これで東大現役合格!美人過ぎる東大生、谷山響さんの「集中力」を高めるワザ

東大現役合格。美人過ぎる東大生、谷山響さんの「集中力」を高めるワザ


東京大学。

言わずと知れた日本の最難関大学に入るため、数多くの受験生が日夜勉強を重ねています。
でも、当たり前ですが全員が合格できるわけではなく、合格率は約3割。

そんな中で、一発で東大に現役合格できる人は、いったいどのような勉強を行い合格するのでしょうか?

お話をうかがったのは、CanCam it girlとしても活躍している現役東大生の谷山響さん。

谷山響
響さんが行ったのは、徹底的な復習と、現実的なスケジュール管理。前回はその勉強法をご紹介しましたが、今回のテーマは「集中力」について。

どれだけ計画を立てても、いい問題集を買っても、勉強に集中できなければ意味がない。そしてどれだけ勉強を積み重ねても、それを受験当日に発揮できなければ悲しい結果に……。
そんな「集中力」をコントロールする方法をご紹介します。

▼やる気が出ないときは「タイマー」を味方につける


受験直前の切羽詰まっていた時期は1日16時間くらいは勉強していたと思います。でも、実際その時間全部集中できていたかどうかと聞かれると、そうじゃない。人間なので、フルの集中力を16時間キープするのは無理です(笑)。でも、何かしらやらないと落ち着かなかったので、ごはんとお風呂と寝るとき以外は、とりあえずずっと机の前にいました。眠くなったら少しだけ昼寝。

受験生の頃はSNSもやっていなかったし、特にすごく観たいテレビがあったわけでもない。勉強以外特にやりたいことがなかったので、「気分転換でこれをしないと爆発する!」というタイプではなかったです。

とはいえなかなかやる気が出ない日や、集中力が続かないことはありました。
そんなときの味方は「タイマー/ストップウォッチ」です。

ストップウォッチ
(c)Shutterstock.com

【1】とにかくやる気が出ず、始められないとき

どんなことでも「その日、最初に手をつけ始める」のがいちばん難しいんです。
そんなときは、強制的に3分のタイマーをセットして、スタートを押します。そうすると、時間が減っていくのが目に見えてわかる。それを見ていると、ぼんやりしてるのももったいないなと「とりあえず3分でもいいからやってみよう」とやり始める。1回やり始めると「意外と3分って物足りないな」と感じて、そのままその日の勉強に取り掛かれます。

*POINT 最後に苦手なことを残さない

最初の「3分のタイマー」を入れるときは、比較的得意な分野、好きな分野の簡単なことから始めます。そうすると気持ちが少しずつ勉強に向いていけるからです。
ただ、そのまま得意なことや好きなことだけやっていると、当たり前なんですが1日の最後に苦手なことだけが残るんです(笑)。その悪循環になってスランプに陥ったこともありました。
脳のサイクルとしては、朝起きてすぐがいちばん頭が働くので、朝にいちばん複雑なことをやるといい、と言われています。でも私は朝弱かったので(笑)、

1.朝は眠いから簡単で得意なことから始める
2.やる気が出てきて頭も働き始めた昼前に、いちばん難しいことや苦手なことを終わらせておく
3.夜になるにつれ頭が働かなくなってくるので、それに合わせたものを解いていく

の流れがいちばん良かったですね。人によってどの時間帯が得意などは違うと思うので、いろいろ試してみてください。

【2】始めたものの、10分も集中が続かないとき

勉強を始めて10分もしないうちに集中が途切れるくらい、どうしてもやる気が出ない日もあります。
そんなときは数値がゼロから増える状態でストップウォッチを使います。
「あ、自分集中力切れたな」というタイミングで一度ストップウォッチを止めて休憩して、もう1回勉強を始めるときにまた続きから計測する。そうすると1日の最後に、自分が本当に集中して勉強できている時間が、合計でどのくらいなのかがストップウォッチに表示されます。1日中机にいたつもりだったけど、実際2時間しか勉強してないという日もある。でも、それを認識することが重要なんです。「このまま1日2時間を続けていたら、自分は受からない」と認識したら、次の日から改善していけるはずです。

