彼氏を好きじゃないと気づいたら?
彼氏のことが好きじゃないかもと思ったら、もう付き合うメリットは全くないのでしょうか。今回は、彼氏を好きじゃないと思った瞬間や、自分の気持ちを確かめる診断などをご紹介します。
Contents
彼氏のこと、好きじゃないかもと思う瞬間
Q.どんなときに彼氏への気持ちが冷めましたか?
1位:大切にされていない
- 「先に約束してた自分よりも、友達を優先されたとき」(20代・看護師)
- 大切な話をしているときにスマホゲームを始めたとき(30代・講師)
「誕生日を祝ってくれなくなった」「体調が悪いのに気遣ってくれなかった」「返信がない」など、愛情が感じられない言動があったときに冷めてしまった人が多数。
彼氏の中での自分の優先順位が下がっていると感じると、不安になりますしイライラもしますよね。連絡が遅いくらいなら、頻繁に連絡しないタイプの人という可能性も。ただ「彼女を傷つけるような言動が多く、話し合っても改善しない」という場合は、彼氏の気持ちも冷めているのかもしれません。
2位:性格・価値観が合わない
- 「クールで大人っぽかった彼が甘えてきて、そのギャップに冷めた」(20代・デザイナー)
- 「自分の価値観とは正反対の意見を悪びれずに言われたとき。感覚が違うなと思った」(30代・自営業)
「付き合う前のイメージと違って冷めた」「嫌な一面が見えて冷めた」といった意見が多数寄せられました。付き合いが長くなるにつれて、相手の意外な一面も見えてくるもの。「情けなくて弱い部分があっても、多少ならかわいい」「価値観が違うのも面白い」と思えるならいいですが、許容できないレベルのこともありますよね。
3位:マナーが悪い・非常識
- 「彼氏が5か月ぶりのデートで3時間遅刻したのに謝らなかったこと」(20代・学生)
- 「タバコのポイ捨てや歩きタバコなど、マナーがなってない非常識な人間だと知ったとき」(30代・事務職)
とくに多かったのは「食事のマナーが悪い」「店員さんへの態度が横柄」などでした。食事のマナーが悪い人と一緒に食事をするのは、不快ですよね。また店員さんに横柄な態度をとる彼氏に対し、自分まで恥ずかしくなるという人も。店員さんに対して横柄な態度をとる人は「人を見下している」「マウントをとりたがる」傾向があると考えられます。彼女に対しても上から目線で接してくる可能性がありそうです。
最初から好きじゃないのに付き合ったことはある?
Q.好きじゃない異性と付き合ったことはありますか?
ある 42.7%
ない 57.3%
約4割の女性が「好きじゃない異性と付き合った経験がある」と回答! 半数近くと考えると意外と多いといえるかもしれません。それでは、その結果「良かったこと」「悪かったこと」を見ていきましょう♪
■好きじゃない異性と付き合って、良かったこと
- 「興味なしから始まったので良い所が次々と発見できた」
- 「自分の恋愛感、結婚感に気付けた」
- 「面食いだったが、外見に対して以前より寛容になれた」
- 「恋愛経験を積めた」
- 「相手は想ってくれていたので有り難いことだった」
好きで好きでたまらない相手と、ついに結ばれた!という場合は「お付き合いすることがゴール」になってしまうぶぶんもあるかもしれませんが、一方「好きじゃない異性とお付き合いする」場合は、「ここから相手の素敵なところを見つけていこう」と、熱を冷ますことなく関係を深められるのかもしれません♡
■好きじゃない異性と付き合って、悪かったこと
- 「ときめきがなかった」
- 「やはりキスやそれ以上をするとなるとだめだった」
- 「自分の心に嘘をついていることを後悔」
- 「相手と自分の時間を無駄にしてしまったことを後悔」
- 「いつも嘘をついているみたいな感覚や、彼女だと紹介される度にしんどかった」
- 「相手を傷つけることになったこと」
スキンシップを受け入れられないという理由や、何より「相手に対して申し訳なかった」という思いが目立つ結果に。相手が自分を大切に想ってくれているからこそ、それに応えられないもどかしさや罪悪感に苦しむようです。
彼氏のこと好きじゃないと思ったらどうする?
Q.彼氏への気持ちが冷めたらどうしますか?
