
大好きだったはずの彼氏のちょっとした言動に、ついイライラしてしまう。そんな自分に自己嫌悪を感じていませんか? 彼氏へのイライラは、「愛情がない証拠」ではないのかも。今回は彼氏にイライラしてしまう原因や、対処法をまとめました!
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彼氏にイライラすることはどれくらいある?

Q.彼氏にイライラすることはどれくらいありますか?
よくある 93人(23.3%)
たまにある 142人(35.5%)
ほとんどない 78人(19.5%)
ない 87人(21.7%)
20~30代女性400人に聞いてみたところ、「たまにある」と「よくある」を合わせると約6割。半数以上の女性がイライラすることがあるようです。イライラすることは特別なことではようですね。
彼氏にイライラする原因

1.態度がそっけない
彼の仕事が忙しかったり、他のことに気を取られてばかりだったりと、自分への態度がそっけないと、ムカついてしまうという女性も多数。「ちゃんと私の話、聞いてる?」「失礼じゃない!?」などとイライラが募り、そのうちに爆発してしまう人も…!?
2.連絡が取りにくい
LINEや電話をしても、なかなか彼と連絡がつかないとイライラが募り、そのうちにムカついてくる女性も多いようです。「何かあったのかな」「どうしたんだろう」などの不安や心配を通り越してしまうと、「こっちがこんなに心配してるのに、なんで連絡取れないの!」とイライラしてしまいがちです。
3.デリカシーに欠ける
彼がデリカシーに欠ける発言をすると、その瞬間に、彼氏にイライラしてしまう女性も少なくありません。「親しき仲にも礼儀あり」は、カップルにもいえること。彼女への甘えから、失礼なことをたくさん言ったり思いやりに欠ける行動をしたりする彼には、イライラしても当然かも!
4.嘘をつく
バレバレな嘘をしょっちゅうつかれたりすると、イライラするという意見も。わざわざ嘘をつかなくてもいい場面で、意味不明な嘘をついているのが見え見えなときほど、イライラしやすいでしょう。
5.だらしない
彼がルーズな性格で、時間や約束を守らなかったりやるべきことを後回しにしたり、借りたお金を返さなかったり…ということが続くと、それが原因で彼にイラつく女性も多いよう。何度か話し合いをしても改善されない場合には気持ちも冷めてしまうかも。
6.デートの約束をしても遅刻が多い
付き合って気が緩んできたのか、遅刻するようになる彼にイライラするという人も…。待たされるイライラと同時にデートが楽しみじゃないのかな?と残念な気持ちにもなります。
7.女友達とやたら仲がいい
人気者な彼氏と付き合うと直面するのか女友達問題…。完全に関係を切れとは言わないものの、あまりにも連絡頻度や会うことが多いと気になりますよね! これは要話し合い案件です。
8.話をまともに聞いてくれない
特に相談事をしているときにこんな対応をされたらイライラするかも。しかもこういう男性に限って、こちらが適当な返事をしていると怒ったりすることがありますよね! どうでもいい話ならまだしも真剣な話をしているときにまともに聞いてくれない人は、この先も頼れなさそう…。
彼へのイライラ原因別対処法

