま仕事をしている人、多いのでは? リラックスできる服装は良いのですが、パジャマではどうしてもスッキリしません。朝起きて、顔を洗って、着替える。たったこれだけでも気持ちがぐっと引き締まり、仕事モードのスイッチを一瞬でオンにできますよ。

 

ちなみにオンライン会議時の服装についてアンケートを取ってみると、こんな結果に。

情報提供元:株式会社ビズヒッツ

 

「上半身のみスーツorオフィスカジュアル」という人が半数以上。全身ではなくても、上半身だけ着替えるだけでもスイッチが入りそう!

 

2.作業場所から余計なモノを取り除く

シンプルですが、作業場所を片付けること。これも立派な集中力アップのコツです。人間は視界に余計なモノが入ると、それだけで気が散ってしまうもの。まずはデスクやテーブルの上から、今やっている仕事に関係ないものを取り除き、スッキリさせましょう。

 

3.スマホを遠ざける

ちょっとだけと思ってスマホを見たものの、気づいたら数十分、ひどいと1時間経っていな…なんてことはありませんか? まず、始業時間になったらSNSやメールの通知を切っておくこと。そして、できるだけ作業場所の遠くに置くこと。スマホのことを思い出さない、思い出しても立ち上がらないと手が届かない。そんな環境をあえて作りましょう。「ついスマホを見てしまう」というタイプなら、これだけでかなり集中できる時間が増えますよ!

 

4.時間を決めてこまめに休憩する

家で仕事をしていると、つい休憩を忘れて何時間も作業し続けてしまうことがありませんか? 実はこの状態はとても効率が悪いんです。集中力を高めるには、時間を決めてこまめに休憩を挟むようにしてみてください。このこまめな脳のリフレッシュが集中力に繋がるそう。きちんとアラームをかけて、休憩終わりの時間を決めるのがポイントですよ!

 

5.コーヒーを飲む

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定番はありますが、カフェインを摂取したり甘いものを食べたりして切り替えている人も多いんだとか。その効果は、飲んだ後30分ほどで表れてくると言われているので、大事な会議の前にあらかじめ摂取しておくのもオススメ。コーヒー以外にも、緑茶や栄養ドリンクなどにもカフェインは含まれていますよ。


集中が切れやすい人におすすめのリラックス方法

「紹介した対処法、全部実践してるよ!それなのに集中できないよ!」という方は、もしかすると上手く休憩が取れていないかもしれません。そんなあなたのために、おすすめのリラックス方法をまとめました! 仕事はもちろん、勉強の合間にもぜひ。

 

1.ストレッチをする

  • 「同じ姿勢でいると血流が滞るので、首を回したり立ち上がったりします。」(30代女性・フリーランス)
  • 「短時間でできるストレッチやヨガを動画を見ながら一緒にやっています。」(30代男性・会社員)

 

オフィスに出勤していたころは通勤時間を含め何かと動き回っていたと思いますが、リモートワークだとずっと同じ姿勢でいることが多いですよね。そのままだと血行が悪くなり、疲れが溜まりやすい体に…。そこで、意識的に身体を動かしたり伸ばしたりしてみて! 簡単なものを数分でいいのでやるだけで、変わってきそう。

 

2.好きな飲み物を飲む

  • 「コーヒー豆を何種類か買い置きしておき、その日の気分でブレンドして豆から挽いて淹れます。」(40代男性・フリーランス)
  • 「牛乳で割るだけで本格的な味になるラテベースを15時に飲んでいます」(20代女性・会社員)
  • 「スッキリするルイボスティーでデトックス♪」(30代女性・会社員)

 

コーヒーでも紅茶でも、なんでも良いです! ご褒美のリラックスドリンクを用意して。眠気を解消したいならカフェイン入りのものがおすすめですが、自分が美味しいと思えるものがポイント。中にはコーヒーを豆から挽くという声も。コーヒーを作る過程も含めてリフレッシュ方法としている人も多いようですね!

 

3.仮眠をとる

  • 「昼休憩の時に10分仮眠をとります。10分だけでもスッキリします。」(20代男性・会社員)
  • 「仮眠ではなくてもタイマーをかけて横になる時間を作ります。」(30代男性・フリーランス)

 

強烈な眠気に襲われると仕事に集中できない状態が続いてしまうため、そんな時は思い切って15分程度寝ることがおすすめ。しっかり眠らなくても横になったり目を休めたりするだけでもスッキリしますよ!

 

4.散歩する

  • 「昼休みには、天気が良ければ外に出て少し家の近所を散歩するようにしています。(30代男性・会社員)
  • 「散歩をします。私の場合は、住んでいる場所が海に近いので浜辺や港をよく散歩しています。自然を直接感じられるのでリフレッシュするには最高です。(50代男性・フリーランス)

 

昼休みを利用して散歩に出かけるという人も。強制的に景色や気温も変わりますし、いいリフレッシュになりそう! ついでにコーヒーを買って帰れば午後の集中力も持ちそうですね!

 

5.シャワーを浴びる

  • 「シャワーで足だけ洗うだけでも全然違う!」(30代女性・会社員)
  • 「どうしても切り替わらないときはシャワーを浴びます」(20代女性・会社員)

 

何をしても仕事が手につかない…そんなときはシャワーを浴びるという人も。全身浴びるのではなく、足をサッと洗うだけでもかなりの気分転換になるそう! 夏はスッキリ、冬は身体を温めることもできていいですね。


リモートワークに集中できないときは心理テクニックで解決!

リモートワークで集中できないときの対処法やリフレッシュ方法をご紹介してきましたが、心理テクニックも使えます! 最後に、「リモートワークで誰にも見られていないときに集中力を持続するテクニック」をチェックしておきましょう。

 

リモートワーク中、集中力を持続させる心理テク3つ

  1. 仕事をするチームの仲間や取引先との関係性を良好に
  2. 情報共有の活性化が集中力に繋がる
  3. 簡単すぎず難しすぎないタスクを自らに課す

リモートワークで人と直接会う機会が減ってしまったと思いますが、そんなときこそ人間関係こそが生産性を上げるポイントなんだそう。

やはり労働環境に関係なく、士気の高さや仲間意識こそが高い生産性・集中力につながります。なので、チームの仲間や取引先の関係性を良好にして取り組むことが、集中力と作業効率を高めるのに効果的なんです!


【まとめ】

孤独感を感じやすいリモートワーク。できる限り仲間と情報共有しながら、自ら工夫してリフレッシュすることが、集中力を持続させるカギです。自分なりのルーティンを見つけられたらきっと、効率よく快適に仕事ができるはずですよ!