2番目に好きな人と結婚したら幸せって本当?結婚のリアルを大調査!
「2番目に好きな人と結婚したほうが幸せになれる」と聞いたことはありますか? 本当に好きで好きでたまらない人との結婚、2番目に好きな人との結婚。どちらが幸せになれるのでしょうか。男女の意見を聞いてみました。また、結婚するときにチェックしたい価値観についてもまとめました。
Contents
本当に好きな人と結婚したい?
まずは「本当に好きな人と結婚したい」と思っている人の割合を調査すべく、20~30代男女200人に聞いてみました。
Q.本当に好きな人と結婚したですか?
はい 147人(73.5%)
いいえ 53人(26.5%)
「はい」と答えた男女は7割以上。それぞれの理由も見ていきましょう。
本当に好きな人と結婚したい派の意見
- 「幸せでいるため」(28歳)
- 「好きな人との結婚生活でないと楽しくないから」(27歳)
- 「好きな人じゃないと一緒にいても楽しくない」(20歳)
- 「妥協できない」(37歳)
- 「死ぬ時は一緒がいいから」(35歳)
好きな人と結婚したい人たちは、そうでなければ幸せではないという意見を持っているよう。また、一緒に一度のことだから、後悔したくない、好きではない人と結婚すると苦労しそう、などの意見もありました。
本当に好きな人と結婚したくない派の意見
- 「好きかどうかではなく気を使わない人がいい」(36歳)
- 「好きより嫌いでないのほうが人間関係として重要」(26歳)
- 「縛られそうだから」(27歳)
- 「愛情は続かないから」(34歳)
本当に好きな人と結婚したくないという人は、好きではなく楽な人と結婚したいと思っていたり、好きだと相手に縛られそうという不安を感じていたりするようです。
2番目に好きな人と結婚したら幸せになれるって本当!?
いちばん好きな人と結婚するのではなく、2番目に好きな人と結婚すると幸せになれるという話がありますよね。その説についてどう思うか、聞いてみました。
Q.2番目に好きな人と結婚したほうが幸せになれると言われているけど、それって本当だと思いますか?
本当だと思う 31%
本当だと思わない 69%
本当だと思う人は約3割。やはりいちばん好きな人と結婚できるのならば、その夢が叶ったほうが幸せだと考えている人が多いようです。では、実際にはいちばん好きな人と結婚できているのでしょうか? 聞いてみました。
Q.ぶっちゃけ、今の夫、彼氏はあなたの人生で何番目に好きな相手ですか?
もちろん1番! 49%
実は2番目 51%
なんと、結果は僅差で2番目が勝ちました。いちばん好きな人と結婚できたら幸せだと思いつつ、リアルにはできていない人も結構いるんですね。
2番目に好きな人と結婚すると幸せになれる派の意見
- 「2番目に好きな人と結婚したほうが、平穏な生活ができそう」(20代)
- 「一番好きな人と結ばれる人って実際はすごい少なさそうだから」(20代)
- 「たとえ結婚した時は2番目だとしても、結婚生活を共にしていくうちに1番になっていきそう」(30代)
理想はいちばんの人でも、現実はそんなに甘くないという意見や、2番目くらいの人のほうが幻滅することもなく平穏に暮らせそうなどの意見が。
本当に好きな人か見極める方法
続いて、今付き合っている人が本当に好きな人なのかを確かめる方法をチェックしてみましょう。認定心理士の脇田尚揮さんに伺いました。
1.相手の長所と短所、どちらが目につくか
あなたが恋人に対して短所よりも長所が半分以上あると感じた場合は、このまま付き合いを続けても問題ありません。対して長所よるも短所が半分以上を占めているなと感じた場合は、今の彼氏との関係を見直したほうが良いでしょう。
2.一緒にいるとき、ひとりのほうが楽と思うか
どんなに好きな彼氏であっても所詮は他人。他人なので程度の差はあっても自分ひとりでいるときよりも多少のストレスがかかります。ですので、彼と一緒にいるときと自分ひとりで過ごしているとき、実はひとりのほうが気楽で良いなと感じるようなら、彼との関係は良いとはいえないでしょう。
3.消極的な意味で、ケンカを避けているか
