あなたも当てはまる!?「離婚する可能性が高い」人の特徴

あなたも当てはまる!?「離婚する可能性が高い」人の特徴

カップル

「結婚=幸せ」というわけではないのと同じように、「離婚=不幸」というわけでもありません。ただ、最初から「私、離婚しそうだな……」と思いながら結婚する人はそうそういないでしょう。

そこで今回は、「離婚する確率が高い」人の心理的傾向を見ていきましょう。

 

■恋愛から結婚への切り替えがうまくいかない?

心理学において、恋愛の3つの発展段階をSVR理論と言います。
第1段階の「出会い」では外見が重視され、第2段階の「恋人関係」では類似性(自分と相手が似ているかどうか)が重視され、第3段階の「結婚関係」では相補性(補いあい)が重視されます。

離婚しやすい人は、恋愛中と結婚してからのステージの変化に対応するのが不得意な可能性があります。恋愛においては、自分と似た相手の方が楽しいと感じますが、結婚後はお互いの至らない部分を補い合い、許し合うことが重要になるのです。

 

■自分の恋愛のタイプを把握していない?

心理学においては、愛の三角理論というものがあります。これは、恋愛の心理的要素は、親密性(感情的結びつきの強さ)情熱(相手と関わろうとする積極性)コミットメント(一緒にいる必要性)から成るとされます。この3要素それぞれの強弱により8つの愛情の型があるのです。

これに照らし合わせると、情熱の値が高く親和性とコミットメントの値が低いタイプの人、つまり一時の感情の高まりばかりで、結びつきの強さや関係を持続していこうとする意識の低い人は結婚に向いていないといえます。これは夢中愛というグループに定義され、結婚生活が続くにつれて相手に関心が無くなってしまう傾向にあるのです。

 

■交換的な人間関係を結婚生活に求めている

結婚後、2人の関係が潤うかどうかは、交換的な人間関係を重視しているか、それとも共同的な人間関係を重視しているかによります。交換的な関係は、援助に対してすぐにお返しをしたり、与えたのに返してもらえないと不満を感じる、共同作業は貢献度により報酬が分配されるべきという発想から成立するもの。

ビジネスシーンでは非常に友好的な関係を築けますが、結婚生活においてはぎくしゃくする要因になります。結婚生活のような損得に対してアバウトな間柄に、交換的な発想を持ち込むと離婚の危機に瀕することも。

 

結婚をする上では、感情的な盛り上がりも大切かもしれません。しかし、すべてその時の気分で決めてしまうと、あとあと後悔してしまうことも。結婚に関しては、まず相手のネガティブ面、特に借金、暴力、浮気性が無いかに着目し、その次に、自分と相手との相補性、つまり違っている部分をチェックして補い合える関係かを確認しましょう。ネガティブ面が少なく、相補性が高ければ、きっと結婚生活も安定的なものになるでしょう。(脇田尚揮)

脇田尚揮
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、現在テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出 書房新社)。