結婚できない理由は?不安になる原因と状況を変える方法

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結婚できないかも…と不安になることはありますか? ついこの前まで一緒に遊んでいた友達が結婚したり、子どもまでいたりすると、少し焦ったり不安な気持ちになったりすることもありますよね。今回は、結婚できないかもと不安に感じる人はどのくらいいるのか調査。結婚が遠い女性の共通点や、ゴールインへの近道もまとめました!

将来結婚できないかもと不安に思うことはある?原因も

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Q.自分は結婚できないのではないかと思うことがありますか?

【女性】
はい 77%
いいえ 14.9%
わからない 8.1%

【男性】
はい 67%
いいえ 17.8%
わからない 15.2%

【全体】
はい 72%
いいえ 16.3%
わからない 11.7%

結婚願望はありつつも、結婚できないかもと思ったことがある人は全体の7割以上。女性に絞ってみると約8割という結果に。不安を抱えている人が多いことがわかりました。続いて理由も見ていきましょう。

結婚できないかもと不安になる理由

1.出会いがない

出会いが全くなく、このままだと結婚どころか恋愛もせずに過ぎてしまう…と不安になる人も。これは自分の行動次第で解決できるかもしれません。

2.趣味を優先したい

結婚したい気持ちはありつつも、趣味を優先したいいう意見も挙がりました。これは、独身向きな人の典型例かもしれませんね。

3.経済的な理由

お金に余裕がなく、家族と一緒に過ごすビジョンが見えない…と思う人も少なくないよう。結婚は確かにお金がかかる面もありますが、支え合えるパートナーと出会えればクリアできる問題かも。

結婚できない女性の共通点

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続いて、婚活相談所にて多くの方のカウンセリングを行う婚活のプロ、天羽生智香さんに「結婚できない人の条件」を聞いてみました。

1.「笑顔で人の目を見て話す」ができない人

婚活を成功させるためになにより大切なのは「出会ったときの第一印象」。これがダメだと、その後も悪い印象になってしまうことが多いです。

いい第一印象を残すには、「話がうまくできるかできないか」よりも「笑顔で相手の目を見て話せるか」が超重要。これができるかできないかでかなり印象は変わります。ちょっと恥ずかしくても、最初の挨拶のときは笑顔で目を見る! 下を向いていられると「なんかしちゃった?」と、相手は不安に思ってしまいます。

2.小さいこだわりが譲れない人

結婚相手は、一緒に住んで、長く人生をともにしていく存在…。だからこそ、「靴下を脱ぎっぱなしの人は無理」「トイレットペーパーのちぎり方が雑な人は絶対嫌」など、生活していくうえでのたわいもない「ちょっとしたイラッ」という地雷が無意識のうちにたくさんあり、それがあるともう許せない…という人は、結婚が遠のく傾向に。

その「イラッ」は、本当に「絶対許せない」ものですか? 本当に「向こうが絶対に変わることのない」ものですか? もし現時点でそうであったとしても、今後変わる可能性があるならば、その「イラッ」で「この人無理!」となるのは、自分から機会を遠ざけています。

3.悪いところばっかり見てしまう人

人間ですから、「100%すべてが素晴らしい人」は、いません。それぞれ嫌なところも持っているけれど、「嫌なところがあっても、こういうポイントが素敵!」と言える人はやっぱり結婚しやすい傾向にあります。

悪い面が見えるとそればかり気になってしまう…という人は、例えば「やたらと細かいところが嫌=細かいところまできちんとしている」「のんびりしすぎている=一緒にいるとゆったりした気分になれるかも」など、気になるポイントをいい方向にとらえられないかを柔軟に考えてみましょう。

人を見るときは「減点」ではなく「加点」。デートのときも「こんなことされたから絶対NG!」と決めつけるのではなく、「こんないいところがあったな」ということを何よりも考えるようにしましょう。

4.「結婚したら長い目でどうなるか」を考えられない人

例えば、「送ったメールに、すぐ返事をくれる人じゃないと嫌!」という女性は結構います。でも、付き合っているときは「自分からメールをする→すぐ返事が来る→またそれにすぐ返事をする」という流れでいいにしても、結婚して長く生活を送る…となると、それが続くのは結構な負担。

「結婚したら正直重要でもない要素」を、「でもいまこうじゃなきゃ嫌!」という理由で重視してしまう方は、なかなか結婚できない傾向に…。

続いて、27~35歳の働く女性たちに、「自分が結婚できない理由」「周囲にいる、なかなか結婚できない人の特徴」を調査。そこから見えてきた、「なかなか結婚できなさそうな女性の特徴」をご紹介します。

