■ガラケーやスマホの画面に表示されていましたよね。「LTE」って、何の略?
身の回りには省略された言葉というものがたくさんあります。
特に、アルファベットの略称というものは、日ごろよく使っているのに何を省略したものなのか知らないという人も多いのでは。ビジネスでもよくアルファベットの3文字略語が飛び交うことがあると思います。「わからない」とは言いにくいシーンがほとんど。今のうちに知っておきたいですよね。
今回は、そういったアルファベットの略称に関するクイズを出題! コチラです!
「LTE」って、何の略?
あれ、どこかで見たことがあるような……。
アーティストだっけ? いえいえ、違います。
イルミネーションに使われるやつ……? それは「LED」です。
ほら、ガラケーやスマホの画面で、上の方に表示されているの、見たことありません?
「あぁ! アレか!」
そうです。アレです。
「確かに言われてみれば、アレって何の略だったんだろう……。というか、どういう意味だったんだろう……?」
なんだか、気になってきませんか?
■正解は、コチラ!
正解は、コレです!
Long Term Evolution
の略でした!!
「Term」といえば、「ターム」という横文字になっていますよね。「期間」という意味なので、「Long Term」で「長期」ですね。「Evolution」は「進化」という意味なので、直訳すればそのまま「長期的進化」になります。
いったいなぜ、スマホの画面にそんな文字が表示されているのでしょう。
詳しい話をすると難しくなってしまうのですが、携帯電話の通信規格のひとつとよく説明されています。
携帯電話って、外でも通信や通話ができますよね? 「基地局」と呼ばれるものと通信して、そういったことが可能になっているというのも、なんとなく皆さん知っていると思います。
この「基地局」との通信が、建物や地下にいることで上手くいかないと「圏外」になってしまうわけですよね。
「LTE」とは、そういった「基地局」との通信の方法のひとつなんです。
通信の方法は年々進化しています。やりとりするデータの数がどんどん増えていっているからです。
「3G」や「4G」という言葉も聞いたことがありますよね?「G」とは、「Generation(世代)」の意味なんです。「3G」は「第3世代」、「4G」とは「第4世代」のことで、この世代が後になればなるほどたくさんの通信ができる方法になっているというわけなんです。
「そういえば、最近は4GばかりでLTEって表記、見なくなったかも……。」と思った人は鋭いです。
なぜなら、「LTE」は「3G」から「4G」に移行するための、繋ぎの通信規格だからです。
いきなり「4G」に移るのは大変だから、いったん「3G」から「LTE」に変えて、徐々に慣らしていこうというものなんです。
「LTE」の時点ですでに家のネット環境とあまり変わらない通信スピードを実現していますが、2016年に「4G]に本格移行したことで、さらにサクサクと通信できるようになりました。
確かに、その時期から「4G」ってよく見るようになったかも!
ちなみに、「Wi-Fi」は家や会社などの中のケーブル通信を無線にしたものなので、限られた範囲でしか使えません。
本来はパソコンのためのものですが、パソコンの機能も携帯電話の機能もあわせ持つスマホなら、「LTE」も「Wi-Fi」も両立できるわけですね。
★正解率22%!普通に使ってるけど「Wi-Fi」ってなんの略だか知ってますか?
これから先、新しく「5G」も登場が予定されています。
日々世の中は進化しているんだなあと、スマホを眺めながら実感してみてはいかがでしょう。(薄井大輔)
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