普段ひらがなやカタカナで見ることが多い言葉って、漢字表記になると急に読めなくなってしまうことがありませんか? たとえば「銅鑼焼」「笧」「成吉思汗」などは、音で聞けば誰もが知っている言葉ですが、漢字だとまるで知らない言葉のように見えますよね。
そんな「知っているのに読めない漢字」クイズから、本日チャレンジしていただくお題はこちらです!
「滷汁」。
こちらは「ろじゅう」とも読む日本語ですが、実はもう1つ、意外な読み方を持っています。その読み方は、音で聞けばわりとおなじみの言葉なのですが……さて、いったい何と読むのでしょうか?
■ここでヒント!
・ヒント1 どんなもの?
小学館デジタル大辞泉によると、「滷汁」とは「海水から食塩を析出(せきしゅつ)させたあとの残液」のことです。主成分は塩化マグネシウムで舐めると苦い味がすることから、「苦塩(にがしお)」とも呼ばれます。
・ヒント2 何に使う?
「滷汁」は、主に豆腐を作る際の凝固剤として使われています。
・ヒント3 別の漢字表記
この日本語は、「滷汁」の他に「苦汁」と書くこともあります。
ちなみに、ひらがなで書くと「◯◯り」の3文字になります。……なんとなく、「あれかな?」と思い浮かびましたか? それではこの辺りで正解を見てみましょう。
■正解は、こちら!
「滷汁」の読み方、正解は「にがり」でした!
「滷」という漢字はなかなか日常で使いませんし、「初めて見た」という人も多かったのではないでしょうか。「滷汁」よりは「苦汁」という表記の方が有名ですが、どちらにしてもなかなかの難読語ですよね。
身近な言葉がちょっと新鮮に見えてくる、CanCam.jpの日本語クイズは、毎朝6時に更新中です。休憩や通勤のおともに、他の問題も解いてみてくださいね。
(豊島オリカ)