恋愛で勘違いさせないために…男性が勘違いしがちな行動と予防法

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何とも思っていない相手に「自分のこと好きなのかな」と勘違いさせちゃったことはありますか? 友達だと思っていた相手からアプローチされると「そういうつもりじゃなかったのに…」とお互いに辛い思いをしてしまいますよね。そこで、男性が勘違いしがちな女性の態度やセリフをまとめました。勘違いさせないためのテクニックもご紹介するので、気まずい思いをしたくない人は、ぜひ参考にしてみてくださいね!

男性が恋愛で勘違いしがちな女性の行動

さっそく男性たちが恋愛で勘違いしてしまう行動をご紹介します。20~30代男性200人に、「もしかして俺のこと好きなの?」と思ってしまう女性の行動を聞いてみました。

1.ふたりだけで会う

  • 「ふたりだけで会う」(回答多数)
  • 「ふたりでのご飯に誘われる」(26歳・派遣社員・契約社員)
  • 「ふたりで出かける頻度が多くなった時」(22歳・学生)

食事に行くだけではあっても、ふたりきりになるシチュエーションを作ろうとすると勘違いされてしまうようです。会話の流れで同じ食べ物が好きだとわかったとしても、同僚や友達などを誘って複数で会うほうが良いのかも。

2.スキンシップがある

  • 「スキンシップが多い」「ボディタッチ」(回答多数)
  • 「よく触ってくる」(37歳・会社勤務)

ボディタッチやスキンシップを取ろうとする態度も危険です。あまり気にせず癖としてやってしまうという人は気をつけて。

3.よく話しかけてくる

  • 「よく話しかけてくる」(回答多数)
  • 「何度も話しかけてくる、主張の強いアプローチがある」(31歳・無職)

ひとりの人にだけ話しかけ続けるというのも勘違いさせやすい行動。話しやすい相手がいるのはわかりますが、あまりに頻繁に話しかけていると誤解を招く恐れがあります。

4.距離が近い

  • 「距離感が近い」(29歳・会社勤務)
  • 「距離が近い」(38歳・会社勤務)
  • 「近くに寄ってきて耳打ちする」(36歳・会社勤務)

人にはパーソナルスペースというものがあります。その距離は関係性によって近くなったり遠くなったりします。45㎝未満は恋人のような関係でしか立ち入らないと言われているため、距離が近すぎるとそれだけで相手に誤解されてしまいかねません。

5.よく目が合う

  • 「よく目が合う」(回答多数)
  • 「じっと見つめてくる」(28歳・派遣社員・契約社員)
  • 「こっちに視線を感じる、他の人より優しい」(39歳・派遣社員・契約社員)

1回や2回目が合ったくらいでは気になりませんが、一日に何度も目が合うと何かあるのかなと感じてしまいますよね。

6.優しくされる

  • 「優しくされること」(36歳・パート・アルバイト)
  • 「不自然に見てくる、周りより優しい」(39歳・派遣社員・契約社員)
  • 「怪我や病気で休んだ時にお見舞いに来てくれる。自分だけに優しい」(25歳・会社勤務)

自分にだけ優しい態度で接してくれると勘違いしてしまいそうになるという男性も。優しさは美徳ですが誰に対しても優しい態度をとりがちな女性は気をつけましょう。

7.特別扱い

  • 「何気ない内容のLINEなど連絡が来る。パーソナルな質問が多い。特別扱いされる」(39歳・その他の職業)
  • 「距離が近い、自分にだけする特徴がある、話しかけてくることが多い」(20歳・学生)

誰かを特別扱いするというのも誤解される原因です。ひとりにだけお土産を買ってきたり、その人だけいつも手助けしていたりすると危ないかも。

男性が恋愛で勘違いしがちな女性の発言

1.好きな人いる?

  • 「好きな人いる?」(回答多数)
  • 「好きな人を聞かれる」(29歳・会社勤務)

好きな人がいるかどうかって、相手に興味がないと聞きませんよね。ただの興味本位なら、あまり詮索しないほうが良いでしょう。

2.彼女いる?

