
誰かを好きになるのは幸せなことですが、愛情が強すぎると「好きすぎて苦しい」という状態になることもあります。今回は、好きすぎて苦しいを経験したことがある男女の割合や、どんなときに苦しさを感じたのかを調査! 好きすぎて苦しい状態への対処法もまとめたのでぜひ参考にしてみてください。
Contents
「誰かを好きすぎて苦しい」と思ったことがある人の割合は?

まずは、誰かを好きになりすぎて苦しいと思ったことのある人の割合を調査。20~30代男女200人に聞いてみました。
Q.誰かを好きになりすぎて苦しいと思ったことがありますか?
ある…69人(34.5%)
ない…131人(65.5%)
「ある」と答えた人は約3人に1人。苦しいほど好きになれる人に出会えることは幸せともいえますが、難しいところですね…。
好きすぎて苦しくなるのはどんなとき?

どんな時に「好きすぎて苦しい」と感じるのでしょうか。上記アンケートで好きすぎて苦しい状態になったことがあると答えた男女に聞いてみました。
1.相手のことばかり考えてつらい
- 「相手のことを考えすぎてつらい」(回答多数)
- 「考えすぎてしまう」(25歳・女性)
- 「仕事が手につかない」(27歳・男性)
好きな気持ちってなかなか自分でコントロールすることができませんよね。そのため、好きな相手のことばかり考えてしまって、ほかのことが手につかなくなるという人が多くいました。
2.片思いが進展しなくてつらい
- 「片思いが進展しなくてつらい」(38歳・男性)
- 「好きなのに、その気持ちが相手に届かないとき」(37歳・女性)
- 「相手のことが好きだが、相手が自分をどう思っているかわからなくてつらい」(34歳・男性)
片思いをしているときって、ワクワクもしますがつらい気持ちにもなりますよね。特に関係が全然進展しないときには、焦る気持ちともどかしさで苦しくなってしまいます。
3.嫉妬してしまってつらい
- 「嫉妬したり不安になったりして苦しい」(24歳・女性)
- 「嫉妬してしまったとき、なかなか会えないとき」(33歳・女性)
- 「他の女のことをちやほやしたときに、嫉妬しすぎて苦しくなった」(26歳・女性)
相手を独り占めしたいという気持ちから、嫉妬してしまって苦しいと感じる女性も多いようです。好きな相手には自分だけを見ていてほしいと思ってしまいますよね。
4.好きだけど叶わない恋だからつらい
- 「叶わないのが辛い」(32歳・男性)
- 「叶わないのに好きでいるのが辛かった」(23歳・女性)
- 「自分にはレベルの高すぎる相手で届かないと分かっているのがつらい」(28歳・男性)
好きな相手がいるけれど、どうしても叶わない場合もあります。諦めなければと理性ではわかっていても、感情を制御するのは難しい場合もありますよね。
5.その他
- 「高校生の時まだ若かったから、二股されててもいいと思っていた」(39歳・女性)
- 「告白の回答を待って欲しいと言われたとき」(24歳・男性)
- 「嫉妬や自分のほうが愛情が深くてつらい」(22歳・女性)
- 「相手と喧嘩ばかりして、つらい」(33歳・女性)
- 「相手のことを1番に考えてて失ったらつらい」(28歳・女性)
その他、こんな意見もありました。どれも自分が経験したら苦しくなりそうだなと想像できるものばかりです。
好きすぎて苦しい状態になりやすい人の特徴

続いて、盲目的になり、好きすぎて苦しいという状態になりやすい人の特徴をご紹介します。認定心理士の脇田尚揮さんに伺いました。
1.自信がない・自尊感情が低い
あなたは自分に自信がありますか? 必要以上に自信を持つ必要はありませんが、健全なレベルでの自信を持つことは恋愛において重要です。自信、すなわち自己評価と恋心は密な関係があり、高い人は積極的に異性へアプローチする傾向が強いのに対し、低い人は非常に消極的なことが多いといえます。こういった傾向を心理学においては自尊理論といいます。
また、自己評価が低いと、愛情を受け入れやすくなるという研究結果があり、しかも、愛情や好意に対する欲求が高まりやすく、恋心が芽生えやすいともいわれています。ただし、その恋愛は盲目的になりやすく、相手にのめり込みやすい状況にも陥ってしまうのです。
2.人の世話を焼くのが好き
援助と好意の関係に関する心理実験において、人のために何かをしてあげるとしてあげた相手を好きになる、という少し不思議な結果が報告されています。人は、何かしらの負担を背負うことによって、その分を取り返そうという心理が働き、その結果のめり込むのだそう。これはギャンブルなどでよく説明される心理ですが、恋愛においても同じことがいえます。そのため、あなたが世話焼きな性分なら、相手に尽くすことによってどんどん愛しさが募っていき盲目的になってしまうでしょう。恋にはバランス感覚も必要なのですね。
3.周囲の意見に耳を貸さない
普通なら、好きな相手にちょっとおかしいと感じる点があれば、周囲の友人たちがアドバイスをくれることが多いでしょう。しかし、盲目的な恋をしている人にとっては、それは雑音あるいは余計なお世話でしかありません。逆に、どんどん周囲の意見に耳を貸さなくなってしまうでしょう。アメリカの心理学者リチャード・ドリスコールは、障害があったほうが逆にその障害を乗り越えて目的を達成しようとする気持ちが高まる心理現象があることを指摘しました。これをロミオ・ジュリエット効果と呼びます。いくら好きな相手でも、周囲からの好意的なアドバイスは冷静に受け止める余裕を持ったほうがいいでしょう。
4.何でもすぐ自分のせいにする
心理学者バーナード・ワイナーは、人間の行動の原因をどこにもとめるかという原因帰属接を提唱しました。これには外的帰属と内的帰属があるとされ、前者は状況や運など外部にあるものに理由を求めます。そして後者は、本人の性格など内部にあるものに理由を求めます。外的帰属の考え方だと、恋がうまくいかない理由を「環境や相手のせい」だと考えることができます。一方で、内的帰属の考え方だと、恋がうまくいかない理由を常に「自分のせい」にしてしまいます。この内的帰属の考え方をする傾向にある人は、何でもすぐ自分のせいにするため、相手からコントロールされてしまいやすいとされます。つまり、相手の言いなりになり盲目的な恋をしてしまいがちなのです。本当に自分のせいなのかを考える、冷静さも大切ということですね。
好きすぎて苦しいときの対処法は?

