【嫉妬深~い粘着彼氏をぴたっと黙らせる4つの方法】
愛情が行きすぎると嫉妬深くなり、恋人にとってたいへんな重荷になりかねません。
束縛したりスマホを覗き見されたり……経験がある人もいるのではないでしょうか。
そんな事態に陥るのを未然に防ぐため、嫉妬深い恋人への対処法を学んでおきましょう。
■嘘くさい言葉でも“スリーパー効果”でじわじわ効いてくる
恋人から浮気を疑われるとき、後ろめたいことがないほうがかえって「してないよ!」しか言えることがなくて、潔白を証明するのが難しかったりしますよね。
でも、嘘くさく聴こえるかな? と感じるような言葉でもちゃんと効果があるのです。それを心理学では“スリーパー効果”と呼びます。
すぐに効果が表れるものではありませんが、繰り返し言い続け、時間が経つにつれて徐々に効いてくるのです。こうした効果が得られるのは、人の記憶が「情報そのものの内容」より、「情報の信憑性」のほうを先に忘れるため、嘘くさい情報でもその「嘘くささ」を次第に忘れてしまうからだそう。
「浮気なんて絶対しないから!」と都度釘を刺しておくのはそれなりに効果的ということです。
■“もしも私があなたなら”作戦
嫉妬深い人は、常に「自分を捨てるんじゃないか」という不安で頭がいっぱいです。そんな相手を納得させる効果の高い方法があります。それが“イエス・バット法”です。これは、例えば彼から浮気を疑われた際には「そっか、心配になっちゃったんだね」「確かに疑わしいところがあったかもね」と一度相手の疑念を受け入れた上で否定する話し方。
そうすることで、相手に“自分の立場に立って考えてくれている”と安心感を抱かせ、否定の言葉を通しやすくできるのです。
■大多数の意見を味方につける“同調効果”
心理学者ソロモン・アッシュは、ひとりなら間違えないような選択でも、周りの人に流されて間違った結論に至ってしまうことがあることを実験を通じて立証しました。
例えば恋人の遊びの予定を逐一知っておきたがる彼氏の場合、「休みの日の予定を全部彼氏に報告するのは変でしょってみんな言ってるし……」と周囲の人の存在をちらつかせるのです。
■“ペルソナ・ペインティング”で受け止め方を変える
あまりに束縛されたり干渉されたりすると、怒って拒否してしまうこともあるかもしれません。でも、それが余計に嫉妬心の炎に油を注いでしまうことも。
そんなときは、“ペルソナ・ペインティング”を活用してみましょう。これは心理学者のユングの「人は状況に合わせて複数のペルソナ(仮面)を使い分けている」という言葉に基づき、自分に役柄を投影し、振る舞うというもの。例えば、恋人からの粘着にうんざりしたときには、サバサバした気質の友達など、身の回りの強い意思を感じる人になりきって、きっぱりとNOを突きつけるのです。
愛情と嫉妬とは切り離すことができない関係にあります。激しい嫉妬は面倒なものですが、恋愛のエネルギーにもなります。ある心理学者の調査によると、7年間の間に結婚したカップル(全体の4分の1)を調べてみると、嫉妬心が強い相手と付き合っていた人が多かったという結果が出ています。もしも恋人に嫉妬しなくなったら、それは愛情消失のサインともいえるのかもしれません。(脇田尚揮)
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、現在テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出 書房新社)。
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