「好きで避けてる」か「嫌いで避けてる」かの見分け方
好きなのに相手を避けることを好き避け、嫌いだから相手を避けることを嫌い避けと言います。このふたつのアクションを見分けることができれば、恋愛において彼の気持ちを見誤ることはないはず。相手が自分をどう思っているのか、どこに注目すればいいのでしょう。そこで今回は、「好きで避けてる」のか「嫌いで避けてる」のかの見分け方をご紹介いたします。
■身体がどう向いているかをチェックする
言動では興味がなさそうでも身体はウソをつくことができません。そこで、相手が好意的かどうかを身体の向き、特につま先の方向があなたの方向に向いているかチェックしてみましょう。人は興味がある人の話を聞くときは必ず、体やつま先がその人の方向に向きます。言葉や態度ではあなたに興味がないように装っているかもしれませんが、体やつま先があなたの方向に向いていれば、あなたに興味がある可能性が高いと言えます。行動心理でみると、好きな人に対しては足のつま先から顔や目、腰やなど、身体のあらゆる部分が相手のほうを向きがちなのです。
■距離感をはかってみる
好き避けか嫌い避けかを確認するには、あなたが身体を近づけた時に相手はどう反応するのかをチェックしてみましょう。人には心理的距離(パーソナルスペース)があり、心を許していない人と体を近づけると不快に感じてしまうのです。このパーソナルスペースは、相手との心理的な距離によって決まります。初対面の人と安心して話せるのは、通常120センチ以上の距離が空いているとき。「社会距離」とも呼ばれ、相手に不快感を与えにくい距離です。非常に親しい相手との距離は45センチ以内です。相手を捕まえようと思えば、いつでも捕まえられる密接距離です。かなり気を許していなければ、この距離でコミュニケーションをとることは難しいでしょう。そのため、あなたが相手にさりげなく近づいても離れないのであれば、あなたに好意がある可能性が高いと言えます。
■目の動きと瞳孔の大きさをチェックする
目には人の感情があらわれます。アメリカの心理学者ヘスの実験によると、好きな相手を見ているときには瞳孔が開き、黒目の部分が拡大する結果になったとされます。そのため、目を合わせた時に彼の瞳孔が大きく開いれば、あなたに好意がある可能性が高いでしょう。ただ、人の瞳孔までは観察しにくいので、目線の動きに注目してみましょう。目線が縦に動くなら、好意や興味があると言え、目線が横に動くようなら好意や興味がないと言えます。人は相手の話や相手に対して興味がある時には、体が前のめりになったり、うなずいて共感をしたりする縦の動きが多くなります。これは目線でも同じことが言えるのです。
■あえて目の前で異性の友達の話をしてみる
相手が好意的かどうかを探るためには、思い切って目の前で異性の友達の話をしてみましょう。そして、そのときにどのような反応をするのか観察してください。普通なら、好きな人の口から、自分以外の異性の話は聞きたくありません。嫉妬の感情が湧きおこってくるためです。あなたが男友達の話をした際に、彼が明らかに動揺をしたような反応をしたり、機嫌が悪くなったりと感情が動いているのであれば、好意がある可能性が高いと言えます。他の男子の話題を出してこられたことで、自分と親しくしたいのか拒絶されているのかわからなくなり葛藤が生じ顔にあらわれてしまうからです。
好き避けと嫌い避けの大きな違いのひとつとして挙げられるのは、提案に対して代案がもらえるかどうかです。例えば食事に誘ったとき、その場はどうしていいかわからなかったりすると断られてしまいがちです。それでも好意があれば、後から「今週は忙しいけど、来週なら大丈夫」などと代案を伝えてくれるはず。しかし、好意がなければ代案を提示してくれず、ただのお断りで終わってしまう結果になると言えるでしょう。(脇田尚揮)
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、現在テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出 書房新社)。