1.誰かに話を聞いてもらう
まずはひとりで抱え込まず、周りに話しましょう。落ち込むところまで落ち込んで、泣いてもOK! 気が済むまで話を聞いてもらう。そうこうしているうちに、どうでもよくなってきたりスッキリしたりするかも。
2.自分の時間を楽しむ機会づくりとして目を向ける
恋人と会えないことばかりに意識が向いてしまうと、その時間を楽しめなくなります。彼と会えない時間ではなく、自分ひとりで楽しめる時間とポジティブに捉えることが大切です。
3.会えない時間に新しい人間関係を広げていく
恋人のことだけを見ていると、どんどん視野が狭まって行ってしまいます。彼氏と会えないときには、新しい人間関係を構築したり、友達との関係を強めるのに良い時期。そうすることで、彼との関係も良好になります。
4.自分を磨くことで次に恋人と会う時に備える
彼氏と会えなくて寂しい気持ちは自分磨きの力に昇華しましょう。次に彼氏と会ったときに褒めてもらえるよう、スキンケアやボディケアを念入りに行ってみてはいかがでしょうか。
5.LINEを適度に活用して情報を交換し合う
どうしても寂しい時にはLINEでお互いの近況を話してみてください。ポイントは相手がなるべく忙しくない時間帯を選ぶこと。彼がリラックスできているタイミングなら、楽しく話ができるはず。
好きすぎて辛い。叶わない恋を忘れる方法

好きすぎる気持ちがあっても、叶わないこともありますよね。好きな気持ちをなくすことは難しいですが、少しでも忘れるためにできることをご紹介します。認定心理士の脇田尚揮さんに伺いました。
1.物理的に距離を置く
好きな人の顔を見ると、気持ちが盛り上がってしまうことも多いことから、「諦める」と決めたならしばらくの間は意識的に距離を置き、相手の顔を見ないようにするのもおすすめです。物理的に距離があき、顔を見ない日が長くなるほど、恋愛感情が薄れてくる場合も少なくありません。
2.好きな人の連絡先やSNSはすべて削除する
連絡先やSNSでの繋がりが残っていると、感情が高ぶったときに、つい好きな人との接点を持ってしまいがちに。繋がりが残っていると、なかなか想いを断ち切れない原因にもなるので、「諦める」と決めたときにはバッサリと削除してしまうのもいいでしょう。
3.相手の悪いところを紙に書き出してみる
好きすぎて苦しいけど諦めたい。そんな人は相手のいいところばかりに目を向けて、本来の元彼の姿をゆがめて認知してしまいがち。その認知のゆがみを修正しないと、いつまでも喪失感にさいなまれてしまうことに。そこで、元彼の悪い点、ダメなところをひたすら紙に書き出してみてください。そうすることで、書き終えた後には何とも言えない達成感・リラックスと、新たな気づきを得られるでしょう。書き出すことで、彼はそんなに大したことないと思えれば成功。目線が変わり、思い込みによるとらわれから解放されるはず。
4.持ち物のランクをアップさせて、自信を身につけて
好きな相手と別れたり、振られて未練があるときの心理は、自尊心が低下している状態。つまり、自分に自信がないコンディションだといえます。それを克服するためには、まず身につけるもののランクをアップさせてみましょう。私たちは、身につけているものも含めた持ち物すべてを「自分」と考える傾向があります。これを心理学では「拡張自我」といいます。この拡張自我を高める手っ取り早い方法が、持ち物をランクアップさせる方法。そうすることで、低下していた自尊心が回復していくはず。「まず格好から」というのは、心理学的にもあながち間違っていないのです。
5.悲しい時こそ元気に振る舞うことの真の理由
恋に破れたからといって、いつまでも鬱々としているのはあまりよくありません。悲しいときに大泣きするのは心の浄化作用を高めてくれますが、ずっとネガティブな感情に飲み込まれるのは避けましょう。心理学的に、心と体には密接な関係性があるとされます。ショックで気分が落ち込んで仕方がないときこそ、あえて明るく元気なフリをしてみましょう。そうすれば、無意識的に気分も上がり、がんばろうという気力が湧いてくるはずです!
【まとめ】

誰かを好きになると生まれるのは、ドキドキやワクワクというポジティブな感情だけではありません。好きになったからこそ苦痛に感じてしまうこともあります。その気持ちがいつか素敵な恋愛につながる糧となると良いですね!



