読み方で思わずびっくり!?「慮る」の読み方、わかりますか?
知っている言葉でも、漢字で書かれると読めないもの、あるいは、簡単な漢字で書かれているのに読めないもの、けっこうありますよね。
これまでの「意外と読めない」シリーズでは、「匿う」、「続柄」、「漲る」、「戦ぐ」、「間髪をいれず」、「偶々」、「態々」、「祝言」、「健か」、「湯湯婆」、「不束」、「長閑」といった、読めそうなのに読めない漢字を出題してきましたが、今回はこちらの漢字です!
「慮る」って、読める?
「配慮」の「慮」ですね!
これを訓読みしたときの読み方、みなさんはわかりますか?
きっと、意外な読み方かも……?
正解率は2割未満!
CanCam世代の女子に読み方を聞いてみた結果がコチラ!
正解率は19%!
今回は多くの人が「まったく読み方の見当がつかない!」といった感じだったので、さっそく答えにうつりましょう!
答えは…コチラ!
正解はコチラです!
「おもんぱかる」です!
……え?
「ぱ」!?
そうです。「ぱ」です。
慮るの意味は?
まずは意味を確認してみましょう。
「周囲の状況などをよくよく考える。思いめぐらす」(『デジタル大辞泉』より引用)
という意味で、「おもいはかる」から音が変化しました。
確かに、「思って」「(状況や相手の気持ちを)はかる」と「おもんぱかる」になりますね。
ちなみに、「おもん『ば』かる」という読み方をすることもあります。
というのも、もともとは「おもいはかる」だったものが「おもんはかる」になり、「おもんばかる」に音が濁って最終的に「おもんぱかる」というかたちに音が変化していったからです。
【まとめ】
今回は「おもんばかる」も正解ですが、辞書では「おもんぱかる」をメインの読み方として紹介しているので、「おもんぱかる」でこの際覚えてしまいましょう!
常に周囲を慮ることのできる人でありたいものです。(薄井大輔)
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