結婚前のカップルの同棲生活には、賛否両論ありますよね。「結婚前のお試し期間として、メリットは大きそうだけど…デメリットが気になって一歩踏み出せない！」なんて方も多いかもしれません。今回は同棲について経験者に徹底調査。結婚前の同棲のメリット・デメリットのほか、同棲前に話し合うべきこと、結婚に至るまでの期間などを聞いてきました！
Contents
結婚前の同棲はよくない？正直な意見を調査！
まずは、20～30代の同棲経験がある女性たちに、同棲してよかったことを具体的に聞いてみました。
同棲経験者が考える「よかったこと」
1．いつも一緒
- 「いつも一緒にいられること」（24歳・会社員）
- 「仕事で忙しくても、帰れば話してストレス解消になる」（33歳・その他）
- 「毎日愛する人といられて幸せだと思う」（34歳・会社員）
同棲すれば、忙しい毎日の中でも確実に「ふたりの時間」を作れます。朝と晩に一緒に過ごせるだけでも、ふたりの絆は順調に深まっていくでしょう。一緒にいることがストレスにならないふたりであれば、メリットは大きいといえそうです。
2．「お付き合い」だけではわからないことが分かる
- 「お互いの生活リズムを肌で感じる」（24歳・会社員）
- 「お互いの良いところ悪いところがわかる」（23歳・会社員）
- 「相手のことをよく知ることができる。自分の知らなかった姿も見えてくる。他人と暮らす厳しさを知る」（27歳・会社員）
結婚前に「相手の生活の実態」を知ることができるこも、同棲生活のメリットだといえるでしょう。とはいえ、見えてくるのは「良い面」だけとは限りません。場合によっては、「同棲生活のデメリット」にもつながるのかもしれません。
3．結婚に向けた準備も順調！
- 「きちんと家事をできるようになった」（27歳・公務員）
- 「家賃半額」（38歳・専業主婦）
- 「結婚を前提にしたので、結婚式の準備がスムーズだったし予定も合わせやすくなった」（29歳・会社員）
結婚前の段階として、同棲生活を採り入れるカップルも多いようです。家事力の面でも金銭面でも、また負担の大きい結婚式準備においても、ふたりの協力体制がしっかりと築けそうですね。
実際に同棲生活を経験した女性たちの意見からは、具体的な「悪いこと」よりも「よいこと」が目立つ結果となりました。しかし実際には、同棲前にためらうカップルが多いのも事実です。続いて、同棲への不安の声をまとめました。
同棲未経験者が考える「同棲への不安」
1．ズルズルするのでは？
- 「期限付きの同棲ならいいけど、無期限の同棲はそのままズルズルして結婚までたどり着かなそうだから」（26歳・会社員）
- 「ダラダラと続いて結婚へと繋がってるのを見たことがないから」（27歳・会社員）
一緒にいる時間が心地よいのはいいことですが、結婚する意味を見失ってしまうのでは？という意見が目立ちました。結婚前の期間限定で、6か月もしくは1年などと、期限を決めておくのがおすすめです。
2．ストレス度アップ！
- 「同棲している間に嫌なことのほうが多く見えてきそう」（29歳・会社員）
- 「他人と暮らすのはストレスが大きそう」（21歳・学生）
たしかに他人と一緒に生活することはストレスになることも。はいえ、本気で結婚を考えるのであれば、いずれ乗り越えなければならない壁でもあります。「この人となら…！」と思える相手を見極めることも、重要なのでしょう。
同棲前に話し合ったことは？
続いて、株式会社LIFULL（ライフル）がパートナーと同居している既婚男女2,558名を対象に行った「同棲・同居前に話し合っておくべきこと」に関する調査結果を見ていきましょう。
Q．同棲・同居前に話し合ったことは何ですか？
現在のパートナーと一緒に住むにあたり事前に話し合ったことを聞いたところ、共働き世帯・配偶者控除世帯・専業主婦/主夫世帯・すべてにおいて「お金の管理方法」が1位、「生活費の分担」が2位となり、お金にまつわる項目に票が集まりました。
