婚活が思うように進まないと「私、このままずっと独身なのかな……」と不安を覚えてしまう人も。20代でも、将来のことを考えたときに漠然とした不安を抱くという話は珍しくありませんよね。
(1)「ずっと独身」だと老後の心配がチラつく人も…
「私はひとりっ子なので、ずっと独身のままだと老後は、完全な“ぼっち”。なので、30歳までには結婚したくて婚活を頑張っています」(26歳女性/IT)
「ずっと独身を貫くライフスタイルに憧れるけれど、現実には老後はどうなっちゃうんだろうって不安もあります。その頃には、老人ホームも今より充実しているのかな?」(29歳女性/専門職)
まだまだ先の話とは言っても、こんなふうにふとした拍子に不安を覚えちゃうのもホンネなのです。
(2)「30代彼氏なしの独身」にはなりたくない女子のホンネ
「職場にいる30代彼氏ナシの独身女性は、みんな何かにこじらせている人ばかり。なので、ああいう風にはなりたくないなぁ……がホンネです」(24歳女性/サービス)
「独身の先輩で、彼氏すらいない30代の女性たちは、なんか怖い感じ。合コンに一緒に行くと、あからさまにガツガツだし、見ていて恥ずかしいです……」(22歳女性/エステティシャン)
身近にいる30代の恋人がいない独身女性に悪いイメージがあると「自分はあんなふうになりたくない……」と不安を抱いてしまう人も。実際は自由なライフスタイルを楽しんでいる人も多く、あくまでただのイメージに過ぎないのですが…。
30代独身女性に対するホンネ5選
30代独身女性に対するホンネ5選
(1)バリキャリっぽくてカッコいい
バリキャリとして仕事を頑張っている30代独身女性には、好意的なイメージを抱いている人も少なくないのが実情。
「職場の先輩でエリート路線にいる30代半ばの先輩たちは、独身生活を謳歌していて、めちゃカッコいい」(26歳女性/コンサルタント)
「自分のお店を持つまでは結婚しないと決めている30代女性の先輩がいて、仕事に生きる女って感じで惚れ惚れします」(28歳女性/飲食)
(2)結婚に興味がなさそうに見える
30代で独身だと、周囲からは「結婚に興味がない女性」のイメージをもたれることも。
「職場にいる30代独身女性は、合コンに誘っても仕事を理由に断ってばかり。そもそも、結婚に興味がなさそう」(25歳女性/団体職員)
「30代後半まで独身の先輩が、“マンションを買った”って聞いたとき、もう結婚しないんだろうなって思ってしまった」(23歳女性/不動産)
(3)モテなさそう
なんと「30代で独身」というだけで「モテないのでは!?」の疑惑を向けられてしまうことも……!? 事実はどうであれ、そんなイメージをもたれてしまうのもリアルなようです。
「外見に気を配っていない30代独身の女性の先輩を見るたび、“やっぱり、モテないんだろうな……”と思ってしまう」(24歳女性/サービス)
「30代で老け見えする独身の先輩が職場にいて、彼氏もずっといないらしい。見た目を変えれば少しはモテるんだろうに、努力しないのはなんでだろうって思って見ています」(26歳女性/金融)
(4)ワケあり恋愛をしていそう
30代で独身生活を送っている、というだけで「ワケあり」の疑惑を向けられてしまう場合もある様子。
「上司と不倫の噂が絶えない30代の先輩がいます。不倫の噂の真偽はわからないけれど、ずっと結婚しないなら噂もあながち嘘じゃないのかもって思ってしまう」(25歳女性/建設)
「彼氏がいるって言いつつ、結婚の話になると逃げちゃう30代の先輩。彼氏の写真も見せてくれたことがないし、ワケありの関係なのでは……と密かに疑っています」(23歳女性/サービス)
(5)貯金がたくさんありそう
30代の独身女性には、金銭的に余裕があるイメージを抱いている人も。
「30代になると基本給も上がるし、独身なら子どもにお金がかかるわけでもないから、貯金がたくさんありそうで羨ましい」(26歳女性/サービス)
「30代になると、今よりも老後とか気になるのかな?って思います。だから、貯金とかもしっかりしていて、ちゃんと貯まっていそう」(24歳女性/建築)
