すれ違いってどんな意味?カップル・夫婦がすれ違ってしまう原因と対策

すれ違いってどんな意味?カップル・夫婦がすれ違ってしまう原因と対策

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「すれ違い通信」などでも使われる「すれ違い」という言葉。これってどんな意味なのでしょうか。類語とあわせて意味をわかりやすく解説します。また、カップルや夫婦がすれ違ってしまう原因や危険性、対策もご紹介しますよ!

 

すれ違いの意味は?

まずはすれ違いの正しい意味を辞書で見てみましょう。

すれ‐ちがい【擦れ違い】

  1.  触れ合うほど近くを反対方向に通りすぎること。

  2.  時間や位置などがずれて、会えるはずが会えないこと。

  3.  議論などで、論点がかみあわないこと。
出典:デジタル大辞泉(小学館)

カップルや夫婦の問題などで使うのは、2や3の意味ですよね。特に今回は、物理的に会えないというよりは、心理的なすれ違いを取り上げてみます。

 


すれ違いの類語は?

すれ違いと似た言葉にはどんなものがあるのでしょうか。

 

ボタンの掛け違い

対処の方法を誤り、そのことが原因であとから不都合が生じたり、双方の間で食い違いが生じたりすること。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

 

齟齬

物事がうまくかみ合わないこと。食い違うこと。ゆきちがい。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

 

行き違い

  1. すれちがいになって、出会わないでしまうこと。いきちがい。

  2. 意志がうまく通じないで、くい違いを生じること。いきちがい。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

 

食い違い

食い違うこと。また、その点。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

 

4つともかなり「すれ違い」と似た意味の言葉ですね。ボタンの掛け違いは、始めの小さな行き違いが重なりあって、最終的に大きな行き違いになってしまうイメージです。


すれ違いが起きる原因は?

好き同士であってもなぜすれ違いは起きてしまうのか、考えられる原因を集めました。原因がわかれば、改善策も見えてくるかもしれませんよ!

 

嫉妬や疑惑

相手に異性の友達が多くて嫉妬してしまったり、相手の行動を怪しいと感じてしまったりすることから、すれ違いが起こることもあります。決定的な浮気の証拠などがない限り信用するのがベストでしょう。

 

好きな気持ちの差

まずは期待しすぎなこと。相手に求めるものが大きすぎると、理想とのギャップに落ち込んでしまいそれがすれ違いの原因にもなりかねません。好きな気持ちが強いとありがちですよね。

 

思っていることを口にしない

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相手のためと思い何か気になることがあっても言えず、その我慢がたまっていくとすれ違いの原因に。なんでも話せる仲になるまでは時間がかかるかもしれませんが、不満は小さなうちに話し合う方が解決しやすいはず。

 

コミュニケーション不足

生活リズムが違ったり食事を一緒に取らなかったり…様々な理由から起きるコミュニケーション不足もすれ違いが起きる原因のひとつ。仕事の関係などでゆっくり話す時間が取れないこともありますよね。それを放置しておくと大きなすれ違いが起きてしまうかも。

 

価値観の違い

価値観が似ていることって、一緒にいる上でかなり大切なこと。小さな価値観のズレが、のちに大きなすれ違いに発展してしまうことも…。


カップル・夫婦のすれ違い状態が続くとどうなる?

すれ違いの状態が長く続いてしまうと、カップルや夫婦の関係が悪くなることは想像つきますよね。ではすれ違いが続くことで起こりうるトラブルを具体的にまとめました。どれも避けたいものばかりかも…。

 

ケンカが増える

すれ違いの状態が続くと小さなケンカが増えます。今まで気にならなかったことにもイライラしたり、怒りやすくなったり…。モヤモヤした状態が基本になってしまっているので、根本を解消する必要がありますよ!

