嫉妬深い人の特徴は?理由やヤキモチをコントロールする方法

嫉妬深い男の特徴や嫉妬してしまう瞬間&対処法!

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嫉妬はできるだけしたくないですが、意識すればするほど気になってしまうこともありますよね。嫉妬しないことよりも、したときの対処法や気持ちのコントロール術を知っておくほうが良いかも! 今回は嫉妬深い人の特徴や、ヤキモチを妬く瞬間、対処法をまとめました。

嫉妬深い人の特徴は?

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まずは男性に「嫉妬深い人」の特徴を聞いてみた結果をまとめました。

1.根に持つ

  • 「他の異性と出かけると怒って、怒ると長くて、しつこくて、根に持たれる…」
  • 「長時間キレ続ける」

2.思い込みが激しい

  • 「“〇〇ちゃんのほうが好きなんでしょ?”と聞かれる。しかも、否定しても“嘘だ”と言われて一方的に攻められる」

3.束縛が激しい

  • 「妬いたあまり、こちらの行動を制限してくる」

どれも異性からは嫌われてしまうような特徴ばかりですね。嫉妬するあまり疑心暗鬼になってしまったり、相手を束縛してしまったり…。嫉妬は恋愛の邪魔になりそうです。

嫉妬深くなる理由は?

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1.自分に自信がない

自分に自信がない人は、自分の好きな人が誰かに取られるのではないかという不安を常に抱えています。そのため、好きな人が他の人と仲良くしていると危機感を感じヤキモチをやいてしまうのです。

2.独占欲が強い

独占欲が強い人も相手を自分の所有物のように感じやすいためヤキモチをやきやすいです。自分だけで独り占めしたいと考えるため、他の人が手を出すのを嫌がります。

3.過去に裏切られたトラウマがある

過去に浮気をされたり、嘘をつかれたりした経験があると、そのトラウマからヤキモチをやいてしまうことも。恋人のことを信じられないため、ヤキモチという形で警戒するわけですね。

4.寂しがり屋

寂しがりやな人も、相手にずっとそばにいてほしいと思うあまりヤキモチをやいてしまうことがあります。相手に素直に甘えられればいいですが、甘えすぎて嫌われないかと心配になる人も。

嫉妬する瞬間

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続いて、20代の女性100名に「嫉妬してしまう瞬間」について聞いてみました。

1.好きな人が他の女性と話をしている/連絡をとっている

  • 「彼氏が女の人とLINEをしていた」(29歳・会社員)
  • 「彼氏が女性と話しているとき」(26歳・会社員)
  • 「彼が女性と親しくお話してるとき」(26歳・会社員)
  • 「好きな人が他の人と話していると嫌」(25歳・アルバイト)

仕事や付き合い上仕方ない場合はさておき、親しげに話していると嫉妬してしまうこともありますよね。特に、相手の女性が彼の古くからの友人だと知っていた場合などは、「話さないで!」ということもできず心の中でモヤモヤしてしまいそうです。なお、「仲のいい友達が別の仲のいい子の話をしたり楽しそうにしているとモヤモヤする」など、恋愛においてではなく友達関係で嫉妬をするという人も。

2.彼が他の女性と仲良さそうにしている

  • 「彼氏が他の女の人と近い距離で仲良さそうにしていた」(25歳・会社員)
  • 「彼が女性とベタベタしてるとき」(22歳・会社員)
  • 「自分の知らない時に、彼が関係性の分からない女性と会ってるとき」(24歳・会社員)
  • 「彼が他の女性と遊ぶ」(22歳・会社員)
  • 「他の女性に優しい」(23歳・会社員)

彼、なんだかすごく楽しそうなんですけど…!?という瞬間、ありますよね。誰にでも優しいのは良いことだけど、自分にだけと思っていた面を他の人にも見せていると嫉妬してしまいそうです。

3.彼が他の人を気にしている

  • 「元カノの話を聞いたとき」(25歳・アルバイト)
  • 「好きな女性芸能人の話をしたり、デートのとき他の女性をジロジロみている」(23歳・学生)
  • 「彼氏が他の人に興味を持っているとき」(27歳・会社員)
  • 「他の女性を見たり、会話したりしてるとき」(28歳・アルバイト)

話に上がる女性に対して彼が恋愛感情を持っていないとしても、聞いている側としては良い気持ちはしないもの。話題には出ずとも、視線や態度で「絶対あの人のこと気にしてるよね?」と感じることもあるようです。

4.彼がほかの人と仲良くする

  • 「彼氏が友達と仲良くしていたとき」(26歳・会社員)
  • 「彼が自分より友達を優先」(27歳・専門職)

こちらは女性関連ではなく、友達関連。自分とデートの約束があったはずなのに、「ごめん、友達に呼ばれたから!」なんて言ってキャンセルされたら、嫉妬を通り越してちょっと腹が立ってしまいそうです。

嫉妬しやすい性格をコントロールするための心理テクニック

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続いて、「自分の嫉妬心をコントロールするためのテクニック」をご紹介。認定心理士の脇田尚揮さんに伺いました。

1.競わずに自分の価値を認めてあげて

誰かに嫉妬するというのは、その人を所有したいという気持ちの表出だといえます。ただ、嫉妬心は破壊的な感情のひとつで、悲劇を招くことも少なくありません。嫉妬をすると、愛する人だけでなく自分自身も傷つけてしまうことだってあります。ネガティブな感情の渦に巻き込まれないようにしましょう。そのために大切なことは、競争をやめることが大切です。また、それと同時に自分の価値を認めてあげましょう。自分の価値に自信がないからこそ、誰かと比べて自分の価値を知りたくなってしまうのです。自分の軸ができていれば、嫉妬をすることは自ずとなくなるはずです。

2.その嫉妬心、自分を磨く“きっかけ”かも!?

