今やおしゃれに欠かせない存在となっている帽子。コーデが引き締まるうえに、今っぽさも上乗せできる帽子スタイルはマスターしなくちゃ損! ということで、キャップ・バケットハット・ベレー帽など、種類別のトレンドコーデを紹介します。
Contents
帽子の種類や合わせ方のコツ
「帽子」とひとくくりに言っても、形や素材でプラスできる印象はさまざま。そこで、上級者コーデが簡単につくれるおすすめの帽子をレクチャーします。
■キャップ
正面にロゴマークがついているキャップなら、コーディネート全体の印象を引き締めてくれる効果も。カジュアルな装いはもちろん、ワンピースやブラウスなどきれいめコーデのハズしアイテムとしてもぴったりです。
■ベレー帽
丸みのあるフォルムがクラシカルで上品なベレー帽は、カジュアルコーデに品のあるおしゃれっぽさをプラスしたり、きれいめな着こなしにフレンチシックなムードを足したいときにおすすめ。ベレー帽は秋冬向けのウール素材が多いのですが、春夏ならコットンや麻など軽やかな素材を選んで季節にマッチさせて。
■キャスケット
キャスケットとは、元々はフランス語でつばが前方のみにある帽子全般を指す言葉。ハンチングの一種で、日本では主にクラウン(頭頂部)が2枚以上に分かれていて、丸みを帯びた帽子を指します。
短めのツバと丸みのあるデザインが特徴で、ワントーンコーデを引き締めたり、ポイントに効かせたり、きれいめコーデや甘めファッションのカジュアルダウンにもおすすめ。どこかクラシカルなムードがあり、パリシックな着こなしにも活躍します。
■バケットハット
ツバが短く、バケツを逆さにしたような形に見えることから名づけられた「バケットハット」。90年代にブームとなったストリートファッションで、Y2Kの流れに乗って人気が復活したアイテムです。ストリートカジュアルはもちろん、ジャケットやタイトスカートなどきれいめアイテムと合わせるこなれコーデも手軽でおすすめ。
■ニット帽
耳を隠せたり折り返しがあることで防寒性が高まるニット帽。ストリート系やアウトドアファッションに合わせるアイテムなので、きれいめなコーデをちょっぴりやんちゃに着崩したいときにもおすすめ。
めるる直伝!おしゃれな帽子のかぶり方
ツバの長さやアクセアリー選び、そして鉄板のリップなど、めるる的3つのルールを基に、今季取り入れたい帽子やコーデをお届けします!
めるるRULE①キャップはツバのカーブと長さが超重要!
「カーブがしっかりしていて、深くかぶれるものが私的小顔見えのポイント! 浅いものとか、ツバがフラットなものはあまり買わないかも。実際にかぶってみて、自分にフィットする『これだ!』っていうものを探します」(by めるる)
\ツバの長さは7㎝くらいがベスト!/
めるるRULE②物足りないときはイヤカフでキレを足す!
「アクセサリーは普段からマストでつけるくらいすごく好きなんですが、帽子をかぶるときはキレを足すためにゴールドのイヤカフをつけがち。耳元がちらっと見える瞬間を狙って、女っぽさを出しています♡ こんなふうなダブル使いもいいアクセント!」(by めるる)
\女っぽさ&顔まわりが明るくなるゴールドイヤカフ/
めるるRULE③血色ツヤリップで色っぽを盛る♡
「大好きな帽子をかぶるときでも、カジュアルになりすぎない程よい色っぽさや女っぽさが欲しいので、ツヤツヤの血色感リップはマスト♡ 今回はお気に入りのリップを重ねてオリジナルカラーを作ってみました♪」(by めるる)
小顔に見えるつばの長さやカーブ感、女っぽさが盛れるイヤカフ、血色感マストなツヤ感リップなど、帽子をかぶるときは程よい色気をプラスするのが重要!