5.実際、今の人生が楽しい

彼氏はいないけれど、仕事も趣味も充実している。ひとりの時間はひとりで楽しめる。彼氏がいなくても毎日楽しいから、今更彼氏を作る必要性もない。寂しいとも思わない。女友達がいればそれでいい。「100%楽しい何か」があるから、今更「楽しいかどうかわからない恋愛」をする必要性が感じられない…と感じている人も結婚が遠くなりがちという意見が多く寄せられました。

6.受け身で恋愛できると思っている

「人を好きになる感覚を忘れてしまっているので、誰かが好きになってくれるのを待っている」「婚活パーティとか婚活アプリはなんか違う。自然な出会いがいい」と言う人はなかなか結婚できないという意見も。たしかにそれは、漁に出ることなく、畑の真ん中で「魚が獲れない!」と言っているのと同じなのかも。もし結婚したいと思っているなら、「昔の友達に連絡してみる」「同窓会に行ってみる」「趣味の場で新しい交友関係を広げてみる」「恋活・婚活アプリに登録してみる」など、何かワンアクション起こしてみるのがおすすめ。

7.結局、結婚したいと思ってない

周囲がどんどん結婚していくし、そろそろ結婚適齢期だし、親もいろいろうるさいし…なんて、そんな外的要因からなんとなく「結婚したいんじゃないか」と思っていても、結局よくよく心の中を覗きこんでみたら、結婚したいなんてほとんど思ってない…という意見も。それならそれで、焦って変な人を捕まえてやっぱり違った、よりも、自分の気持ちに正直になったほうがいいのかも。ハンバーグを食べたくない日に食べる必要なんてないのと同じこと。ただし、「あとで食べたくなってきた…」で、注文できるとは限らないのが難しいところですね。

結婚したいならまずは恋人作り!意識すべきことは?

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続いて、結婚につながるような恋人が欲しいと思ったときに意識したいことをご紹介します。

1.彼氏持ちでラブラブな友達と積極的に仲良くなる

ラブラブな友達と一緒にいると、自分の自尊心が低下してしまい素直に喜べないこともあるかもしれませんが、友人の幸せを祝福し自分のことのように喜んでみましょう。そうすることで、心理的に栄光浴が得られるように。こういった習慣を身につけることができれば、友達からいいお相手を紹介してもらえたり、日常生活の中でも目を引く魅力的な人物になれるでしょう。その結果、出会いの絶対数が増えていくはずです♡

2.恋愛の入り口にいるなら遊園地でグループデートを

友達同士でグループ交際をしてみるのもおすすめ。そして、そのときに大切なのは、どこへ行くかということ。もしも何も問題がないようなら、ぜひ遊園地やアミューズメントパークを選ぶようにしましょう。よくいわれている説ではありますが、ジェットコースターやお化け屋敷といったドキドキするスポットが存在する遊園地は、出会いを恋に発展させる上では最適の環境なのです!

3.出会いを求めている人が多く集まる場所へ出かける

レストランやラーメン店などで行列ができていると、ついつられて並んでしまうという人は多いですよね。このように、大勢の人がやっていると、つられて自分も同じことをしてみたくなる心理のことをモデリングといいます。この心理を応用して、街コンなど出会いを求めている人が多く集まる場所へ積極的に出かけるようにしましょう! そうすることで、その場の空気や参加者の動向に影響を受け、あなた自身の好奇心も刺激されるはず。

4.興味のある趣味サークルや同好会に入部してみる

もしも出会いの数はたくさんあるのに、そこから付き合いまで発展しない場合が多いなら、興味のある趣味サークルや同好会に入部してみましょう。実は、自分と同じ趣味を持つ相手には好意を持ちやすいという心理効果があるのです。これらの集団の中で出会った相手は、同じものを楽しめたり、自分の意見が支持されるといった心理的報酬が高いため、お互い好きになりやすいのです。そのため、出会いの数でつまづいたら、深さを求めてみるのもひとつの方法です♡

5.友達に紹介してもらう

合コンや街コンで、全く知らない人と出会うのに抵抗がある人は、友達に頼むのがおすすめ。友達の友達であれば、ある程度予備知識も得られるはずです。顔の広い友達がいるならぜひ頼んでみては?