  • 「彼女いるの?」(回答多数)
  • 「今付き合ってる人いるの?」(22歳・学生)

彼女の有無を聞くのも危険。「これだけイケメンだからいそうだな」などと思って聞いていても、相手からはアプローチの一環だと思われてしまうかも。

3.一緒に帰ろう

  • 「一緒に帰ろう」(回答多数)
  • 「一緒に帰りたい」(20歳・学生)
  • 「一緒に帰ろうよ。休日ふたりで遊ぼう」(25歳・会社勤務)

仕事や学校が終わった後、一緒に帰ろうと誘うことも勘違いさせる原因に。単に帰り道が一緒だとしても、わざわざこう言ってしまうと誤解を招くことがあります。

4.プライベートな質問

  • 「いろいろ聞いてくる」(28歳・会社勤務)
  • 「プライベートをやたら聞いてくる」(31歳・会社勤務)

好きな人の情報はできるだけたくさん欲しいと思ってしまうもの。だからこそ特にプライベートな質問をされると、「自分に興味があるのかな?」と感じる男性は少なくありません。

5.休日について

  • 「休日は何してる?」(20歳・学生)
  • 「今度の日曜日空いている?」(38歳・公務員・教職員・非営利団体職員)

休日の過ごし方や休日の予定などを聞くのは、彼女の有無をそれとなく確認する方法としても使われますよね。そのため、この質問で相手を誤解させることもあるようです。

6.その他

  • 「これまでどんな人と付き合ってきたんですか?」(37歳・公務員・教職員・非営利団体職員)
  • 「私のことどう思う?」(28歳・その他の職業)
  • 「遊びに行こう」(28歳・その他の職業)
  • 「終電なくなっちゃった」(25歳・公務員・教職員・非営利団体職員)

その他こんな意見もありました。確かにどれも相手に興味がないと言わないであろう発言ですね。こういう発言をした時点で思わせぶりな態度だと思われることもあるので気をつけてください。

男性を恋愛で勘違いさせないためのテクニック

続いて、興味がない男性に「自分のこと好きなのかな?」と勘違いさせないために知っておきたいテクニックをご紹介します。認定心理士の脇田尚揮さんに伺いました。

1.「あなただけ」といった限定感や特別感を与えない

基本的に好きでもない相手から好意を持たれる人は、八方美人で「誰にでもいい顔」をしようとするところがあります。嫌われないように愛想を振りまいて、誘われたら付き合い良く乗るため、勘違いされてしまうのです。そのため、勘違いを避けるには、皆に同じ振る舞いを心がけるようにして、“限定感”や“特別感”を与えないことが大切。特に相手に何かを渡す機会においては、高価なものやかわいらしいラッピングは極力避けるようにして下さい。

2.アクションは“大義名分”とワンセットで

たとえ気にしてなくても誰かからプレゼント、特にモノを貰うとあれこれ考えて妄想することってありますよね。「これってどんな意味で自分にくれたんだろう」と、思いを巡らせている内に好きになってしまうことも少なくありません。そこで、好きでない相手に何かアクションを起こす場合は、必ず“大義名分”とワンセットで起こしましょう。例えば「皆さんにはいつもお世話になっているので」など、義理があるというバリケードを張っておくと良いでしょう。 

3.あらゆるシーンで“みんなと一緒に”を心がける

もしもあなたが好きでもない人から好意を持たれたくないなら、相手と接触する際は“1対1”を避けましょう。誘われても“みんなと一緒に”と言うようにしてください。また、何かお土産や贈り物などを渡す場合は、オフィスや学校など“周囲の目”があるところで渡しましょう。可能なら、友だち同士でお金を出し合ってメンバー内の全員に配るという方法を取ってみましょう。責任所在を分散させることで、勘違いされることはなくなるでしょう。

