将来を考え始めたカップルの第一歩といえば…「同棲・同居」が頭に浮かぶという方も多いのではないでしょうか? でもそうはいっても、うまくいかなかったらどうしようと考えると、簡単に踏み出せないものですよね。
さて今回はそんな皆さんの不安に寄り添うべく、株式会社LIFULL(ライフル)がパートナーと同居している既婚男女2,558名を対象に行った「同棲・同居前に話し合っておくべきこと」に関する調査を見ていきます!
「同棲・同居」のタイミングって?
最初に質問したのは「同棲・同居のタイミング」について。
最も多かったのは「結婚後」(40.6%)という結果に!しかし「婚約・結婚前」(38.4%)、「婚約中」(19.5%)とあわせて「結婚前後」の括りで見ると「結婚前から」一緒に住む方が多数派でした。
同棲・同居前に話し合いは必要?
まずは「同棲・同居前に話し合ったことがある?」という質問をしてみたところ、過半数の66.5%が「話し合った」という結果に。
それではこの結果を踏まえて、続いての質問を見ていきましょう。
【話し合いの有無別】ぶっちゃけ、今の夫婦仲って…?
「事前に話し合ったことがある」と回答した人に「今の夫婦仲」について聞いてみたところ、「良好」(「とても良い」「どちらかと言えば良い」を含む)と答えた割合は78.8%という結果に! 一方で、「事前に話しあったことはない」と回答した人の中で、夫婦仲を「良好」と答えた割合は64.3%となっており、約15ptの差がつきました。
2人にとって大きなターニングポイントともいえる、同棲。大切な時にちゃんと意見の交換をしておくことは、未来に良い影響をもたらしそうですね。
同棲前に話し合ったことは?
では具体的に「同棲をする前に話し合っておく必要がある事」とは、何が挙げられるのでしょうか?
現在のパートナーと一緒に住むにあたり事前に話し合ったことを聞いたところ、共働き世帯・配偶者控除世帯・専業主婦/主夫世帯・すべてにおいて「お金の管理方法」が1位、「生活費の分担」が2位となり、お金にまつわる項目に票が集まりました。
また、共働き世帯と専業主婦/主夫世帯で比較したところ、大きく違いが現れたのは「生活費の分担」、「家事の分担」という項目。共働きの場合は共に収入がありますが、家事に費やせる時間に制限があるため、「不平等→不満」に変わってしまうことも簡単に想像できます。お互いの役割をしっかり決めておいて損はなさそうですね。
【同棲・同居前に話し合っておくべきことランキング】
続いてご紹介するのは【同棲・同居前に話し合っておくべきことランキング】です。
各内容について、「話し合った」と回答した人の中で夫婦仲が良好な人(「とても良い」「どちらかと言えば良い」含む)がどれだけいるかを調べ、割合が高い順に「同棲・同居前に話し合っておくべきこと」としてランキング化してました。
夫婦仲が良好な人の回答割合が最も高かったのは「家事分担」という結果に! 続いて「連絡に関すること」、「されたら嫌なこと/譲れないこと」が2位、3位にランクインしました。
■【世帯別】話し合っておくべきことランキング
続いて、世帯別に話し合っておいたことが良いことをランキング化してみました↓
総合1位の「家事分担」はいずれの世帯においてもTOP5にランクイン。家事分担について事前に話し合った割合は共働き世帯が29.1%に対し、専業主婦/主夫世帯は16.3%と差がありましたが、専業主婦/主夫世帯でもしっかり話し合っておくことが重要なようです。
また、共働き世帯・専業主婦/主夫世帯ともに1位は「連絡に関すること(方法・タイミング・頻度など)」という結果に。
パートナーと自分との関係性や、大切にしたいことから、自分たちなりの「話し合っておきたいこと」の項目立てをしてみてくださいね♪
パートナーの「家事」に対する不満はある?
せっかく家事分担をしても、その先が上手くいかなければ意味がないもの。
そこで、パートナー(夫/妻)の「家事」に関する不満について4項目(「家事を担当したがらない」「担当の家事をし忘れる」「家事の質が悪い」「どちらでもない家事を率先してやらない」)で聞いたところ…
全ての項目で「女性の不満が男性を上回る」という結果になりました。
中でも、「どちらでもない家事を率先してやらない」については不満を抱える(「とても不満がある」「やや不満がある」含む)男性が30.3%なのに対し、女性は56.0%と大きな差が。
最近は「名もなき家事」という言葉も定着してきましたが、名前の認知が上がっても「名もなき家事を見つける・率先してやる」という行動にはまだ紐づいていない人も多いようです。
おわりに
2人の将来を考えるうえで大切な「同棲・同居」に関する事。お互いに不満が積もってしまわないように、事前にしっかり話し合いをすること、そして同棲・同居が始まったあともお互い歩み寄ることで、ストレスのない生活を目指したいですね♡ (おだかれん)