 

浮気・不倫に発展する可能性

すれ違いが原因で、浮気や不倫に発展することも考えられます。「他の人ならどう考えるかな?」「彼女と違うタイプの人と話したい」そんな好奇心から、他の異性との接点を持ってしまうことも。しっかり話し合い、その溝を埋めるようにした方がよさそう。

 

破局の危機

浮気・不倫もダメなことですが、そこでとどまらず最悪の場合破局してしまうことも。ちょっとした不満が大きなすれ違いに繋がります。小さいことでも相談し合える仲になれたら最強ですよね!

 


カップルのすれ違いを予防・乗り越える行動

ではカップルのすれ違いを予防するにはどんなことをすればいいのでしょうか? こちらでは行動編をご紹介。ちょっとした心がけで解消することができるかもしれませんよ!

 

生活リズムをあわせる

ひとつ目は生活リズムをあわせること。仕事や学校などそれぞれの都合はあると思いますが、週1だけは合わせてみたり休みを一緒にしたりとお互い歩み寄る姿勢が大切です。

 

一緒に食事をする機会を増やす

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生活リズムは変えられないという場合は、せめて一緒に食事をする機会を増やすのも手です。短い時間でも一緒にご飯を食べながら話すだけで、距離感が縮まります! リラックスモードで何気ない話をするのって大切。

 

早い段階で話し合う

基本的なことですが、溝を無くすのに話し合いは必要不可欠。ポイントは早い段階。不満が大きくなってからではなく、「ちょっと気になるな」くらいで話して。そのためにも、食事の機会や一緒にいる時間を増やすのってやっぱり大事ですよね。

 

改善する努力を行動で示す

ただ話し合うだけではなく、その後の行動で改善する姿勢を見せるのも大切。むしろ、話し合い後にどんな行動を取るかで、その後のふたりが決まってきそう。改善する行動を示さなければ、結局解決しませんよね。

 

マンネリ対策をする

いくら好きであっても、長く一緒にいると当然飽きが出てきます。気持ちが冷めることですれ違いが起きることもありますよね。そこで定期的なマンネリ対策は気持ちのすれ違い防止にいいでしょう。見た目に変化をつけたり、デートの場所を変えてみたり…小さなことから試してみて!


言葉のすれ違いを無くす会話テクニック

続いて、すれ違いを予防する会話の内容や話し方のポイントを見ていきましょう!

 

「一言多く」謝る

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女性と男性では、脳の使い方の傾向が異なっています。約束を忘れたり、遅れてしまったりなど、何かあったときは「一言多く」謝るのが正解。申し訳ないという“謝罪の感情”をしっかり伝えることで、気持ちのすれ違いを予防できますよ!

 

少し早口で話す

人に自分の意見を話すときは、早口で話した方が相手に信頼されやすいんだとか。なぜなら、早口には“熱意”がこもっていると捉えられやすいから。早口で話すことで、「この人は一生懸命に伝えたいことを話しているんだ」と真摯さを感じさせられます。ただ、気になることを早口で言うときつく聞こえてしまうこともあるので、言葉を選んで思いを伝えるのがすれ違いを防ぐ話し方のポイントです。

 

愛嬌で感情に働きかける

会話をするときは言葉の内容だけでなく表情やしぐさ、服装などの視覚的要素なども含めて、相手が伝えたいことを認識しているそう。なので何か気持ちを伝えたいときは、表情やリアクションも意識して話してみて。そうすることですれ違いが起きるのを防げそう!

 

お願いはかわいく

何か不満があるときに「なんで〇〇してくれないの?」という言い方をするのではなく、「〇〇してくれたら嬉しいな」や「一緒に〇〇したいな」など、あくまでもふたりでしたいということをかわいくお願いするのもすれ違いを防ぐポイントです。同じことを言っていても、印象が変わってくるはず!

 


【まとめ】

最初は小さな不満でも、それが取り返しのつかないくらい大きなすれ違いになることがあります。忙しい中でも時間を作って、コミュニケーションを取るようにすることがすれ違いを防ぐポイント。歩み寄る気持ちが大切ですね!