4.無防備な姿を見せない

ついやってしまいがちな、異性が勘違いをしてしまいやすい行動と言えば、“間接キス”です。ちょっと味見程度に、同席している相手のドリンクや食べ物を一口もらったり、飲み会の席などで相手のお酒を味見したりするのは、日常の中でよくやりがちですよね。でも、それは好きな相手以外には絶対にNG。やられた方はあなたのことを好きになってしまうからです。相手のテリトリーに入り込むアクションなので、この人は自分のことが嫌いでない=好きなのかもと誤解を与えてしまいます。無防備な姿はなるべく見せないことが大切です。

女性が恋愛で勘違いしないための見極めポイント

最後は、自分が恋愛で勘違いしないために、男性の脈ありなしの見極めポイントも見ておきましょう。好き避けなのか、嫌い避けなのかの見分け方について、引き続き、認定心理士の脇田尚揮さんに伺いました。

1.身体がどう向いているかをチェックする

言動では興味がなさそうでも身体はウソをつくことができません。そこで、相手が好意的かどうかを身体の向き、特につま先の方向があなたの方向に向いているかチェックしてみましょう。人は興味がある人の話を聞くときは必ず、体やつま先がその人の方向に向きます。言葉や態度ではあなたに興味がないように装っているかもしれませんが、体やつま先があなたの方向に向いていれば、あなたに興味がある可能性が高いといえます。行動心理でみると、好きな人に対しては足のつま先から顔や目、腰やなど、身体のあらゆる部分が相手のほうを向きがちなのです。

2.距離感をはかってみる

好き避けか嫌い避けかを確認するには、あなたが身体を近づけた時に相手はどう反応するのかをチェックしてみましょう。人には心理的距離(パーソナルスペース)があり、心を許していない人と体を近づけると不快に感じてしまうのです。このパーソナルスペースは、相手との心理的な距離によって決まります。初対面の人と安心して話せるのは、通常120センチ以上の距離が空いているとき。「社会距離」とも呼ばれ、相手に不快感を与えにくい距離です。非常に親しい相手との距離は45センチ以内です。相手を捕まえようと思えば、いつでも捕まえられる密接距離です。かなり気を許していなければ、この距離でコミュニケーションをとることは難しいでしょう。そのため、あなたが相手にさりげなく近づいても離れないのであれば、あなたに好意がある可能性が高いといえます。

3.目の動きと瞳孔の大きさをチェックする

目には人の感情があらわれます。アメリカの心理学者ヘスの実験によると、好きな相手を見ているときには瞳孔が開き、黒目の部分が拡大する結果になったとされます。そのため、目を合わせた時に彼の瞳孔が大きく開いれば、あなたに好意がある可能性が高いでしょう。ただ、人の瞳孔までは観察しにくいので、目線の動きに注目してみましょう。目線が縦に動くなら、好意や興味があるといえ、目線が横に動くようなら好意や興味がないといえます。人は相手の話や相手に対して興味がある時には、体が前のめりになったり、うなずいて共感をしたりする縦の動きが多くなります。これは目線でも同じことがいえるのです。

4.あえて目の前で異性の友達の話をしてみる

相手が好意的かどうかを探るためには、思い切って目の前で異性の友達の話をしてみましょう。そして、そのときにどのような反応をするのか観察してください。普通なら、好きな人の口から、自分以外の異性の話は聞きたくありません。嫉妬の感情が湧きおこってくるためです。あなたが男友達の話をした際に、彼が明らかに動揺をしたような反応をしたり、機嫌が悪くなったりと感情が動いているのであれば、好意がある可能性が高いといえます。他の男性の話題を出してこられたことで、自分と親しくしたいのか拒絶されているのかわからなくなり葛藤が生じ顔にあらわれてしまうからです。

【まとめ】

自分にはそんな気がなくても、いつの間にか勘違いされてしまうと、お互いに気まずい関係になってしまうかも。悲しい結果を生まないためにも、アプローチだと誤解させる言動は慎むように気を付けてくださいね!

(アンケート/株式会社クロス・マーケティング QiQUMOにて調査)