失敗しない「帽子ファッション」のポイント
- ワントーンやシンプルコーデがよりおしゃれなファッションに仕上がる
- 黒やブラウンなどベーシックカラーの帽子なら初心者もトライしやすい
- 靴やトップスなど他のアイテムと帽子の色をリンクさせるとまとまりが出る
- 秋冬はウールやレザー、春夏は麻やコットンなど、素材を意識して季節感UP
「キャップ」を合わせるスポーティMIXコーデ
【1】きれいめワンピにナチュラルに馴染む白キャップ
イエローワンピ×白タンクのまろやか配色コーデは、ゴールドのポインテッドトウシューズをチラリと覗かせてキレ味よく。さらにキラキラバッグで盛って、リラクシーなワンピを都会っぽく洗練感をアップさせて。さらっと羽織れるきれいめシャツとカジュアルなキャップのバランスも絶妙。
【2】キャップやカーゴでパンツスタイルをアクティブに
メッシュの透けニットは、春〜夏にぴったりの爽やかさ。パラシュートパンツを合わせた異素材MIXで、ワントーンコーデに立体感を出すのがおすすめです。キャップやスニーカーなどスポーティなアイテムを散りばめても、オールホワイトならきれいめな印象に。
【3】キャップ×デニムのラフなコーデをジレで大人っぽく
Tシャツ+デニムの定番服にジレを合わせるだけで、スタイリッシュに鮮度UP。軽快なミドル丈&ボクシーなフォルムのジレなら、カジュアルコーデにもマッチします。サンダルやキャップでとことんラフに振りつつ、黒で引き締め効果を発揮。面積多めの白バッグを合わせて、爽やかさを上乗せして。
【4】キャップやカーゴでスポーティな白ワントーンに
小粋なパラシュートパンツが主役の都会派スポーティで感度高く。パラシュートパンツのこなれ感を、スポーツ気分なメッシュニットやキャップでさらに高めて。シルバーのバッグやアクセでキレを足したら、足元はピンヒールのパンプスで女っぽさも忘れずに。
【5】スポーティなキャップはベージュで大人っぽい印象に
愛らしいシフォン素材のティアードワンピも白Tとキャップでラフにカジュアルダウン。ロゴ入りのベースボールキャップはベージュをチョイスすることで品のよさが死守できます。キャップのロゴをリフレインしたイエローのバッグで、コーデにおしゃれなリズムを加えて。
【6】キャップやビーズバッグでモノトーンをキャッチーに
チュールワンピに黒ボーダーとグレーデニムを重ねた映えコーデを小物合わせで更新。ラメライン入りスニーカー、チェリー付きバッグ、小粋なロゴキャップ…と、モノトーンの中にキラリと目を引く小物を仕込んで今どきの味付けを楽しんで。
【7】キャップやクロップド丈で視線を高く誘導
メンズっぽシャツでつくる大人のストリートスタイル。クロップド丈のオーバーサイズシャツとカーゴスカートの新鮮コンビできれいめカジュアルをアップデート。シャツにスニーカーやキャップを合わせるスポーツMIXがトレンド感を高めるポイントです。辛口なシルバーアクセやマイクロミニバッグも、こなれ見えにひと役。
【8】甘めスカートをキャップやスニーカーでカジュアルダウン
シンプルな黒スエットには、ひらっと軽やかなレーススカートで女のコらしさをプラス。キャップやスニーカーでカジュアルダウンするだけで、甘いスカートもバランスよく着こなせます。靴下+スニーカーは黒でまとめて足元もクールに。
【9】ワンピースにキャップやスニーカーで外しを加えて
キャンディスリーブやギャザーなど甘いディテールが多いワンピースは、キャップやスニーカーでスポーティに味付けするのが好バランス。デコルテや足首をチラ見せすることで、メリハリが効いた着こなしに仕上がります。ラフなこなれ感と締め色効果がある黒のかごバッグもポイント。
【10】白キャップとスニーカーでコーデに抜け感を
チューブトップにオーバーサイズのアウターをバサッとはおった、ヘルシーな肌見せコーデ。フレッシュなオレンジ×アイシーブルーの爽やかさを辛口スタジャンで引き締めて。ブランドロゴが効いた白のキャップと厚底スニーカー、マルチショルダーバッグで韓国っぽく着こなして。
