ハグや腕枕で寝るカップルは少数派!? 一番多かった姿勢は…
人間の三大欲求のひとつ、睡眠欲。量(時間)はもちろんのこと、質の良い睡眠をとれていないと日常生活に支障をきたしたり、体調を崩す原因になってしまったりすることもありますよね。
今回は、錦之堂インターナショナルが20代~60代の男女600名を対象に実施した、「睡眠に関する調査」の結果をご紹介。パートナーがいる方といない方では、疲労感や寝具購入の傾向など、違う点がいくつかあるんだとか。詳しく見てみましょう!
寝姿勢で一番多いのは「互いに反対になって寝る」
カップル・夫婦の寝姿勢については、1位「互いに反対になって寝る(24.0%)」と回答し、約4人に1人が互いの体の一部が触れていない状態で寝ていると判明しました。続いて、2位「背中を触れ合いながら寝る(6.6%)」、3位は同率で「後ろから抱きしめて寝る(6.0%)」「相手の胸に頭を預けて寝る(6.0%)」という結果に。
ハグや腕枕で寝ているイメージがありますが、実際日常的に寝るとなるとこれらはそこまで多くないよう。「反対になって寝る」という姿勢が最も楽なのかもしれませんね。
寝具にかける予算はパートナー無しの人の「約2倍」
睡眠の質向上のためにかける予算については、パートナーの有無で大きく差が開きました。パートナー有の人は平均1万円以上かけており、パートナーの無の人は平均5千円と、2倍の差が開いています。
パートナーの有無によって、使用する寝具のサイズが変わるということも考えられますが、お互いの好みによって何度か寝具を買い換えている人が多いという可能性もありそうです。
パートナーと一緒に寝るのは、健康につながる? それとも疲労感の元?
続いて、「同世代よりも自身を健康だと感じるか」と伺ったところ、パートナー無の方が「非常に感じる」という方が6%であるのに対し、パートナー有の方は17.3%と、10%以上差が出るという結果になりました。
パートナー有の人のほうが比較的「同世代の人よりも自身を健康だと感じている」ことが分かりますね。
一方、「起床時に方や腰など身体のコリを感じることがあるか」について伺ったところ、パートナーの有無で歴然とした差が明らかに。
パートナー無の方で「ある」(「頻繁にある」と「時々ある」を合算)と回答したのは54%だったのに対し、パートナー有の方は77%が「ある」と回答し、両者には24ポイントもの差がありました。
起床時に肩や腰など身体のコリを感じることがあるかどうかについては、前述した「健康」への自己認識と異なり、パートナー有の人の方が慢性的に不調を気にしている人が多いようです。腰痛や肩こりは、寝具と密接な関わりがあるとされているため、自分に適していない寝具を使っている可能性もありそうですね。
「自身の睡眠満足度」については、パートナー有の人も無の人も変わらない傾向に
自身の睡眠に対して伺ったところ、パートナー有の人は合計46.9%が満足しており、パートナー無の人は合計48.7%が満足しているという結果になりました。睡眠の満足度については、パートナーの有無で違いが見られないようです。
自身の睡眠に満足していない理由を尋ねたところ、1位と2位はパートナーの有無ともに「寝ても疲れが取れない」「朝すっきりと起きられない」でしたが、3位以降については違いが見られました。パートナー有では3位に「肩や腰など身体が痛くなる」がランクインしており、前述の質問で得られた「日常的に腰痛や肩こりが気になる」という回答との相関性がうかがえます。
健康状態を左右する睡眠事情。寝具が自分に合っていないと感じたときは、パートナーに相談して選び直すことも必要になりそうですね。(平田真碧)
情報提供元/株式会社錦之堂インターナショナル