「彼(彼女)がいないと生きていけない」「常に誰かに愛されていないと不安」。もしあなたがそう感じているなら、それはもしかしたら「恋愛依存症」かも! 恋愛依存症は、特定の相手や恋愛関係に過度に執着し、自分を見失ってしまう状態を指します。この症状は、あなたの人生や心に大きな苦しみをもたらすだけでなく、健全な人間関係を築きにくくしてしまう危険も…。今回は、恋愛依存症の主な特徴や原因を男女200名に調査。そこから抜け出し、自立した幸せな恋愛関係を築くための方法もまとめました!
恋愛依存症の特徴は?
1.常に連絡を取り合っていないと安心しない
- 「頻繁に恋人に連絡をしないと落ち着かない」(29歳・女性)
- 「連絡がしつこい」(26歳・女性)
2.恋愛のことばかり考えている
- 「恋愛をせずにいられない」(22歳・男性)
- 「恋人中心の生活」(31歳・女性)
- 「恋愛関係にないと価値がないと思ってしまう」(26歳・女性)
3.尽くしすぎ
- 「相手に尽くしすぎ」(28歳・男性)
- 「相手に依存してて、自分がない人」(24歳・女性)
4.好きになりやすい
- 「相手をすぐ好きになる」(24歳・男性)
- 「交際相手が途切れない」(29歳・男性)
常に恋愛が中心で、恋人と頻繁に連絡を取り合っていないとソワソワと落ち着かないという、恋人中心の生活を送りがち。寝ても覚めても「恋人が最優先」になるため、生活スタイルが、自分よりも恋人中心に変わりやすいのも特徴だといえそうです。
自分は恋愛依存症だと思う?
Q.自分は恋愛依存症だと思いますか?
はい…7.5%
いいえ…92.5%
自身のことを恋愛依存症と感じている人は、7.5%とかなり少数派に。多くの人は健全な恋愛を楽しんでいるようですね。ではどんなときに恋愛依存症だと感じるのでしょうか? 「自分は恋愛依存症だと思う」と答えた男女に理由を聞いてみました。
恋愛依存症だと感じる瞬間
1.好きよりも疲れを頻繁に感じる
- 「相手に尽くしすぎて疲弊している」(37歳・女性)
- 「不安な気持ちが大きく疲れる」(27歳・女性)
2.常に繋がっていないと不安
- 「話していないと不安になる」(27歳・女性)
- 「連絡がないとしつこくなる」(28歳・女性)
- 「連絡が少しないだけで不安になる」(27歳・女性)
3.恋愛第一主義
- 「恋愛以外に本気になれない」(38歳・女性)
- 「その人だけになる」(33歳・女性)
好きなはずなのに相手のことを考えすぎたりして不安になると、疲れてしまいますよね。もちろん気持ちが大きい分、不安定になることはあります。ただそれが頻繁に起こってしまうと楽しい時間よりも不安な時間を多く過ごすことになってしまいます。
恋愛依存症の原因は?
1.いつも不安なことがある
常に自信がなかったり、不安だったりする人は、依存体質になりやすいといわれます。恋人との時間やつながりで、自分の不安を埋めようと必死になってしまうのです。
2.ストレス度が高い
何に依存するかは別として、依存しやすい人は、そもそもストレス度が高いことが指摘されます。次の項目で、自分にいくつあてはまるかチェックしてみてください。
- 寝つきが悪い
- 朝起きられない
- 仕事に失敗が多い
- 責任感がない
- 考え込んだり、イライラする
- 人と会いたくない
- 気分が落ち込み、泣きたくなる
- 体の調子が悪い
- 食事や飲酒の量が増えた
- 家族や友人への不平不満がある
あてはまる数が多ければ多いほど、ストレス度が高い証拠です。もし、8個以上あてはまるようなら、カウンセラーなどに相談したほうが良いレベルのストレスといえます。
3.自分に自信がない
人や恋愛に依存しやすいタイプの人は、自分に自信がないことが多いです。自分に自信がないため、他力本願的に「誰かに幸せにしてもらいたい」「誰かに救ってほしい」と、他人に依存してしまうといいます。
4.ひどく寂しい思いをした過去がある
寂しい思いをし続けた過去がある人は、その寂しさを埋めるために恋愛依存症になりやすい傾向があるとか。無意識にトラウマを克服しようとして、恋愛相手に過剰に心を開き、精神的に強く頼ってしまうといいます。
恋愛依存症から抜け出し自立するには
1.まずは依存の原因を取り除く
恋愛であれ、お酒やタバコであれ、依存する理由を取り除くことが根本的な解決です。その原因とはストレス。日常生活や仕事で生じるストレスを改善することが大事です。そのため、ストレス改善のためにリフレッシュ行動をしましょう。
2.自分の時間や生活を大切にする
自分がひとりになることを恐れるがゆえに、恋愛に依存してしまうわけです。できるだけ、自分の時間や生活を大切にし、楽しむように努力することが大切です。ありきたりな言葉ですが、“趣味をもつ”というのが大事なことなのです。
3.人間関係を広げる
実は、人に依存しやすい人は、人間関係が苦手な場合があります。人間関係が苦手だからこそ、特定の誰かにばかり依存してしまうのです。趣味をもつことが大事といいましたが、趣味を通じて人間関係を広げたりすると、依存から抜け出せるかもしれません。
4.自立する
自分の時間を大切にすると似ていますが、相手との程よい距離感を保つことも大切。相手に依存しすぎてしまうと、負担になり鬱陶しい存在に。お互い重荷にならないためには「自立すること」「適度な連絡」に気をつけて。
5.自分を肯定する
自分に自信がないから、何かに依存してしまうとご紹介しました。自分に自信をつけるためには、自分を肯定する言葉を投げる習慣をつけることが大切です。できるだけネガティブな言葉は口にせず、ポジティブな言葉に変換してみて!
【まとめ】
恋愛依存症を自覚している人は少なかったものの、中には無意識にそういった状態になってしまっている人もいるかも。恋愛依存症になってしまうと、恋人からも「重い」「うざい」などと言われ、関係がうまくいかないことも。でも大丈夫! 恋愛依存症は、心がけや習慣を変えれば改善できます。恋人中心の生活になりすぎている自覚があるならば、まずはほんの少し自分のための時間を増やすよう意識するだけでも、恋愛への依存心を減らせるはずです。