【11】マイクロスカパンとキャップのKドル風ジャケットコーデ
カーキ色のマイクロスカパン&黒キャップでKアイドルっぽいジャケットコーデに。着回しやすい黒ジャケットは、ミニボトム×サイハイブーツでスパイシーにアレンジすると、韓国風のおしゃれコーデが完成します。ショルダーバッグもベルトは短めで腰より上に持つことを意識すると、目線が上がり脚長見えが叶います。
【12】キャップでこなれるきれいめモノトーンコーデ
爽やかな白スカートで、グレーニットを今っぽくカジュアルダウン。ふんわりとした半袖ニットは、シルバーがかった白スカートを合わせることでちょうどいいクリーンさと温度感が演出できます。ラフなキャップやフラットサンダル合わせもきれいめコーデの外しに最適。
【13】キャップやローファーでデニムコーデを旬顔に
ベージュジャケット×デニムの王道カジュアルは、小物の合わせ方がカギ。キャップや流行のボリュームローファーを合わせると定番のデニムスタイルがツウな印象に。インナーは黒タンクを選ぶと、ベージュのセットアップがメリハリよく着こなせます。バッグやチラ見せした白ソックスで、抜け感を意識して。
【14】キャップやサングラスで旬のスポーティ要素をプラス
シンプルだけど目を惹く派手色タンクトップ×デニムのコーデ。トップスや小物にインパクトがある分、デニムは薄めのカラーを合わせてシンプルにまとめるのがコツ。仕上げはキャップやサングラスでスポーティに着こなして。
【15】ブルーTシャツと白キャップでデニムコーデを爽やかに
感度の高いワントーンやスポーティーな小物でTシャツ×デニムコーデの鮮度をUP。シャツまでブルーでグラデーションにまとめると洗練ムードが高まります。キャップは白で清潔感をプラス!
「麦わら帽子」で夏らしさを演出
【1】黒の麦わら帽子で夏のモノトーンを大人っぽく
チュールスカートにペプラムキャミを合わせたセットアップ的なアプローチで、華やかさと軽やかさを両立。ふんわりとしたスカート×キャミに甘さがある分、小物は黒で引き締めるのが正解。麦わらやメッシュバッグで季節感を意識したら、足元はピスタチオグリーンでコーデにさりげないアクセントを。
【2】メッシュの麦わらバケハで白コーデにアクセントを
白のロゴTシャツ×ワイドパンツのオールホワイトに旬小物をトッピング。淡カラービーズとホワイト系ビーズの重ねづけが、程よく存在感も増して新鮮かわいい印象に。メッシュのバケハもトレンド感がさりげなくONできる注目アイテム。長く垂れたバケットハットのリボンで縦ラインを作って、オールホワイトののっぺり見えも回避して。
【3】リボン付き麦わら帽子でオールホワイトをガーリーに
顔周りを華やかに盛り上げてくれる、リボン付きのストローハットでオール白をとことんかわいく。ひざ下が透けるフラワー柄のスカートと白トップスでガーリーに仕上げて。差し色のバッグはコントラストをつけすぎない淡グリーンでやさしげな印象はそのままに。
【4】黒の麦わら帽子でモードなショーパンコーデ
センシュアルなスキンカラーのシアーカーデは、黒で引き締めて辛口に振ると甘さと洒落感のバランスが絶妙に。ショートパンツでラフに振りつつ、黒の麦わら帽子やバッグでもモード感をプラスすれば感度高めに着こなせます。
「バケットハット」のストリートっぽスタイル
【1】開襟白ワンピースを黒バケハで引き締める
ピンタックやパフスリーブ、開襟シャツなど、ひとクセあるアイテムを選んで、ピュアな白ワンピが味のある大人の甘さに昇格。シックなモノトーンとゴールドアクセで味付けて、さらにレトロな雰囲気に。レディに傾きすぎないバケットハットがこなれ見えのポイントです。
【2】ウールバケハやパワショルニットでレトロムード
クラシカルムードを楽しめる、チェックのツイードミニ×マスタードイエローのパワショルニット。ウール素材のバケットやワンハンドルバッグ、ロングブーツなど秋冬小物を散りばめて季節感をUP! バケットハットはレザーパイピングのアイテムを選ぶことで、レトロムード満点に。