6.自分磨きをする

恋を求める女性たちの、ギラギラとした雰囲気が苦手…という男性も、実は少なくありません。「恋愛以外に夢中な姿」を見ると、自然に惹かれてしまうという男性も。そこで、「まず自分を磨く」「仕事や勉強を頑張る」のもおすすめ。見てくれている人は、きっといるはずです。

7.自分の周りにいい人がいないか探してみる

「出会いがない!」と言いながら、実は恋人候補を無意識に除外している!なんてことはありませんか?  「顔がちょっとタイプじゃない」「同じ職場は面倒だから…」なんて選り好みは少々もったいないものです。自分の色眼鏡を外してみることで、意外な良縁に気付けるのかもしれません。

結婚する気がない彼氏の気持ちを変える行動

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現状、彼には結婚願望がなさそう…という場合でも諦めないで! あなたの行動次第で、少しずつ彼の気持ちが変わるかもしれません。続いては、彼の結婚に対する気持ちを変える、そしてプロポーズを引き出すアシスト行動をまとめました。まずは、認定心理士の脇田尚揮さんに伺った、心理的アプローチからご紹介。

1.補い合える存在だということをアピールする

心理学のSVR理論という考え方では、恋愛を3段階に分けて捉えます。第1段階の「出会い」では外見が、第2段階の「恋人関係」では類似性(自分と相手が似ているかどうか)が重視され、第3段階の「結婚関係」では相補性(お互いが補いあえるか)が最重要。結婚となると、お互いの至らない部分を補い合い、異なる性格や能力を活かし合うことが重要になるのです。

2.長所だけでなく短所も見せておく

心理学では、自分の短所を伝えることで相手にさらに信頼してもらえることを両面提示と言います。人は、いいところばかり強調されると、本当かどうか疑ってしまうのです。自分の短所を先に示した上で、それを差し引いてこんなにいいところもあると伝えると、彼はより信頼してくれるようになるはず。

3.沈黙や無言の時間を楽しめるふたりになる

ある実験において、話をしているときよりも沈黙しているときのほうが男女が深い仲になるという結果が示されました。結婚生活では、あまりに干渉されたり会話を求められたりすると、距離が近すぎるゆえに鬱陶しいと感じることも少なくありません。そのため、一緒にいるときに黙ったままでも居心地がいいと感じさせることが長続きする上で大切なのです。

4.未来への目標・共通の敵を認識し合う

心理学者のヘルブゴールドバーグによれば、仲間意識は3つの段階を経た上で構築されるといいます。

第1段階:役に立つ友情。すなわち利害関係
第2段階:目的による友情。共に同じ目的や共通の敵を持つ友情
第3段階:損得抜きの友情

仲間意識はこの3つを内包した集合体においてつくられます。そのため、結婚後も長続きするためには、共通の目標もしくは敵を認識し合うことが何よりも大切! 例えば、結婚〇年目までにはマイホームをつくろう、お互いの両親に認めてもらおうといった、ふたりだけのミッションを共有し合えれば、きっとその絆の深さはかなりのものになるでしょう。

続いて、女性たちに調査したアシスト行動をご紹介します。

5.生活力があるところを見せる

掃除や片付け、料理がそつなくできる、お金の使い方が堅実など、安心していっしょに暮せる生活力をアピールするのもとっても大切です♡ 未だに「結婚相手には家庭的な女性」を求める男性も多いですが、それに順応しろと言っているわけではなく、「普通にできる」ことが伝わればOK。結婚したとて負担が大きくなることはない、むしろラク、と思わせたら勝ちです!

6.将来について話す

プロポーズされるために何をしたか調査したところ、特に多かった意見は「将来について話す」ことでした。ふたりの未来について話すのは、プロポーズへとつながる王道プロセスですね。このときに子どもの人数や、家は購入か賃貸かなど、結構重要な問題も織り交ぜながら話しておくと、結婚後ケンカになることが少ないかもしれません。直接言葉にしなくても、結婚を意識していることを相手に伝えることができる方法です!

7.結婚しないなら別れると伝える

彼氏にちょっといじわるを言うように「結婚しないなら別れるよ」と言ってみてもよいでしょう。結婚する気がない彼氏なら、ズルズルと付き合うことを防げますし、彼女が本気で好きなら結婚したい気持ちをくみとってくれるはず!

【まとめ】

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将来の結婚に不安を抱えている人は、一定数いることがわかりました。すべては縁ともいえますが、いい出会いは待っているだけじゃ来ないかもしれません。本気で結婚したいと思ったら、出会いがある場所に行くなど自らアクションを起こしてみるのがおすすめです!