結婚の決め手に悩む…男女のエピソード・結婚する前に見るべきポイントは?
お付き合いしている期間が長くなると「そろそろ結婚かな?」と考える瞬間が出てきますよね。ですが、結婚は人生における一大イベント。本当に今の相手と結婚して大丈夫かな?と不安になる人もいるかもしれません。そこで今回は、既婚者に聞いた結婚の決め手を男女別にご紹介します。また結婚前に確認したい価値観についても解説するので、参考にしてみてくださいね。
Contents
結婚してよかったと思う?【既婚者の本音】
Q.結婚していない人に、結婚をおすすめできますか?
おすすめできる 51.8%
おすすめできない 7.2%
どちらともいえない 41.0%
まず、結婚していない人に結婚をおすすめできるかどうか聞いてみました。その結果、約半数が「おすすめできる」と回答。「どちらともいえない」は約4割、「おすすめできない」は1割弱でした。
Q.結婚をおすすめできるorできないorどちらともいえない…その理由は?
1位:人によると思うから(どちらともいえない) 40.9%
- 「向き不向きがあるので人それぞれ。ただ、長い共同生活だし相手を思いやれない人はやめたほうがいい」
- 「してもしなくても、それなりに苦労はある」
- 「自分の息子たちにも結婚は全く強要しない」
- 「変な人と結婚するくらいなら独身がいいと思う」
- 「修行のようなものだから、何があっても耐えられるぐらい好きな人がいれば結婚すればいい」
性格や価値観は人それぞれなので、結婚にも向き不向きがあるもの。たとえば、結婚は共同生活であるため「思いやり」に欠ける人は向かない傾向にあるようです。夫婦が仲良く過ごしていくためには協調性が大切。家族のために時間を割くことができたり、意見のすれ違いが起こっても円滑に言葉のコミュニケーションをとれる人は、結婚に向いているでしょう。
2位:嫌なことよりもいいことのほうが多いから(おすすめできる)33.7%
- 「結婚は社会的に認められた証だと思う。家庭を持つと責任ができるが、とてもいいもの」
- 「“相手の何がいいのか”“自分の絶対的価値観と合うか”などを見極めて、過剰に相手に期待しないことが重要。結婚は、経済的、精神的安定につながると思う」
- 「人生で一番の味方を得る経験は、とても心強いことだと思う」
- 「結婚は人生の墓場だという人もいますが、縁あって結婚にたどり着いた人にしか味わえないものがある。見ず知らずのふたりが縁に結ばれて結婚できたということは、すばらしいことではないか」
- 「いいことも悪いこともあるが、何だかんだ結婚してよかったと思う」
結婚をおすすめできる理由には、全体を通して「嫌なことよりいいことのほうが多い」との声が挙がりました。結婚生活には大変なことも当然あるもの。しかし、それを超える喜びや充実感を味わえると「なんだかんだ結婚してよかった」と思えることだってあります。そして人生における味方ができることは、結婚の大きなメリット。
3位:嫌なこともあるが一度は結婚すべきだと思うから(おすすめできる) 12.8%
- 「普段から“するかしないかは自由だけど、一度はしてみたらいい。ダメだったら離婚する権利もあるから”と言っている。結婚するといいことも悪いこともあるが、何も経験しないよりは自分が成長できると思う」
- 「一度は経験をしたらいいと思う。他人と一緒になることの大変さを経験し、自分の肥やしにする。経験値が上がり、すごく自分のためになる」
- 「いいことも嫌なことも、結婚しないとできない経験だから。“すべき”とまでは思わないが、経験してみてもいいのでは、と思う」
- 「思っているよりも嫌なことばかりじゃない」
- 「今では違うかもしれないが…結婚というのは夫婦での日常生活を通して男女の違いを決定的に理解できる行為なので、ぜひ経験したほうがいいと思う」
「人生の財産として結婚してみる価値がある」という意見。いいことも嫌なこともひっくるめて、経験者にしか得られない「学び」や「成長」を実感している人もいるようです。そして「夫婦」として男女で共同生活をすることは、異性を理解するために必要な経験でもあるとのこと。
4位:いいことしかないから(おすすめできる) 4.4%