【3】バケハやハートバッグで白コーデを盛って
ニット×ロングスカートのきれいめコーデに、カジュアル小物でラフさをプラス。もけもけバケハやハートバッグなどキャッチーなホワイトアイテムで盛るのがおすすめ。白コーデが甘くなりすぎないよう足元はハンサムに。
【4】小顔見せも叶うバケットハットで差をつけて
毛足長めのもこもこカーデにティアードスカートを合わせたゆるっとコーデ。季節感を高めてくれるウール素材のバケットハットは、小顔効果も◎。ベージュのシアーブーツやワイヤーバッグで抜け感も抜かりなく。
【5】バケットハットやオーバーオールでリラクシーに
レイヤード前提のオーバーオールは、ちょいモードでハンサムなアメスリとの組み合わせが抜群におしゃれ。肩周りの露出もヘルシーに決まって、旬のバランスがつくれます。マルチカラーのバケットハットやビーズネックレスで遊び心を加えたら、仕上げはラフに持てるクラッチバッグやぺたんこサンダルでリラクシーに。
【6】バケハを合わせてやんちゃムードをON
オーバーオール×リブニットにバケットハットを合わせたちょっぴりやんちゃなコーデも、オールホワイトできれいめにまとめて。仕上げに明るめブラウンのバッグを肩掛けすれば、端正なレザーの印象で大人っぽくまとまります。
「キャスケット」「ベレー」でパリシックに
【1】韓国っぽモノトーンをベレー帽で品よく
韓国で流行中のクラシカルファッションを意識して、ツイードジャケット×ミニ丈×厚底ローファーをチョイス。白カットソーをチラ見せすれば、黒多めの配色も重くなりすぎず爽やかに決まります。モノトーンがマンネリしないように、バッグはブラウンを選んで抜け感を加えたら、あえてのベレー帽できれいめな雰囲気に。
【2】ベレー帽でシンプルなモノトーンコーデの洒落感UP
チュールのレースワンピこそ、媚びずにかわいく着こなしたい。そんなときは、ボトムにデニムを重ねてヴィンテージ感をプラス。インナーはシンプルな白タートル、足元はレオパード柄のパンプスでアクセントを。仕上げのベレー帽でコーデの完成度をグッと上げて。
【3】黒ベレーやシューズを淡色コーデの締め色に
フレッシュグリーンのシャギーニットで女っぽすぎない程甘コーデに。流行りのマイクロミニもアイシーなパステルトーンでまとめつつ、黒のソックス&靴で足元を引き締めると大人っぽく着こなせます。
【4】キャスケットでカジュアルに仕上げるモノトーンコーデ
シアートップス×甘めキャミワンピのレイヤードに、キャスケットで程よいカジュアル感をプラス。イヤカフをつけて顔まわりをおしゃれに盛ると甘いコーデが大人っぽく仕上がります。ブーティやバッグは黒でまとめつつ、帽子はなじみのいいグレーで新鮮に。
【5】ボーイッシュなキャスケットでコーデにラフさをちょい足し
シンプルな白T×黒パンツコーデも、映えなビスチェをトッピングしたらグッと今っぽい印象に。ビスチェのピタシルエットが女性らしさ満点だから、あえて男の子っぽいキャスケットを合わせてラフに仕上げて。帽子のふんわりしたシルエットも小顔見えにひと役。
【6】キャスケットやボーダーでフレンチマリンに
ボーダートップス×ボタンを効かせたマリンパンツのフレンチルック。ニュアンシーなチャコールグレーパンツでモノトーンコーデの感度を高めて。丸みを帯びたキャスケットでマリンムードを底上げしたら、ミニバッグやツヤ感のある黒パンプスでワンツーコーデを大人っぽく。
×帽子でいつものコーデをワンランクUP!
エレガントな雰囲気には「つば広ハット」、カジュアルダウンには「キャスケット」など、取り入れるだけでコーデの印象を変えてくれる帽子。黒やブラウン、ベージュなどベーシックカラーの帽子なら、初心者でも気軽にファッションに取り入れられます。かぶってみると意外とすんなりなじむので、皆さんも季節感に合う帽子コーデにトライしてみてくださいね!