独身のまま30代を迎えるのに必要な準備3選
自分がずっと独身かもしれない……と感じたら、できるだけ不安は解消したいですよね。そこで、独身のまま30代を迎えるのに必要な準備を3選ご紹介します。
独身のまま30代を迎えるのに必要な準備3選
(1)結婚願望について一度、整理する
結婚願望はあるのに、婚活がうまくいかなかったり「結婚したい」と思える彼氏との出会いがなかったりするならば、焦って結婚するのは避けたいところ。「30代独身」が現実味を帯びてきた段階で、一度、自分の結婚願望を冷静に整理しておくと、婚活への力みや焦りが消え、結婚について冷静に考えるきっかけにもなりますよ。
(2)浪費グセがあるなら直す
自分に「浪費グセがある」と自覚があるなら、30代になるのを機に、お金の使い方を見直しておくのもおすすめ。20代の頃は、自分で稼いだお金を自由に使える喜びから、ファッションやコスメに散財していたとしても、30代になったら将来に向けて蓄えを始めたいのも事実です。
(3)ライフ計画をざっくり立てる
なんとなく生きてきて、なんとなく独身のまま……で30代を迎えそうであれば、30代になるのを機に、ざっくりとしたライフ計画を立てるのも、不安解消に役立ちます。
特に「そのうち結婚するだろうから、今は好きなことを好きなだけしたい!」と場当たり的な人生を謳歌してきた20代女子ほど、“30代以降はいつ頃までに何をしたい”をある程度決めておくと、人生の指標ができ、安心感にもつながるでしょう。
「住まい」「貯金」「生活費」はどう備える? 30代独身女性の実態3選
「ずっと独身かも」と思ったときに、もっとも不安要素になりがちなのは、生活のこと。住まいや貯金、生活費に関する不安から「早く結婚しなくちゃ!」と焦りにつながってしまう人も珍しくありません。
そこで、実際に30代で独身生活を送る女子たちに、それぞれについて実態を聞いてみました!
30代独身女性の実態3選
(1)1LDKのマンションを買いました!
「33歳のときに、1LDKのマンションを買いました。友達には“結婚を諦めたの?”って言われたけれど、そんなことはなく、1LDKなら結婚後も賃貸にしやすいなと思っての決断です。
貸すときのことを考え、人気のエリアで駅から近い物件を探して購入しました」(37歳女性/マスコミ)
(2)貯金が「300万円」になったら安心感が出た
「29歳まで5年間付き合っていた彼氏と別れたときに、30歳までに結婚したい夢は捨てました(笑)。その後、好きな人もできなかったので、なんとなくシングル生活を送っています。
結婚願望がないわけじゃないけど、貯金が300万円を超えたところで、生活への安心感が増し、婚活にもそこまで必死ではなくなりました。ある程度の貯金があると、心に余裕が出るのは確かだと思います」(35歳女性/建築)
(3)生活費を見直しました
「若い頃は、お金はあればあるだけ使っていたんですが、35歳を過ぎたときに“これじゃダメだな”って思って、生活費を見直し。冷静にチェックすると、コンビニでの無駄遣いとか、買ったけど着ていないプチプラ服とかがたくさんありました。自分が最低限いくらあれば生活できるのかを整理したことで、“今のお給料でも、ひとりで十分に生活できる”ってわかってからは、結婚に焦らなくなりました」(36歳女性/美容関係)
「ずっと独身」は悪いことじゃない!
ずっと独身を貫くのは、悪いことではありません。実際、あえて「結婚しない」という選択をして、幸せな人生を歩んでいる女性もたくさんいます。
しかし「結婚したいのに、いつも彼に振られちゃう」「プロポーズしてくれない彼氏とばかり付き合ってしまう」など、結婚願望があったり真剣な婚活をしていたりするのに、それが実らない場合には、どんどん不安が募ってしまう女性も多いのは現実。
他方で、実際に40代で独身生活を送っている女性には「今が幸せ!」「結婚しないでよかった!」と口にする人も少なくないので、“ずっと独身=悪いことではない”のは確かです。結婚に焦りすぎて、必要以上に不安を抱えることのないようにしたいですよね。