正直、何のために働いてますか?20代1300人に聞いてみたら…

何のために働いてる? 若手社員の働く理由・スタイルを徹底分析!


突然ですが、みなさんは仕事観をもっていますか? 仕事観とは「自分はなんのために働くのか」、仕事において譲れないものや価値観のことを指します。そもそも「みんな就職するから、就職するのが当たり前」と感じていて、改めて「仕事観」を考える機会も少ないですよね。

そこで今回はリ・カレント株式会社が20代の若手1300名に行った調査を基に、「20代の若手社会人の働く理由」を徹底分析していきましょう!

Q.仕事観をもっていますか?

明確な形で持っている 13.3%
語れるほどではないが持っている 30%
考えたことはあるが固まっていない 23.5%
持っていない 33.2%

一番多かったのは「仕事観を持っていない」。3人に1人は仕事観を持っておらず、また明確な形で持っている方は全体の1割強にとどまりました。「何気なく」働いているのが若手社員の本音のようですね。

ちなみに今、仕事観を持っていない理由は「そもそも仕事観が何かわからない」がダントツで多く、次いで「考える機会がなかった」「考える必要性がなかった」が多数。

Q.あなたの「仕事観(働く目的・譲れないもの・価値観)は何ですか?

どんな仕事観を持っているのか詳しく聞いてみると、1位は「報酬を得るため」(71.8%)。2位は「自分が成長するため」(53.2%)。正直なところ「お金を得るため」に働いている人が多い…というのが実情のようです。「社会に貢献するため」「お客様やユーザーを幸せにするため」などはまだまだ少数。でも、ある意味で「あぁ、みんなそうなんだ」とホッとする20代の方も多いのではないでしょうか?

Q.ところで…仕事の報酬は、何に対して払われていると思いますか?

「報酬のため」がトップだったということで「そもそも、報酬は何に対して払われている?」と聞いてみると「成果に対して」よりも「時間に対して」と認識しているほうが少々多め。ただ、いずれにしても、もう片方も含まれている認識を持つ方が多い傾向にあります。

Q.仕事観に最も影響しているのは何?

仕事観を持つようになったきっかけは「身近な人とのコミュニケーション」からがほとんど。友人が夢に向かって頑張っている姿を見たり、家族や大切な人の笑顔を見たりと、自分の将来プランを考えさせられることで「なんのために働いているのか」がはっきりしてくるのかもしれませんね。

続いて、仕事のスタイルを見ていきましょう。

Q.新しい環境で業務を行う状況で、自分の仕事のスタイルとして近いのは?

失敗は気にせずまずはやってみる 15.4%
失敗は気になるがやりながら学ぶ 42.4%
失敗しないよう周囲に確認しながら行う 30.9%
何事も上司の指示のもとで働く 11.3%

「失敗は気になるがやりながら学ぶ」「周囲に確認しながら行う」方が多いようですね。やっぱり失敗は気になってしまうもの。ミスをしてしまうと業務に支障が出てしまったり、気持ち的にも傷ついてしまいますよね。ミスなく行うことを優先する気持ちは分かります。

一方で、「仕事観を明確な形で持っている」方の多くが「まずはやってみる」「やりながら学ぶ」と回答。自分が何のために働くかが分かっている方は、挑戦する気持ちが高いようですね。反対に「仕事観を持っていない」方は「上司の指示で動く」と回答しており、受け身がちに過ごしている可能性があるようです。

それでは、最後に「あなたにとって、会社とは何?」と聞いてみると…。

Q.あなたが所属する組織や会社は、どんな場所?

 

やはりこちらも1位は「対価をもらう場所」。ただ、2位・3位は「自分が属する居場所」「共通の目的を目指すチーム」と、自分の生きがいをくれる場所、と感じている20代の方も多いようです。

 

「なんのために働くのか」「どのように働き続けるのか」を考えることで、仕事にやりがいを感じながら働くことが出来そう。また明確な目標やなりたい姿があれば、失敗も恐れず、学びながら挑戦することも出来るようになります。まずは友人や同僚、家族、大切な人など、周囲の方と将来のことや仕事のことを話してみるのはいかがでしょうか。 (齋藤有紗)

情報提供元/リ・カレント株式会社