■地名でも四股名でもありません。「四方山」の読み方と意味、分かりますか?
知っている言葉でも、漢字で書かれると読めないもの、あるいは、簡単な漢字で書かれているのに読めない単語って、けっこうありますよね。
これまでの「意外と読めない」シリーズでは、「匿う」、「続柄」、「漲る」、「戦ぐ」、「間髪をいれず」、「偶々」、「態々」、「祝言」、「健か」、「湯湯婆」、「不束」、「長閑」といった、読めそうなのに読めない漢字を出題してきましたが、今回はこちらの漢字です!
「四方山」って、読める?
「山ってついているし、地名……?」
「力士の名前っぽい?」
そうではないことはみなさん分かっていそう。
でも、この単語を見たことがない人も多いかもしれません。
■もちろん、「しほうさん」ではありません
女子92人に読み方を聞いてみた結果がコチラ!
正解率は16%。
約半分の人が、「そもそも読み方の見当もつかない!」という結果に。
みなさんは、読めましたか?
■答えは…コチラ!
正解はコチラです!
「よもやま」です!
「……いや、『よもやまです!』って言われても……」状態の人もいるかもしれません。
ここで意味合いを確認しておきましょう。
「四方山(よもやま)」とは、「世間。また、世間のさまざまなこと」(『デジタル大辞泉』より引用)という意味で、たいてい「四方山話」という単語の形で使われます。
四方の山の話(=周りの物事)なので、確かに「世間話」とほぼ同じニュアンスで使えるということですね。
「四方八方(の山)」の「八方」が省略された形、という説もあるようです。
これからは「この漢字、読める?」といった四方山話をしてみては? (薄井大輔)
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