ワシントン大学の心理学者ジョン・ゴットマンは、仲がいいカップルほどケンカをしていると指摘します。なので彼とはケンカばかりしているというのはネガティブに聞こえますが、実はケンカするほど仲が良いといえるのです。そのため、もしも彼とケンカするのは嫌だから思っていることを言わないでおくほうが彼への愛が冷めている状態であると判定できます。
4.他の異性と比べる頻度が増えたか
進化心理学の分野では、女性はパートナー選びに妥協しないことになっています。なので他の異性と今の彼を比べてしまうのは、本能的なことといえます。しかし、本当に彼に満足しているのであれば比べる必要もないはず。他の異性と比べる頻度が増えている場合、彼への愛が冷めている危険信号と捉えられます。
好きな人とでも失敗する!?結婚前に絶対に確認すべき価値観
ただ好きだという感情だけで結婚を決めてしまうと、失敗する可能性もあります。結婚前に絶対にチェックすべき価値観について、既婚者に聞いてみました。
1.金銭感覚
- 「結局お金が大事」「お金で苦労したくない」「ふたりのお金だから」(回答多数)
- 「離婚の原因になるから」(26歳)
- 「無駄遣いの考え方」「食費や日用品費、水光熱費、家賃の感覚」(回答多数)
- 「子供のための貯蓄など意見が合わない」(回答多数)
- 「物の金額の高い安いの価値感が異なる」(25歳)
回答が多かったのがお金に関するものでした。何にどのくらいお金を使いたいと思っているのか、貯金はどのくらい必要なのかなどは、話し合っておかないと最悪離婚という結果を招くかもしれません。
2.食の好み
- 「毎日の料理を考えるのが面倒」「気にして食事がストレスになる」(回答多数)
- 「好きなもの食べたい」(28歳)
- 「食生活が違いすぎるのも大変」(29歳)
食事は毎日3回あるからこそ、好みがズレていると小さなストレスがたまってしまうという声も多くみられました。自分が食べたいものを我慢するのも辛いですし、相手にばかり我慢させるのも気が引けますよね。
3.清潔感の程度
- 「清潔程度をどこまでストレスなく許容できるか」(回答多数)
- 「掃除の頻度、バスタオル洗う頻度」(32歳)
- 「自分と相手の汚いということに対しての概念。キッチンのスポンジで机を掃除してしまったりするから」(29歳)
- 「潔癖症とズボラの人だととにかく合わない。主人が潔癖症で、私がズボラなので毎日ストレスがたまる」(28歳)
どのくらいであれば清潔だと許容できるかも重要です。洗濯や掃除の回数なども、それによって変わってきますよね。
4.将来設計
- 「子供について。結婚してからだと遅い」「子どもや結婚式は人生に大事な決断」(回答多数)
- 「子供に対する愛情をどれだけかけれるか。子供に対しての愛情をがなくて離婚したから」(27歳)
- 「住むところ。子どもの有無やタイミング。家は最大の買い物、それがイメージと違うと修正できない」(29歳)
子供はいつごろ欲しいのか、何人欲しいのかなどは、事前に話し合っておかないと大問題になりやすいです。またマイホームを買いたいのか、将来住みたい場所はあるのかなども、大きな決断になるため相違があると大変かも。
5.家族との付き合い方
- 「家族との付き合い方」(回答多数)
- 「親の老後について」(33歳)
- 「両親との距離感。季節行事など夫の実家はどうなのか自分の実家とはあまりに違っていて戸惑ったから」(38歳)
結婚するということは、相手の家族とも関係を築くということ。お盆やお正月は絶対に帰らなければならないのか、どれくらい頻繁に会うのかなどは知っておかないと驚いてしまいそう。
6.生活リズム
- 「休日の過ごし方。インドア派とアウトドア派だときつい」(29歳)
- 「休みの日の過ごし方、家事分担。確認しないと喧嘩になるから」(27歳)
- 「睡眠時間の相違。自分は6時間寝たらよく寝たと思うが相手は9時間以上寝ないとダメ」(21歳)
休みの日をどんな風に過ごしたいのかは、人によってさまざま。外に出かけてリフレッシュしたいという人もいれば、家でのんびり過ごしてストレスを解消したいという人もいます。また何時ごろに寝て何時ごろに起きるのかも、違い過ぎるとお互いにストレスに…。