続いて、彼へのイライラ対処法を原因別にみていきましょう。認定心理士の脇田尚揮さんに伺いました!
1.相手がリードしてくれない
恋人に対するイライラの原因のひとつとして、優柔不断でリードしてくれないというものが挙げられると思います。しかし、その怒りの根底にあるのは、あなた自身の理想の高さにあるのかもしれません。相手に対する心理的なハードルが高ければ高いほど、期待値も大きくなりイライラが募ってしまうのです。
その対処法としては、「そもそもふたりの間のことはふたりで話し合って決めるもの」という点を改めて認識すること。これまでのあなたはある意味で相手任せなところがあったかもしれません。お互いに協力し合ってともに歩んでいくという姿勢を見せれば、相手も態度を改めてくれるかもしれません。
2.束縛が激しい
愛してくれるのはうれしいけど、束縛が激しいのは少々問題ですよね。何をするにも詮索されたらイライラしても仕方ないといえます。しかし、その原因はあなた自身と相手との愛着行動の違いにあるのかもしれません。束縛が厳しいと感じるなら、相手は不安愛着型の可能性が高いといえます。これはあなたの心変わりを心配して、常に一緒にいたいと考える傾向。そういった傾向の相手とはちょっと付き合い続けるのが厳しい…ということであれば、お別れも視野に入れたほうがいいかも。
3.上から目線
どんなに好きな人でも、上から目線でものを言われるとイラッとすることもありますよね。でも考え方を変えてみると、相手は自信がないから偉そうにするのかもしれません。そこで、相手の自尊感情をうまくくすぐることで、自分の意見を通す「アサーション技法」を実践してみましょう。相手には一歩引いて立てているように見えるかもしれませんが、その実、上手に相手を転がすのです。それができるようになれば、相手をかわいく感じさえもするはず。
4.会話が少ない・かまってくれない
付き合っている相手がかまってくれなかったり会話が少ないと、寂しくてイライラと不満がつのってしまうもの。でもそれは、あなた自身の時間がたくさんあると言い換えることもできます。心理学者エリック・ジョンソンの理論からすると、いったん意識を周囲へ向けるようにすることで、解消される場合も少なくありません。自分の時間を大切にできれば、あなた自身も心理的に安定して寂しさを感じることも少なくなるでしょう。
彼氏にイライラしてしまったときの心理的対処法
続いて、彼にイライラしてしまったときの心理的対処法を、引き続き認定心理士の脇田尚揮さんに伺いました。
1.アンガーマネジメント(怒りのコントロール)を身につける
オーストリアの精神科医アントン・メスメルは、自分に暗示をかける“催眠療法”を提唱しました。これは言葉による暗示で心の状態の改善を目指すものです。他者に対して行うものと自分に対して行うものとのふたつがあり、後者を自己催眠と言い自己暗示とも呼ばれます。この自己暗示を応用して、相手にイライラしたときに、「私は今心が穏やかになりつつある」、「私の怒りは消えつつある」と、現在進行形で自分の心の中で呟くようにしてみましょう。自然とイライラが無くなっていくはず。
2.楽しい思い出を想起する
記憶は心理学にとって欠かせない研究対象。ゴードン・H・バウアーは、情動と情報は一緒に記憶の中に貯蔵されると考えました。言い換えると、感情と出来事は一緒に覚えられているということです。そのため、幸せな気分のときはポジティブな出来事を思い出し、イラッとしたときはネガティブなものを記憶しやすい傾向があります。そのため、相手にイライラしたときは不快な過去を思い出してしまいがちですが、なるべく楽しかった記憶を思い出すようにしましょう。楽しい思い出で塗り替えれば、怒りの感情は急速にしぼんでいくはず。
3.別人になりきってみる
相手に対してイライラしたとき、ストレスを感じにくくする心理的方法があります。それが“ペルソナ・ペインティング”と呼ばれるテクニックです。心理学者ユングは、人は状況に合わせて「複数のキャラクター=ペルソナ(仮面)」を使い分けていると提唱しました。後輩に言われて腹が立つことも、先輩なら聞き入れるというのは、それぞれペルソナが違うからだといえます。そのため、相手にイラっとしたら、「自分は一流のクレーム処理係」だと思ってみましょう。そうすれば、どんなことも受け流せるようになるはず。
4.深呼吸して6秒間待つ
心理学者エバンスらがアメリカとインドのバス運転手を対象に調査を行った結果、両国において攻撃的な行動に出やすい性格の人が事故を起こす回数は、そうでない人に比べて数倍多いというデータが確認されました。このことからも、人に対してイラっとするような攻撃的な状態だと、言うべきでないことを言ってしまったり、失態を犯してしまうことが多くなってしまうのです。そのため、まずは深呼吸して自分の中の攻撃性を抑えるようにしましょう。たいていの怒りは、「6秒間」待つことで消えるという実験結果もあります。
彼氏にイライラしたとき、自分を落ち着かせる方法

彼にイライラばかりしていると自分もつらいですよね。上記にもありましたが、自分を落ち着かせる方法を知っておくと楽になれそう。引き続き認定心理士の脇田尚揮さんに教えてもらいました。
1.不満を軽くするために”受け止め方”を調整!
心理学者リチャード・ラザルスは、ストレス・コーピングという概念を通して、ストレス状況に対する自分の感情や行動をコントロールしたり、その環境を変えて自分を成長させることの大切さを説きました。そのため、彼の嫌いな部分をどう受け止めるかが重要に。例えば、遅刻癖のある彼に関しては、時間を守れないダメな人と認識すると腹が立ちますが、時間の感覚があいまいな相手だと認識すれば自然と怒りも収まるはずです。
2.思い込みから自分を解放する”ラショナル・ビリーフ”
コップに半分ある水を見て、「まだ半分ある」と考える人と「もう半分しかない」と考える人がいます。これは“認知のしかた”の違いが原因です。彼の嫌いな部分も同じく、“思い込み”による不快感が原因です。
そこで、心理学者アルバート・エリスが提唱するRET(論理療法)を試してみましょう。ある事柄に対して、「~しなければならない」という思考に固執するのを手放すのです。つまり、“ラショナル・ビリーフ”(合理的な考え方)に変えるのです。例えば、少し軟弱な彼なら「頼りがいのある人であるべき」という思い込みを「頼りがいのある人になってくれたらいいな」と変えましょう。そうすることで、彼に対するハードルが下がるはず。
3.彼氏の嫌いなところの“原因帰属”をすることで許せる自分に
心理学者バーナード・ワイナーが発表する、人間の行動の原因を推測することを“原因帰属”と言います。これには内的帰属と外的帰属があるとされ、前者は本人の性格など内部にあるものに理由を求めます。
そして後者は、状況や運など外部にあるものに理由を求めます。内的帰属の考え方だと、彼の嫌いなところを常に「彼のせい」にしてしまいます。しかし、外的帰属の考え方だと、彼の嫌いなところを「環境や状況のせい」だと考えることができます。この外的帰属の考え方をマスターできれば、彼の嫌いな部分も許せるようになるでしょう。
4.”あるがまま”を受け入れることでイライラしない自分に
心理学者カール・ロジャーズは、もともと人には自分で自分の心の健康を回復させ、成長させようとする力があると提唱しました。彼氏の嫌いな部分を受け入れられないというのは、あなた自身の「こうあるべき」という理想とのズレが生じているのが原因です。
それを解決するためには、これまで認知していなかった“現実の彼”をあるがままに受け入れることが大事に。そうすることで、これまでとは違った視点で世界や彼を捉えることができるようになるため、心の変容が果たされるはずです。
【まとめ】
はじめは小さなイライラでも、積もり積もるといつか爆発してしまうこともあります。そうならないためには、イライラのはけ口やストレス発散法を決めておいたり、定期的に彼と話し合う場を設けたりすることが良好な関係で居続けるポイント! 自分の中で解消しきれないイライラは相手に伝えて一緒に解決しましょう!