また、共働き世帯と専業主婦/主夫世帯で比較したところ、大きく違いが現れたのは「生活費の分担」、「家事の分担」という項目。共働きの場合は共に収入がありますが、家事に費やせる時間に制限があるため、「不平等→不満」に変わってしまうことも簡単に想像できます。お互いの役割をしっかり決めておいて損はなさそうですね。
結婚前の同棲、良かったこと・悪かったこと
続いて、同棲して良かったことも聞いてみました。
同棲して良かったことは何ですか？
1位 相手を理解できる
2位 一緒に過ごす時間が増える
3位 結婚生活のイメージが湧く
1位は「相手を理解できる」でした。同棲すると「よそゆき」ではない表情も知ることができます。「悪いところも含めて好きになった」「自分の素も知ってもらえて良かった」と、相手の素を知ることで、また自分の素を曝け出すことで、お互いを深く理解し、絆や愛情を深められるのは、同棲の重要なポイントですよね。
Q．同棲して良くなかったことは何ですか？
1位 ひとりになれない
2位 相手の嫌な面が見える
3位 関係がマンネリ化する
逆に同棲のデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか？ 1位は「ひとりになれない」でした。同棲すると、基本的にパートナーと過ごすことになるので、ひとりで過ごす時間は必然的にほとんどなくなってしまいます。特にワンルームで同棲していると、別々の空間で過ごすことも難しいので、逃げ場がなくなってしまいます。「ひとりの時間を持ちたい」というのは当たり前のことなので、うまくプライベートな時間を作ることが重要ですね。
同棲を始めてから結婚に至るまでの期間は？
続いて、株式会社インタースペースが全国の20〜40代の男女398名に行ったアンケート結果をご紹介します。
Q．同棲後、結婚に至りましたか？
結婚した 63.9%
まだ結婚していないが予定がある 8.9%
結婚の予定はないが同棲は続ける7.0％
同棲を解消する予定 2.5％
結婚をせず、同棲も解消した 16.5%
答えたくない 1.2％
同棲後そのパートナーと結婚に至ったか聞いてみたところ、同棲後、「結婚した」と回答した人が6割以上、「結婚をせず、同棲も解消した」と回答した人が2割弱という結果になりました！ 同棲＝結婚の前準備と考えている人が多いのでしょうか。結婚後に思わぬすれ違いが起きないように、同棲をして本当の相性を確かめるという人が多数派なのかもしれませんね。
Ｑ．同棲を始めてから結婚に至るまでの期間はどのくらいですか？
半年以内 35.6%
半年～1年以内 18.8％
1年～2年以内 24.8％
2年以上 20.8％
「同棲後、結婚をした」と答えた方に結婚までどれくらいの期間同棲をしたのか尋ねたところ、期間別で大差はないものの、半年以内に結婚を決めている人が最も多く4割近くという結果になりました。元々結婚をする前提で同棲を開始する人や、半年もすれば結婚したい相手なのかどうか判断できる人が多いと考えられます。
同棲するとケンカは増える？仲直りの方法も！
Ｑ．同棲してケンカは増えましたか？
増えた 28%
減った 8%
どちらともいえない 64%
増えたという人も3割程度いますが、あまり増えたと感じていない人が6割以上。ただ、減ったと感じている人は1割未満なので、同棲によってケンカが減ることはあまりないようです。
Q．ケンカしたときの仲直りの方法は何ですか？
＜全体の上位回答＞
きちんと話し合う 27.8％
冷却時間を置く 22.5％
すぐ謝る 18.5％
きちんと話し合う、冷却期間を置く、すぐ謝るなど、基本的な方法が並びました。まずはしっかり話し合い、すぐ謝ること。ヒートアップしてしまいそうなら、少し時間を置くことが大切だといえそうですね。
【まとめ】
憧れる人も多い同棲生活ですが、「いざ自分が」と考えると、不安が大きいのも事実ですよね。とはいえ経験者のちの意見を聞くと、「結婚前のお試し段階」としてのメリットは非常に大きいといえそうです。「この人となら」と思える相手と巡り合えたら、一度同棲してみるのも良いのかもしれませんね！