- 「素敵なパートナーにさえ出会えれば、人生を2倍楽しむことができると思う」
- 「精神的、金銭的な安定を得られたのが大きい。子どもは持たない選択をしたので、子育ての時間を他のことに使えて穏やかな日々を過ごしている。自分には夫を一番に考える生活が合っていたので」
- 「いつも自分の味方でいてくれる“親友”を得るような安心感がある」
- 「毎日の生活で、心のゆとりを感じられるようになった」
- 「朝“おはよう”と言い、夜“おやすみ”が言える相手がいることはとても幸せ!」
結婚に対して非常にポジティブな意見もいくつか挙げられました。素敵なパートナーにさえ出会えれば、人生が何倍も幸せに感じられる。ということは「パートナーとの相性を見抜くのが、結婚の成否を分ける」ともいえるでしょうか。
5位:結婚の理想と現実は違うから(おすすめできない) 2.6%
- 「愛情がなくなると地獄」
- 「自分にとっては結婚=我慢。結婚した時点で常に何らかのストレスを日々抱えながら生涯生きて行くことになる。自由に遊びに行けない、自由に欲しい物を買えない、行きたくない場所にも仕方なく行かざるを得ないなど…とにかく大変。強く独身で生きることをおすすめしたい」
- 「相手の身内とも関わるのでいいことがない」
- 「何も自由がない、かごの中の鳥になってしまう。奴隷みたいなもの」
- 「想像していた結婚生活には到底ならない」
結婚をおすすめできない理由は、やはり「理想と現実の相違」。生活の中で、結婚へのデメリットを多々感じているようです。中には「愛情がなくなると地獄」「かごの中の鳥」「奴隷みたいなもの」というコメントも…今まさにそのような思いをしているのでしょうか。
また、パートナー本人は素敵であっても、その家族(義実家)や親戚との付き合いに苦労することもありますね。
結婚相手に求める条件は?
Q.結婚相手に求める条件は何ですか?
【男性】
性格 72.7%
相性 51.2%
価値観 49.6%
【女性】
性格 81.7%
価値観 65.8%
金銭感覚 58.7%
男女ともに、やはり「性格」を重視する方が多いことが判明! 結婚となると生活を共にしたり長く一緒に過ごすことを見据えるからこそ、性格重視の方が多いのかもしれませんね。また、「価値観」は男女共通でしたが、男性は「相性」、女性は「金銭感覚」といった全く異なる条件も選ばれていました。結婚に対する考え方が、男女で少し異なる部分があるようです。
Q.初デートではどんなところを意識しますか?
礼儀・挨拶が当たり前にできるか 51.5%
言動 51.4%
気遣いができるか 44.0%
Q.デートで最もされたら嫌なことは何ですか?
店員への態度が悪い 22.8%
時計やスマホばかり見る 18.7%
ネガティブな発言が多い 15.9%
礼儀や言動、気遣いなど、一つひとつの言動に目を光らせている方が多いようです。これらがしっかりとできているかどうかで、好印象にも悪印象にもなり得る…と思うと緊張しますね。
結婚の決め手は?
Q.結婚の決定打は何ですか?
【男性】
一緒にいて楽 20.5%
性格が合う 19.5%
価値観が合う 18.6%
【女性】
一緒にいて楽 25.2%
自然な流れ・タイミングで 17.7%
価値観が合う 16.7%
一緒にいて楽なことを決定打と考えている方が、男女ともに多いようです! 男性は、性格や価値観が合うといった、性格面を重視して決めていることが伺えます。女性の場合、自然な流れやタイミングという回答が多く、一緒に過ごす中で徐々に結婚を意識する場合もあるようです。
では、どのような瞬間にこの人と結婚したいと思ったのでしょうか?
結婚をイメージできた瞬間とは?
- 「一緒にいて素でいられる」(30代)
- 「寂しいときに話を聞いてくれた」(30代・女性)
- 「お互いに相手のことを気遣える行動ができた」(30代)
- 「背伸びせず自然体で付き合えた」(30代)
男女ともに一緒にいて背伸びせずに、素で居られる相手だと感じた瞬間に結婚をイメージしているようです。これから先長い結婚生活を共にする相手だからこそ、心を許せる相手との結婚を決めたい!という人が多いのかもしれませんね。
結婚の決め手に欠ける…マリッジブルーになる原因
Q.マリッジブルーを経験しましたか?
