合っていないとキツイかも。既婚者が思う、結婚前に絶対チェックすべき10個の価値観

合っていないとキツイかも。結婚前に絶対チェックすべき10個の価値観


「結婚をするのであれば、絶対に価値観が合う方がいい」という言葉よく聞きますよね。一生涯を共にするからこそ、相手と似ている方がぶつかることなく、自然体で過ごすことが出来ますよね。しかし、「価値観」といっても金銭感覚や趣味、考え方も様々あります。何がどの程度あっていればよいのか分かりませんよね。

そこで今回は、20〜30代の既婚女性100名に「結婚前に絶対チェックすべき価値観」を調査。結婚してから見えてきた「合っていた方がいい価値観」とはなんでしょうか。見ていきましょう!

結婚前に絶対チェックすべき10個の価値観


【1】金銭感覚

「結局お金が大事」「お金で苦労したくない」「二人のお金だから」(回答多数)
「離婚の原因になるから」(26歳・専門職)

一番はやはり「金銭感覚」。二人で暮らすことになるので、お金も必然的に二人のものに。子供や老後のことなど将来的に多額のお金がかかることを想定すると、早いうちから貯金をしておきたいですよね。しかし相手と「何にお金をかけるのか」「貯金や節約の考え方」「モノの高い・安いの感覚」が違うと、お互いにお金のことで不満を感じ、いつしか衝突することも。お金は一生ついて回る問題です。お金の価値観は似ている方がストレスなく生活できそうですよね。

・何にお金をかけるか

「無駄遣いの考え方」「食費や日用品費、水光熱費、家賃の感覚」(回答多数)
「浪費家だと困るから」(29歳・専業主婦)
「おこづかいの金額でもめることが多々あるため」(35歳・派遣社員)
「相手もそうだが、相手の親の金銭感覚。義理親と同居で生活費を渡しているから無駄遣いされるとストレスだから」(38歳・公務員)
「お金は一生ついて回る問題。趣味にお金を使いたい等、独身時代の金銭感覚を引きずって子どもや家庭にお金をなるべく使いたくない男性は一定数いるので見極めが肝心」(33歳・専業主婦)

・貯金・節約の考え方

「子供のための貯蓄など意見が合わない」(回答多数)
「節約の価値感:水出しっぱなし電気つけぱなし」(32歳・会社員)
「生活費、趣味、貯金などのお金に関すること。お金の使い方、貯め方が合わないとお互いストレスを感じるから」(27歳・専業主婦)

・金額の高い・安いの感覚

「物の金額の高い安いの価値感が異なる」(25歳・専業主婦)
「スーパーに行った時に、その値段が適正かどうかが分からないと面倒なことが多いから」(34歳・専業主婦)

【2】食の好み

「毎日の料理を考えるのが面倒」「気にして食事がストレスになる」(回答多数)
「好きなもの食べたい」(28歳・専業主婦)
「食生活が違いすぎるのも大変」(29歳・専業主婦)
「家でのおかずの品数。もっと欲しいとかストレスでしかない」(38歳・会社員)
「食の好み。国産のじゃないとダメ.食品添加物NGなど」(32歳・会社員)
「食事の好み。自分ばかり我慢してるとイライラがたまるし、食事の時間は楽しく過ごしたいから」(38歳・パート)

結構人によって変わってくるのが食の好み。毎日食事は欠かせないからこそ、好みが違いすぎると、食べるものを考えるだけでストレスに。好きなものを食べられないことも苦痛になってしまいますよね。なにより美味しいものを好きな人と共有できるのは幸せなこと。食事の時間が楽しいですし、食事を通してコミュニケーションを取れるので、夫婦円満には必須の価値観のようです!