嫉妬心の根源は、自分の大切なものを他の誰かに奪われるのではないか、という気持ちに由来しています。そこで、その不安感を“自分磨き”の原動力に変えていくのが最も建設的です。そして、どんどん魅力的になっていく自分を体感し、彼にアピールしていきましょう。ネガティブなイメージにとらわれず、あなた自身の価値を高めていくことで、いずれ嫉妬心は消えてなくなるでしょう。

3.不安や心配を抱え込まず冷静に彼へ伝える

嫉妬の不安や心配は、自分ひとりで抱え込んでしまうと、心理的にどんどん悪い方へと妄想が膨らんでしまいます。事実ではありえないことも、勝手に考え込んで彼を責めてしまうことだってあるでしょう。そこで、嫉妬心を自分で感じたら、彼に心配ごとを感情的にならず「冷静に」話して、納得するまで聞いてもらいましょう。そうすることで、嫉妬心の芽を摘み取ることができるはずです。

4.何があっても恋人を「信用する!」と決意する

心から彼のことを愛していれば、たとえ他の女性と話していても、彼を信用することができるはずです。彼を信じられないからこそ嫉妬してしまうのです。そこで、「どんなことがあっても信用する!」と決心してみましょう。心理学には“ピグマリオン効果”というものがあり、これは「期待されるとその通りに人は変わっていく」という理論です。彼を信じていれば、彼もあなたのその信頼に応えられるように変わるはずです。

嫉妬深さを直す方法は?

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続いて、やきもちを妬かなくするための心理テクニックを、引き続き、認定心理士の脇田尚揮さんに伺いました。

1.やきもちを焼くことのデメリットを知る

やきもちを焼くというのは、つまり嫉妬するということを意味します。この嫉妬というのは、心理学上は怒りと恐れの感情と密接であり、自分は嫉妬という不快な感情を感じているということを相手にアピールして責めるというアクションに結びつきがちです。
場合によっては、嫉妬心を抱いたのは相手のせいだと思いどおりにコントロールすることも。そんな人に相手は魅力を感じなくなっていくでしょう。また当然、嫉妬心を抱いた自分自身にも罪悪感を覚えてしまうため、やきもちを焼くのはお互いにとってマイナスなことでしかないのです。このことをまず覚えておきましょう。

2.自分自身と身近な異性とを比べない

自分と誰かを比べることから解放されれば、焼きもちを焼くことは自然となくなっていきます。では、人は何を見て人と自分を比べてしまうのでしょうか。
心理学者が、ライバルへの嫉妬心を測るための調査を行ったところ、相手の社会的地位や才能に激しく嫉妬するという結果が出されました。外見的な面に関してはそこまで嫉妬心は高まりませんが、相手の学歴や権威といった地位的な面で比較すると、非常に高い嫉妬の感情が生じるのです。
その点が多くの人の中で、重要視されるポイントだと認識されているからなのでしょう。自分を誰かと比較するのは、避けるようにしましょう。

3.主語を自分に置き換えて「お願い」する

やきもちは、もっと彼に自分のことを見てほしい、好きになってほしいという愛されたい願望の裏返しです。
その主語は、あなたが私を見てくれないから、という相手のせいにするところから始まります。しかし、主語をあなたではなく、私に変えてみましょう。これを心理学ではアイメッセージ(I message)といいます。例えば、私はあなたから好かれたくて焼きもちを焼いている、と表現するとどうでしょう。
私という主語が明確になるため、発言の印象も雰囲気もぐっと柔らかいものになっていませんか。あなたのせいで!と言いたくなりそうになるのを、私の気持ちはと言い換えるだけで、自分自身も冷静になれる上に、相手も可愛いなと感じてくれるはずです。

4.やきもちのエネルギーを昇華させる

やきもちを無理に抑える必要はありません、好きであればその感情は間違いではないはずです。ただ、その感情を態度など表面に出したり、その感情が芽生えた自分を責めることをしてはいけません。そこで、嫉妬のエネルギーを自分を磨くエネルギーに昇華させるようにしましょう。
昇華とは、心理学の防衛機制の一種で、欲求不満を社会的に認められる形で発散することを指します。感情を抑えるのは簡単ではありませんが、身だしなみ、オシャレ、さり気ない優しさなどにその感情の方向性を変えてみてください。そうすれば、あなたの魅力は何割にも増すはずです。

ヤキモチの対処法がわかる心理テスト

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ヤキモチをやくのって疲れるし、嫌な気持ちになってしまう人も多いかもしれません。そこで最後に、あなたのヤキモチへの対処法がわかる心理テストをご紹介します。嫉妬したときにはどうすれば良いのかチェックしてみてくださいね。

「ヤキモチの対処法」
心理テスト

【まとめ】

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彼への嫉妬は相手を好きな気持ちからきているはず。その気持ちをこじらせず、いい形で相手に伝えられるようになったらふたりの関係がもっとうまくいくようになりそう! また、性別は関係なく、まずは人と比べることをやめて自己肯定感を上げるための行動を起こすだけでも、考え方が変わるかもしれません♡