【男性】
ある 34.0%
ない 66.0%
【女性】
ある 42.3%
ない 57.7%
結婚5年以内の男女に実際にマリッジブルーを経験したか聞いてみたところ、男性では34.0%、女性では42.3%の人が「ある」と回答しました! 男性・女性に限らず一定数の方がマリッジブルーを経験しているようですね。
男性1位:ひとりの時間が無くなること
- 「同棲をして、ひとりになれる時間が少なくなり、このまま一生結婚生活が続くのかと考えると、不安になった」(30代)
- 「今まで全て時間が自由だったので、これから好きな事ばかりできないという思い」(50代)
女性1位:結婚に伴う住む場所や仕事上の変化
- 「結婚に際し、仕事を辞めて新しい土地に住むこととなり、いままで実家から離れたことがなかったのでやっていけるか不安でしたし、かなり田舎に行くことになったのでなかなか帰れない寂しさを感じた」(20代・女性)
- 「夫には仕事はしてもいいけれど家庭優先にしてほしいと言われたこともあり、一度退職して家庭の環境を整えることに。いざ仕事をしなくなると考えると、なんだか社会に取り残されたような、このまま夫に頼りきりでいいのかなど不安がしばらくあり、心が不安定でイライラする時期があった」(30代・女性)
結婚には住まいや仕事、名字、家計の共有などさまざまな変化が伴いますが、その多くは女性側がストレスを感じやすいものであることが覗えました。
結婚前にチェックしておくべき価値観
続いては、既婚者に聞いた「結婚前に絶対に確認しておきたい価値観」をご紹介します。
1.金銭感覚
- 「結局お金が大事」「お金で苦労したくない」「ふたりのお金だから」(回答多数)
- 「離婚の原因になるから」(26歳)
・何にお金をかけるか
- 「無駄遣いの考え方」「食費や日用品費、水光熱費、家賃の感覚」(回答多数)
- 「浪費家だと困るから」(29歳)
- 「おこづかいの金額でもめることが多々あるため」(35歳)
・貯金・節約の考え方
- 「子供のための貯蓄など意見が合わないと困る」(回答多数)
- 「節約の価値感」(32歳)
- 「生活費、趣味、貯金などのお金に関すること。お金の使い方、貯め方が合わないとお互いストレスを感じるから」(27歳)
・金額の高い・安いの感覚
- 「物の金額の高い安いの価値感」(25歳)
- 「スーパーに行った時に、その値段が適正かどうかが分からないと面倒なことが多いから」(34歳)
金銭感覚はすごく大切ですよね。何を高いと感じて何を安いと感じるのかは人によって大きく異なります。あなたが必要経費と思っていることでも相手にとっては浪費となると、ケンカが絶えないことも…。
2.食の好み
- 「好みが違うと、毎日の料理を考えるのが面倒」「気にして食事がストレスになる」(回答多数)
- 「好きなものを食べたいから」(28歳)
- 「食生活が違いすぎると大変」(29歳)
- 「家でのおかずの品数。もっと欲しいとかストレスでしかない」(38歳)
- 「自分ばかり我慢してるとイライラがたまるし、食事の時間は楽しく過ごしたいから」(38歳)
結婚すれば食事を共にすることも多くなるはず。そこの好みが違っているとストレスを感じることが多くなりそうです。
3.清潔感の程度
- 「清潔感の違いをどこまでストレスなく許容できるか」(回答多数)
- 「掃除の頻度、バスタオル洗う頻度」(32歳)
- 「清潔感については掃除など家でのケンカにつながりやすい」(31歳)
- 「手洗いうがいをやっているか」(36歳)
- 「自分と相手の汚いということに対しての概念。キッチンのスポンジで机を掃除してしまったりするから」(29歳)
- 「潔癖症とズボラの人だととにかく合わない。主人が潔癖症で、私がズボラなので毎日ストレスがたまる」(28歳)
掃除の頻度や潔癖の具合など、どのくらいであれば清潔だと許容できるかも重要です。洗濯や掃除の回数なども、それによって変わってきますよね。
4.将来設計
- 「子どもについて。結婚してからだと遅い」「子どもや結婚式は人生に大事な決断」(回答多数)
- 「将来設計、先のことをよく考えているか」(34歳)
- 「子どもに愛情をどれだけかけられるか。子どもに対しての愛情がなくて離婚したから」(27歳)
- 「住むところ。子どもの有無やタイミング。家は最大の買い物、それがイメージと違うと修正できない」(29歳)
子どもの有無や住む場所など、今後のライフプランに大きな違いがないかも確認しておくべき。いくら好きでも乗り越えられない壁はあります。あとで後悔しないよう、きちんと話し合って!