【3】清潔感の程度

「清潔程度をどこまでストレスなく許容できるか」(回答多数)
「掃除の頻度、バスタオル洗う頻度」(32歳・会社員)
「清潔感については掃除など家での喧嘩につながりやすい」(31歳・専門職)
「手洗いうがい。普段からやってなかったら、コロナ禍でも危機感がない。やらない」(36歳・
専門職)
「自分と相手の汚いということに対しての概念。キッチンのスポンジで机を掃除してしまったりするから」(29歳・専業主婦)
「潔癖症とズボラの人だととにかく合わない。主人が潔癖症で、私がズボラなので毎日ストレスがたまる」(28歳・パート)

潔癖すぎても、汚いのが平気すぎてもNG。清潔感や衛生意識はコロナで顕著になった部分も大きいですが、人によって許せるレベルが結構変わるものですよね。ある程度妥協が必要にもなってくるので、お互いに許容範囲内に収まっていることが大切。結婚前に相手の部屋をチェックしたり、それとなく掃除の頻度を聞いたりすると分かってきそうですね!

【4】将来設計

「子供について。結婚してからだと遅い」「子どもや結婚式は人生に大事な決断」(回答多数)
「将来設計、先のことをよく考えているか」(34歳・専業主婦)
「子供に対する愛情をどれだけかけれるか。子供に対しての愛情をがなくて離婚したから」(27歳・専門職)
「住むところ。子どもの有無やタイミング。家は最大の買い物、それがイメージと違うと修正できない」(29歳・会社員)

二人の人生になるからこそ、子どもや結婚式の有無の認識を合わせることは大事なこと。特に子供の有無などは人生を変える大きな決断です。いくら大好きな相手であろうと、我慢がストレスの原因になってしまうので、妥協せず、将来設計に関しての認識を合わせるようにしましょうね。

【5】家族との付き合い方

「家族との付き合い方」(回答多数)
「親の老後について」(33歳・専業主婦)
「家族の理想像。どんな家族になりたいかイメージがある方がより高めあえる」(38歳・専門職)
「親戚付き合いの考え方。自分側の親戚付き合いが多いので、それを面倒くさがないでくれるのはありがたいので」(38歳・パート)
「両親との距離感。季節行事など夫の実家はどうなのか自分の実家とはあまりに違っていて戸惑ったから」(38歳・会社員)

相手の家族との付き合い方も大事なポイントです。もちろん自分の親を大切にしてもらいたい気持ちもありますが、結婚したとはいえ「気心通った親戚」とは言い難いですよね。当人同士は問題なくとも、親戚との距離感に悩むことも多いはず。どう向き合ってほしいか、どう付き合っていきたいかを二人で共有することで、適度な距離感が見えてくるはずですよ◎。

【6】生活リズム

休日の過ごし方。インドアとアウトドアが違えばきつい」(29歳・専業主婦)
1人時間のとり方。つねに他人が居るのはある意味ストレスだから」(36歳・専門職)
「休みの日の過ごし方、家事分担。確認しないと喧嘩になるから」(27歳・専業主婦)
「睡眠時間の相違。自分は6時間寝たらよく寝たとおもうが相手は9時間以上寝ないと」(21歳・専業主婦)

結婚はライフスタイルが合うかどうかも重要。睡眠時間や休日の過ごし方などが違うと、心身ともに疲れてしまいますよね。これまでの生活リズムを変えることも難しいですし、ストレスが募って喧嘩になってしまうことも。お付き合いをしている段階から「休日はたくさん寝ていたい」「おうちデートより外デートがいい」と要望を伝えるなど、二人なりの生活スタイルを築いていきたいですね!

【7】異性との距離感

「浮気のライン。離婚の原因になるから」(26歳・専門職)
「束縛。何時に帰ってくる、誰と会うなど」(32歳・会社員)
異性との距離関係。浮気などを無駄に心配しないため」(34歳・専業主婦)

付き合っているときからですが、異性との距離感は同じ方が吉。ただの友達と会っているときに「何時に帰るのか」と鬼LINEが来ても困ってしまいますし、逆にいくら友達でもボディータッチが多かったり、頻繁に遊びに行くのは心配になるもの。お互いのボーダーラインをハッキリさせることで、異性関係で喧嘩になることは減ると思いますよ◎。好きな人の嫌がることをしないのが第一ですよね!