7.異性との距離感
- 「浮気のライン。離婚の原因になるから」(26歳)
- 「束縛。何時に帰ってくる、誰と会うなど」(32歳)
- 「異性との距離関係。浮気などを無駄に心配しないため」(34歳)
どこからが浮気なのかも重要なポイントでしょう。自分が浮気と思っていない行動が浮気と言われ、最終的に離婚なんて話になったら大変です。
8.家事への考え方
- 「家事の出来具合。できるはそれぞれ違うからどれくらいできるのか直接確認する」(22歳)
- 「自炊の頻度、家事分担など。生活基盤の意識で何かずれがあると大きな歪みにつながると考えているから」(27歳)
- 「家事へのやる気、分担への意欲経済感覚。夫の家政婦になる訳ではないので、家事や自分のことをどれだけやってくれるかが大事」(28歳)
夫婦共働きだと、家事分担をしなければ大変になってしまいます。結婚してからどのくらい家事や育児を手伝ってくれるのか、料理はどの程度できるのかなどは知っておいて損はありません。
9.趣味に対する考え方
- 「趣味に対する考え方」(33歳)
- 「趣味に対してどれだけお金を使うか」(28歳)
結婚してからも趣味を楽しみたいと思う人は多いでしょう。それを止められてしまうとストレスでしかありません。ただし、どのくらいのお金や時間を費やしても良いのかは人によって意見が違います。
10.コミュニケーションスキル
- 「コミュニケーションスキル高いか。楽しく過ごせる基礎ポイント」(37歳)
- 「人とのコミュニケーションの取り方。自分が一番気になる大事な価値観だから」(30歳)
夫婦になったあとに、どれくらいコミュニケーションを上手にとれるかによって、円満でいられるのかに違いがでそうですよね。結婚したんだから何も言わなくてもわかるだろうなんて幻想です。
好きな人と結婚できても…後悔した瞬間
好きな人と結婚できた人でも、後悔することはあります。どんな瞬間に後悔したか男性に聞いたところ、このような意見がありました。
- 価値観のズレ
- 思っていた性格と違った
- わがまま
- 話を聞かない・相手を理解しようとしない
- 喧嘩したとき
結婚前に絶対にチェックすべきポイントにもあったように、金銭感覚や結婚観、浮気への感覚など価値観が違いすぎると後悔する可能性が高くなります。付き合っているときは気づかなかったネガティブな面も見えやすくなるため、「こんなはずじゃなかった…」と幻滅してしまうこともあるようです。
どんなに好きという気持ちが強くても、それだけでは乗り越えられない壁も存在しそうですね。
【おまけ】好きな人が結婚してしまったときの諦め方
最後に、好きな人が別の人と結婚してしまった…というショックな経験をした人のために、好きな気持ちを諦めるテクニックをご紹介します。認定心理士の脇田尚揮さんに伺いました。
1.悲しい曲を思いきり聴いた後に…
失恋ソングというジャンルもあるほど、失恋に関する曲って多いですよね。好きな人と結ばれなくて悲しいときには、バラードなど悲しめの曲を聴いた方が心が癒されやすいそう。その後、気持ちに合わせて少しずつアップテンポの曲を聴いてみてください。
2.好きな相手と物理的に接触する回数を減らしていく
頻繁に会う人、目にするものに好意を抱くという単純接触効果という心理があります。好きな相手を諦めたいのであれば、なるべく相手との接触を減らしていきましょう。実際に会う回数が減っていけば、それだけ相手の存在が小さくなっていくはず。
3.相手へのイメージを反転させる
相手へ悪印象を抱くようになるためには、最初に相手のいいところをたくさん思い出してから、相手の悪いところを考えるようにすると良いそう。逆をやってしまうと、未練がどんどん高まるのでご注意を!
【まとめ】
結婚生活は長いです。本当に好きな人とでなければ、問題にぶつかったときに一緒に乗り越えられないかもしれません。ただし好きだけで、価値観が違う相手と夫婦生活を続けるのも大変です。結婚を考えているのなら、後悔しない選択肢を選びたいですよね。