1位:しばらくは付き合う
- 「しばらくは惰性で付き合い続ける」(20代・人事)
- 「しばらく付き合って、自分の気持ちを確かめる」(30代・医療職)
同じ「しばらく付き合う」という回答でも、その理由は大きく2パターンに分かれています。ひとつは「しばらく様子を見て、状況が改善するなら別れない」という人たち。もうひとつは「別れる前提で、別れのタイミングをはかるためにしばらく付き合う」という人たちです。「惰性で付き合っている間に、次の彼氏候補を探す」という回答もありました。
2位:早めに別れる
- 「気持ちは戻らないことが多いので、すぐに別れる」(20代 ・デザイナー)
- 「中途半端が嫌なのですぐに別れた」(30代・経理事務)
冷めてしまった心が元に戻らないことを悟り、早めに別れを告げるパターンも。「気持ちが完全に離れてしまうと、連絡をとるのもおっくうになる」「長く付き合っていても、いいことがない」などの意見も。別れ方はそれぞれで「問答無用で連絡をブロックする」という人もいれば、「気持ちを伝えて別れる」という人もいました。
3位:話し合う
- 「話し合える相手であれば、話し合って良くしていくことも考える」(20代・学童指導員)
- 「自分の気持ちは伝える。何度も同じことをされたら、別れを検討するかもしれない」(30代・看護師)
冷めた気持ちを復活させて関係を続けるための、積極的な行動ですね。ただ「話し合っても解決しないなら別れる」と、別れを選択肢に入れて話し合う人がほとんどでした。実際に「話し合ったけど、結局ダメで別れた」という体験をした人も多くいました。話し合いで解決するケースは少なそうですね。
彼氏のイヤなところばかり目につくときのコントロール術
恋人のことがどんなに好きでも、どうしても許せない・気になってしまういやな部分ってありますよね。指摘しにくい点だったり、やめさせようとしてもうまくいかなかったりして、渋々共存するしかない場合も…。そこで続いて、「彼氏の嫌いなところばかり目につくときにやるべき思考法」をご紹介。認定心理士の脇田尚揮さんに伺いました。
1.不満を軽くするために“受け止め方”を調整!
心理学者リチャード・ラザルスは、ストレス・コーピングという概念を通して、ストレス状況に対する自分の感情や行動をコントロールしたり、その環境を変えて自分を成長させることの大切さを説きました。そのため、彼の嫌いな部分をどう受け止めるかが重要に。例えば、遅刻癖のある彼に関しては、時間を守れないダメな人と認識すると腹が立ちますが、時間の感覚があいまいな相手だと認識すれば自然と怒りも収まるはずです。
2.思い込みから自分を介抱する“ラショナル・ビリーフ”
コップに半分ある水を見て、「まだ半分ある」と考える人と「もう半分しかない」と考える人がいます。これは“認知のしかた”の違いが原因です。彼の嫌いな部分も同じく、“思い込み”による不快感が原因です。
そこで、心理学者アルバート・エリスが提唱するRET(論理療法)を試してみましょう。ある事柄に対して、「~しなければならない」という思考に固執するのを手放すのです。つまり、“ラショナル・ビリーフ”(合理的な考え方)に変えるのです。例えば、少し軟弱な彼なら「頼りがいのある人であるべき」という思い込みを「頼りがいのある人になってくれたらいいな」と変えましょう。そうすることで、彼に対するハードルが下がるはず。
3.彼氏の嫌いなところの“原因帰属”をすることで許せる自分に
心理学者バーナード・ワイナーが発表する、人間の行動の原因を推測することを“原因帰属”と言います。これには内的帰属と外的帰属があるとされ、前者は本人の性格など内部にあるものに理由を求めます。
そして後者は、状況や運など外部にあるものに理由を求めます。内的帰属の考え方だと、彼の嫌いなところを常に「彼のせい」にしてしまいます。しかし、外的帰属の考え方だと、彼の嫌いなところを「環境や状況のせい」だと考えることができます。この外的帰属の考え方をマスターできれば、彼の嫌いな部分も許せるようになるでしょう。
4.“あるがまま”を受け入れることでイライラしない自分に
心理学者カール・ロジャーズは、もともと人には自分で自分の心の健康を回復させ、成長させようとする力があると提唱しました。彼氏の嫌いな部分を受け入れられないというのは、あなた自身の「こうあるべき」という理想とのズレが生じているのが原因です。
それを解決するためには、これまで認知していなかった“現実の彼”をあるがままに受け入れることが大事に。そうすることで、これまでとは違った視点で世界や彼を捉えることができるようになるため、心の変容が果たされるはずです。
人は未来を変えることはできますが、過去を変えることはできません。それと同様に、自分を変えることはできますが、他人を変えることは至難の業です。
彼氏のこと好きじゃないかも?10個の質問で診断してみよう!
最後にあなたの「彼氏への恋心」が診断できるテストをご紹介! 10個の質問であなたの本音をチェックしてみましょう!
彼氏を好きじゃないと感じても付き合い続ける女性もいます。それはそれで、お互いに幸せならいいのですが、あまり長い時間その状態を続けるのは得策とはいえません。好きじゃないなとわかってしまったら、早めに別れを告げるほうが幸せになれるでしょう。