【8】家事への考え方

「家事の出来具合。できるはそれぞれ違うからどれくらいできるのか直接確認する」(22歳・専業主婦)
「自炊の頻度、家事分担など。生活基盤の意識で何かずれがあると大きな歪みにつながると考えているから」(27歳・会社員)
「家事へのやる気、分担への意欲経済感覚。夫の家政婦になる訳では無いので、家事や自分のことをどれだけやってくれるかが大事」(28歳・公務員)

やはり問題になるのが「家事分担するかしないか」。結婚は夫の家政婦になるわけではありません。いくら得意不得意があろうとも、家事は二人で行うものです。何をどのくらいできるのか確認し合い、家のことをどの程度すれば良しとするのか、家事の価値観をすり合わせると◎。完璧を目指さずとも、二人で分担しあうのがストレスフリーに生活するコツですよ!

【9】趣味に対する考え方

「趣味に対する考え方」(33歳・専業主婦)
「趣味に対してどれだけお金を使うか」(28歳・専門職)

趣味が違くとも、相手の趣味に対する考え方を理解し合うことが大切です。たとえば趣味にお金をかけたい派もいれば、そこまで派もいますよね。お金の問題や休日の過ごし方問題などにも影響をしてくるので、もしも不満を感じる部分があるならば、趣味に対する考え方を話し合うようにしましょうね。

【10】コミュニケーションスキル高いか

「コミュニケーションスキル高いか。楽しく過ごせる基礎ポイント」(37歳・農林漁業)
「人とのコミュニケーションの取り方。自分が一番気になる大事な価値観だから」(30歳・専業主婦)

結婚後も仲良くいられる秘訣は「コミュニケーション」の取り方にアリ。毎日顔を合わせるのだからこそ、二人の絆を深めるコミュニケーションを取りたいですし、なにか問題が起きてもきちんと話し合って対処していきたいですよね。二人でどんな結婚生活を送りたいのかを考えれば、自然と相手に求める条件も出てきそう!

【その他】

とりあえず同居すべき。日常が見れ、初めてわかることがある」(回答多数)
「喜怒哀楽が激しい人、それについて行ける人でないと無理」(23歳・専業主婦)
ありがとうとごめんなさいは直ぐ言えるか。喧嘩の原因になるから」(38歳・会社員)
「仕事のことわかってないと家帰ってくるの何時か、わからないし、話も聞いてあげられない」(26歳・会社員)
「嫌いなものが一緒かどうか、不快に思うことが一緒かどうか。「好き」が一緒より「嫌い」が一緒のほうがうまくいくと聞いたことがあるし、実際そう感じる」(33歳・専業主婦)
「苦手なことへの対処法。どうしても相手にお願いしたいこと。機嫌が悪くなった時どうして欲しいか。お互いに苦手なことを補えあえると、生きていくのが楽になるから」(29歳・会社員)

他にはこのような回答がありました。好みはなんとか合わせられますが、苦手なもの、嫌いなものは合っていないと辛いもの。「好き」よりも「嫌い」が同じ、分かり合える方が悩み事の相談もしやすいですよね! また一緒に住むことで、相手の知らない一面や生活の違和感が見えてくるかもしれませんよ。結婚前に同棲すべきともよく言いますよね。

 

価値観が全て同じというひとに出会えるのは難しいもの。しかし、譲れない価値観だけは誰しも持っているはずです。たとえ好きであっても、その価値観の違いがあってはストレスや不満が生まれてしまいますし、いつしか好きの度合いが減ってしまうことも。許せるラインはどこなのかと相手と結婚前に話し合って理解を深めておくようにしましょうね! (齋藤有紗)