5.家族との付き合い方
- 「家族との付き合い方」(回答多数)
- 「親の老後について」(33歳)
- 「家族の理想像。どんな家族になりたいかイメージがある方がより高めあえる」(38歳)
- 「親戚付き合いの考え方。自分側の親戚付き合いが多いので、それを面倒くさがらないでくれるのはありがたいので」(38歳)
- 「両親との距離感。季節行事など、自分の実家とはあまりに違っていて戸惑ったから」(38歳)
結婚するということは、相手の家族とも関係を築くということ。お盆やお正月は絶対に帰らなければならないのか、どれくらい頻繁に会うのかなどは知っておかないと驚いてしまいそう!
6.生活リズム
- 「休日の過ごし方。インドア派とアウトドア派だときつい」(29歳)
- 「ひとり時間のとり方。つねに他人が居るのはある意味ストレスだから」(36歳)
- 「休みの日の過ごし方、家事分担。確認しないとケンカになるから」(27歳)
- 「睡眠時間の相違。自分は6時間寝たらよく寝たとおもうが相手は9時間以上寝ないとダメ」(21歳)
休みの日をどんな風に過ごしたいのかは、人によってさまざま。外に出かけてリフレッシュしたいという人もいれば、家でのんびり過ごしてストレスを解消したいという人もいます。また何時ごろに寝て何時ごろに起きるのかも、違い過ぎるとお互いにストレスに…。
7.異性との距離感
- 「浮気のライン。離婚の原因になるから」(26歳)
- 「束縛。何時に帰ってくる、誰と会うなど」(32歳)
- 「異性との距離関係。浮気などを無駄に心配しないため」(34歳)
どこからが浮気なのかも重要なポイントでしょう。自分が浮気と思っていない行動が浮気と言われ、最終的に離婚なんて話になったら大変です。
8.家事への考え方
- 「家事のでき具合。できるはそれぞれ違うからどれくらいできるのか直接確認する」(22歳)
- 「自炊の頻度、家事分担など。生活基盤の意識で何かずれがあると大きな歪みにつながると考えているから(27歳)
- 「家事へのやる気、分担への意欲や、経済感覚。夫の家政婦になる訳ではないので、家事や自分のことをどれだけやってくれるかが大事」(28歳)
夫婦共働きだと、家事分担をしなければ大変になってしまいます。結婚してからどのくらい家事や育児を手伝ってくれるのか、料理はどの程度できるのかなどは知っておいて損はありません。
9.趣味に対する考え方
- 「趣味に対する考え方」(33歳)
- 「趣味に対してどれだけお金を使うか」(28歳)
結婚してからも趣味を楽しみたいと思う人は多いでしょう。それを止められてしまうとストレスでしかありません。ただし、どのくらいのお金や時間を費やしても良いのかは人によって意見が違います!
10.コミュニケーションスキル
- 「コミュニケーションスキルが高いか。楽しく過ごせる基礎ポイント」(37歳)
- 「人とのコミュニケーションの取り方。自分が一番気になる大事な価値観だから」(30歳)
コミュニケーションが取れるかどうかも重要なポイントです。結婚後は話し合いをすることも多いので、コミュニケーションが取れない相手とは離婚の危機に陥る可能性大です!
【まとめ】
結婚の決め手は人それぞれ。あなたはどんなことをいちばん優先したいですか? 結婚するか迷っているという人は、彼と価値観が合っているのかを確認してみましょう。自分の譲れないポイントをはっきりさせておくと、幸せな結婚に近づけそうです♡