【嫉妬深い男の特徴って? 対処法と嫉妬心のコントロール法】
愛の深さと嫉妬深さは別物。いくら好きで付き合いはじめた彼氏でも、あまりにも嫉妬心が強いとうんざりしてしまいますよね。
そこで今回は、嫉妬深い彼氏の特徴、そんな彼氏を黙らせる対処法、さらには自分自身も嫉妬心に駆られてしまったときの行動心理テクニックなどを一挙ご紹介します!
【嫉妬深い男の特徴】
出会った頃には一途でいいなと思っていた相手も、関係性の変化の中で「嫉妬深い」という印象が強くなっていってしまうことがあります。
そこで今回は、「普段の行動からわかる嫉妬深い男の特徴」をご紹介いたします。
■友達を”マーク”される
あなたの予定を事細かにチェックしてくる人が要注意なのはもちろんのことですが、中でも“会う相手”を都度訊いてくるようならかなり嫉妬深いと考えていいでしょう。
エスカレートしていくと、よく遊ぶ友達を「ああ、あの人ね」と覚えてマークしてくるようになるかも。嫉妬の矛先が友達にまで向いたら……面倒なことになりそうですよね。
■自分を卑下する口癖が多い
嫉妬心は、自信がないことの表れと考えることができます。「見捨てられるのではないか」「愛されるに足る存在じゃないんじゃないか」という思いが根底にあり、それゆえあなたを離すまいと「自分はダメだ」というフレーズを用いて、暗に「お前がいてくれないとダメになるんだよ」というメッセージを投げかけているのかもしれません。
■恋人がハデな服装・メイクをするのを嫌がる
嫉妬心が強い人は、恋人が派手な服装やメイクをするのを極端に嫌がることがあります。
もしも「自分と会うとき以外は地味にしてほしい」というようなニュアンスのことを言ってきたら、束縛が強い人のサインと考えて、今後の接し方を慎重に考えて見たほうがいいでしょう。
■他の男性が周囲にいるとやたらベタベタしてくる
男性が多くいる場所で、あなたと彼が一緒にいる際に、もしも彼がいつになくベタベタしてきたら危険信号です。
彼の内面ではほかの男性に対して警告、つまり“アラーム”を鳴らしているのです。心理学においては男性の嫉妬は「競争心」に基づくもの。「自分の彼女だから手を出すな」というメッセージを発しているのです。この状態で、あなたが他の男性と仲良く話でもしたら、かなり険悪なムードに。
嫉妬深い男性と付き合うと、束縛から自分の世界がかなり狭まってしまうこともあります。
ただ男友達と会うだけなのに止められたり、スケジュールを逐一報告しなければならなかったり。あなたにもし彼を変えていけるという自信とやる気があったとしても、それって恋人関係と呼べるのでしょうか。
2人の関係性がいびつになってしまっていないか、都度自問自答してみてください。(脇田尚揮)
>嫉妬深い男を見抜け!普段の行動からわかる「嫉妬深い男」の特徴
【嫉妬深い彼氏を黙らせる4つの方法】
愛情が行きすぎると嫉妬深くなり、恋人にとってたいへんな重荷になりかねません。
束縛したりスマホを覗き見されたり……経験がある人もいるのではないでしょうか。
そんな事態に陥るのを未然に防ぐため、嫉妬深い恋人への対処法を学んでおきましょう。
■嘘くさい言葉でも“スリーパー効果”でじわじわ効いてくる
恋人から浮気を疑われるとき、後ろめたいことがないほうがかえって「してないよ!」しか言えることがなくて、潔白を証明するのが難しかったりしますよね。
でも、嘘くさく聴こえるかな? と感じるような言葉でもちゃんと効果があるのです。それを心理学では“スリーパー効果”と呼びます。
すぐに効果が表れるものではありませんが、繰り返し言い続け、時間が経つにつれて徐々に効いてくるのです。こうした効果が得られるのは、人の記憶が「情報そのものの内容」より、「情報の信憑性」のほうを先に忘れるため、嘘くさい情報でもその「嘘くささ」を次第に忘れてしまうからだそう。
「浮気なんて絶対しないから!」と都度釘を刺しておくのはそれなりに効果的ということです。
■“もしも私があなたなら”作戦
嫉妬深い人は、常に「自分を捨てるんじゃないか」という不安で頭がいっぱいです。そんな相手を納得させる効果の高い方法があります。それが“イエス・バット法”です。これは、例えば彼から浮気を疑われた際には「そっか、心配になっちゃったんだね」「確かに疑わしいところがあったかもね」と一度相手の疑念を受け入れた上で否定する話し方。
そうすることで、相手に“自分の立場に立って考えてくれている”と安心感を抱かせ、否定の言葉を通しやすくできるのです。
■大多数の意見を味方につける“同調効果”