*POINT 休憩するときのコツ

できるだけ「完全に休憩モード」には脳を切り替えないようにしていました。一回「完全に休憩モード」に入ってがっつりテレビを見てしまうと、休憩モードにスイッチが切り替わってしまう。そうすると、勉強モードにスイッチを切り替えるのにまた労力を使う必要が出ます。
よく「小学校の授業が45分で、10分休憩を挟む。だからそのサイクルなら集中できるはず」と言われていますが、実際それが有効という証拠はないそうです。
たいていの人は、15分ちょっとで本当の集中力は切れます。人間の集中力ってそういうものです。集中力が切れたらちょっとストレッチしたり、飲み物飲んだりして、1~2分休憩する。そしてまた集中力が続く限りやる。それの繰り返しがいいと思います。

 

▼受験当日、最大限の実力を発揮するコツ


【1】わからなかったら飛ばす

受験は「できることをやるしかない」んです。だから「できなかったら飛ばす」

わからないところがあったらどの教科であってもまず飛ばして、わかるところをすべて解き終わってから戻ります。
わからないところで止まって15分考え込んでしまうとそこで「あ、時間ない」って焦る瞬間が来ます。一度そうなってしまうと、次の問題がいくら簡単でも、ケアレスミスをしやすくなります。

大問6まであったとして、大問6にいくにつれ難しいとは限らなくて、大問2のほうが難しいことも全然あります。でも、大問2だから解けないはずがないと、できないところにこだわるとパニックになるんです。実際に私の友達で、すごく頭が良くて、この子は絶対受かるよね、と言われていた子が、当日にパニックになってしまって不合格になってしまった、ということがありました。

大学受験はものすごく範囲が広いです。私自身、全教科で抜けがないところまですべて勉強できたかと聞かれれば、そうではありません。「この分野が出たら解けないから一回飛ばそう」というくらい、数Ⅲの「極限」という分野が「無限大に飛ばすって何!?」ととにかく苦手で。もちろんたくさん練習もしたし、解説を読めばわかるんですけど、自分ではなかなか解けない。だからもし、受験当日に極限が出た時点でとりあえず飛ばして、他の問題を全部やってから戻ってこようと腹を括っていました。……でも、結局出なかったんですけどね(笑)。

【2】模試でさまざまなシミュレーションをしておく

意外と大事なのが、当日食べるものや飲むものです。

たとえば「朝ごはんは食べたほうが頭が働く」「朝食べると眠くなる」「カフェインは摂ったほうが頭がしゃきっとする」「摂りすぎるとトイレが近くなる」など、本当にさまざまな説がありますが、これは本当にメリット・デメリットが人によって違います。いくら人がおすすめしてくれても、自分には合わないこともいくらでもあります。

たとえば友達にはエナジードリンクを絶対飲むという人もいましたが、私はコーヒーやエナジードリンクを飲んでしまうと、絶対にトイレが近くなって気になって、頭が回らなくなるタイプ。そしてごはんやパンを食べると眠くなるので、同じ糖分であっても眠くならず、糖分だけきっちり脳に行ってくれるブドウ糖を摂るのがいい、とたどりつきました。

実際やってみないと、自分がどのパターンがいちばん実力を発揮できるかはわかりません。だからこそ、それも含めて模試を活用してみるのがおすすめです。朝ごはんを食べたときと食べないとき、カフェインを飲んだときと飲んでいないとき、チョコを食べたときと食べていないとき、などなど。いろんなパターンで模試に臨んでみてください。模試はさまざまなものが本当に何度も実施されるので、自分がどうすると頭が働くのか試すチャンスはいくらでもあります。

 

今すぐ使えるタイマー・ストップウォッチを使うワザから、受験当日に意外と見落としがちな「実力を最大限発揮するコツ」まで、どれも取り入れたいものばかり。
大学受験のみならず、仕事や資格の勉強など、さまざまなことに応用できること間違いなし。是非試してみてくださいね!(後藤香織)

★前回はコチラ→ 超役立つ!美人すぎる東大生谷山響さんが、東大に現役合格した勉強術

 

 

★CanCam it girl 谷山響 プロフィール

谷山響

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