亭主関白とはどういう男性?モラハラ夫との違いや上手く付き合う方法

亭主関白はどんな男性?モラハラ夫との違いと上手く付き合う方法

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威張ってばかりで家事や育児に協力しない……。亭主関白ってちょっと時代とマッチしていない気がしますよね。ですが、意外と亭主関白なメリットも多いんです。そこで今回は、亭主関白の意味やモラハラとの違い、亭主関白の特徴・メリットを解説します。また、亭主関白な夫と上手く付き合う方法もご紹介しますね!

亭主関白とはどういう意味?

亭主関白の意味

亭主関白(ていしゅかんぱく)
家庭内で、夫が支配権を持っていること。

出典:デジタル大辞泉(小学館)
夫が妻に指示を出し、妻がそれを聞く。現代では少なくなりましたが、少し前の日本では亭主関白な家庭が一般的だったのではないでしょうか。

モラハラ夫との意味と違い

モラル‐ハラスメント【moral harassment】
暴力は振るわず、言葉や態度で嫌がらせをし、いじめること。精神的暴力。精神的虐待。モラハラ。

出典:デジタル大辞泉(小学館)
亭主関白とモラハラ夫は同じような意味に思われやすいですが、モラハラは精神的な虐待行為です。区別はつきにくいですが、夫が妻のことを考えているのか、妻が辛いと感じていないかなどが違いを見分けるポイントかも。

亭主関白の対義語

かかあ天下(かかあ‐でんか)
一家の中で妻が夫よりも強い権力を振るっていること。

出典:デジタル大辞泉(小学館)
夫ではなく家庭内で妻の方が権力を握っている状態をかかあ天下と言います。女性が強く、いわゆる男性が妻の尻に敷かれている状態ですね。

亭主関白の特徴

頑固

ザ・昭和の父親といえば頑固なのが当たり前でした。自分がこうと思ったら家族の言うことは聞かず、意見を変えることはないのが亭主関白な夫の特徴のひとつです。

態度が大きい

亭主関白な夫は、つねに偉そうな態度をとっているのが最大の特徴です。妻に対して命令のような口調で話したり、ときには「あれ」など指示語だけで意思疎通を図ろうとしたりします。

家事は妻まかせ

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家のことはすべて妻にまかせて、自分は家事を一切しません。もちろん育児についても妻に一任。それなのに「掃除ができてない」とか「子どもの教育がなっていない」などと口出しします。

感謝を口にしない

シャイで恥ずかしがり屋なところもある亭主関白の夫。感謝の言葉は思っていても口に出さないことが多いです。また内心では妻に甘えているため「ありがとう」なんて言わなくてもきちんと伝わっているだろうと思い込んでいるふしも……。

自分が正しいと思っている

いつも自分のことが正しいと思っているため、間違いを認めません。その心の底には、妻が自分のことをわかってくれているだろうという安心感があるのかも!?

亭主関白になりやすい男性の特徴

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プライドが高い

プライドが高い男性は、相手が自分のいうことを聞かないと気がすまないところがあります。そのため、結婚すると妻への態度が横柄になりやすいです。自分の非を認めることができないため、謝ることも苦手。

女性はこうあるべきという考えがある

現代には合わない考え方ですが、「女性は結婚したら仕事をやめるべきだ」とか「女性は家事ができなければならない」などの考えを持っている男性は、亭主関白予備軍と言っていいでしょう。

親も亭主関白だった

育った環境が当たり前に亭主関白の家庭である場合、そう振る舞うのが当然で自覚症状っがまったくないということも。他人の家と比べる機会は少ないため、自分も父親のように自然と振舞ってしまうのです。

亭主関白なメリット

亭主関白な夫って、結婚すると苦労しかしないような気もしますよね。ですが、意外なメリットもあるんです。

家族を大切にしてくれる

亭主関白な夫は家庭を顧みず仕事ばかりしているように見られがちですが、その理由は家族を守りたいから。家族を大切に思うからこそ、自分は外でしっかり働こうと必死なのです。

頼りがいがある

自分の意見ばかりを押し付けてくるように見える亭主関白ですが、裏を返せば頼りがいがあるとも言えます。いざというときには、しっかりと家族を守る行動をとってくれるはず。

真面目で仕事熱心

結婚してから不倫をするようなタイプの男性は、亭主関白にはなりません。亭主関白な夫は、もともと真面目で不器用なことが多いのです。そのため、仕事と家庭の両立は難しいですが、浮気をするようなこともありません。

亭主関白な夫といい夫婦でいるコツ

話を全部真に受けない

家で支配権を握っている夫の話をすべて真に受けていると、精神的にも辛くなってしまいます。小言などが始まったら適当に受け流し、逆らわない程度に聞いておくのが最善です。

相手をほめる

亭主関白な場合に限らず、相手を褒めることは夫婦円満のコツです。褒めて持ち上げておけば、相手の承認欲求も満たされ、必要以上に威張り散らされることも少なくなるのでは?

尊敬するポイントを見つける

相手に対してひとつでも尊敬できるポイントがあれば、その他のマイナス点にも目をつぶりやすくなるのではないでしょうか。

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【まとめ】

亭主関白な夫について解説しました。今の時代にはちょっとそぐわない感じがするかもしれませんが、人によっては頼りになり真面目に働いてくれる夫に父親の姿を重ねてしまうかも。あまりにも家庭のことを考えない行動は困りますが、仕事を頑張って家族のために必死になっていると思えば許せるかもしれませんよ。