心理学者ソロモン・アッシュは、ひとりなら間違えないような選択でも、周りの人に流されて間違った結論に至ってしまうことがあることを実験を通じて立証しました。
例えば恋人の遊びの予定を逐一知っておきたがる彼氏の場合、「休みの日の予定を全部彼氏に報告するのは変でしょってみんな言ってるし……」と周囲の人の存在をちらつかせるのです。
■“ペルソナ・ペインティング”で受け止め方を変える
あまりに束縛されたり干渉されたりすると、怒って拒否してしまうこともあるかもしれません。でも、それが余計に嫉妬心の炎に油を注いでしまうことも。
そんなときは、“ペルソナ・ペインティング”を活用してみましょう。これは心理学者のユングの「人は状況に合わせて複数のペルソナ(仮面)を使い分けている」という言葉に基づき、自分に役柄を投影し、振る舞うというもの。例えば、恋人からの粘着にうんざりしたときには、サバサバした気質の友達など、身の回りの強い意思を感じる人になりきって、きっぱりとNOを突きつけるのです。
愛情と嫉妬とは切り離すことができない関係にあります。激しい嫉妬は面倒なものですが、恋愛のエネルギーにもなります。ある心理学者の調査によると、7年間の間に結婚したカップル(全体の4分の1)を調べてみると、嫉妬心が強い相手と付き合っていた人が多かったという結果が出ています。もしも恋人に嫉妬しなくなったら、それは愛情消失のサインともいえるのかもしれません。(監修:認定心理士・脇田尚揮)
【じゃあ、嫉妬心を抑える方法って?】
最後に、あえて逆に自分自身が嫉妬心を抱いてしまったときに、その気持ちを抑える方法をチェックしておきましょう。
例えば恋人が女子の友達と仲良さそうに電話しているときなど、嫉妬心に襲われることはありませんか?
今回はそんなときに自分の感情をコントロールするために意識するといいポイントをいくつかご紹介します。
■嫉妬は自然なこと
嫉妬と聞くとネガティブな印象があるかもしれませんが、この感情は、心理的な防衛システムとして必要なもの。
自分のパートナーを奪われそうになるとき、その相手に敵意を抱くのは自然な作用なので、罪悪感を抱く必要はありません。
だからこそ、いきすぎないようにしっかり嫉妬心をコントロールすることが重要なのです。
■「競争することをやめる」ことから始めて
嫉妬心の根底には、他人と自分とを比べる「他者評価」の心理があるといわれています。恋人にとっての自分が「こういう人間だ」という確固たるものがないと、自分以外の人が恋人にとってより大切な存在になってしまうのでは、という恐怖を抱いてしまいます。
その恐怖が嫉妬心の根っこにあるのです。脱却するには、まず自分を他の誰かと比べるのをやめること。
■最大の対策は「自己評価を高める」こと
嫉妬心は、自分が相手(彼の女友達)よりも劣っているかもしれないという心理からどんどん増幅されてきます。
自己評価が低い人ほどその感情に囚われてしまいやすいのです。
つまり、自分を好きになってあげることが大切なのです。自分を好きになれれば、些細な環境の変化に振り回されることはなくなり、嫉妬心にかられることは少なくなるはず。
自信がない人はそれこそが難しいのですが……、じっくり時間をかけて向き合って、自分を好きになるポイントを探してみましょう。
■執着心を手放すためには
嫉妬をするもうひとつの理由として挙げられるのは、パートナーに対する「執着心」。
心理的に「彼がいなくなると私はダメになる」という思い込みが、あなたの心の中を嫉妬心で塗りつぶしてしまうのです。それを防ぐためには、精神的、経済的、社会的にと、あらゆる面で自立することがポイントです。
しっかり働いて稼ぎ、友人との関係性に満たされ、趣味などの楽しみがあれば、恋人だけに執着する理由が自然となくなるはずです。
■最終防衛ラインを引く
上記のことに気をつけていても、やはり感情が収まらないこともあるかと思います。
そんなときは、他の人と「これだけはしてほしくない」というボーダーラインを彼に伝えましょう。例えば、「ふたりきりで飲みに行くのはやめて」といったように明確な基準を伝えましょう。
なまじサバサバした自分を演じようとすると、結局自分の首を絞めてしまうので、あえて釘を刺しておくことで心理的な安心感を確保しておくのが安全です。
嫉妬心に囚われると正常な判断ができなくなり、人間関係のトラブルを招いてしまうことも少なくありません。
そうは言っても、嫉妬心はなかなかコントロールしにくいもの。今回紹介したポイントを意識して、自分の心とうまく付き合っていってくださいね。(監修:認定心理士・脇田尚揮)