半同棲とは?同棲との違いやメリット・デメリットを徹底解説!
どちらかの家に週の半分以上泊まり、日常生活で使うものも家に置いているような状態のことを「半同棲」と呼びます。この半同棲、家がふたつあるため費用はかかりますが、別れることになったときに困らないなど、メリットもデメリットもあります。今回は、半同棲のメリット・デメリットや、結婚に繋げるためのコツを解説します。
Contents
半同棲とは?
半同棲とはどういう状態をいうのでしょう? まずは同棲の意味を辞書で見てみましょう。
どうせい【同棲】
一緒に住むこと。特に、正式に結婚しないまま同じ家で一緒に暮らすこと。
出典:デジタル大辞泉(小学館)
半同棲とは半分同棲の状態です。明確な定義はありませんが、週の半分以上をどちらかの家に泊まることを指すことが多いようです。
同棲と半同棲の違いは?
同棲と半同棲の違いは、家の数にもあります。同棲の場合にはひとつの家しかありませんが、半同棲はお互いに家を持ちつつも、ひとつの場所で過ごすことが長い点が違います。このことが、同棲と半同棲のメリット・デメリットに関わってきます。
半同棲のメリット
1.結婚後の生活が想像できる
半同棲をすることで、結婚したらどのような生活が待っているのかイメージしやすいです。結婚しても大丈夫な相手かを見極められるというのは大きなメリットかもしれません。
2.相手と一緒にいられる時間が増える
半同棲状態ではどちらかの家に週3日か4日はいることになります。お互いに仕事をしていて多少忙しくても、まったく会えないということはないため、寂しがり屋さんにはピッタリですよね。
3.相手の金銭感覚がわかる
半同棲をすると、相手がどんなことにどのくらいお金を使うタイプなのかがわかります。お金の価値観が違っていると結婚してから上手くいかないことが多いため、半同棲のタイミングで見極めができるのは助かるはず。
4.互いに生活費が節約できる
家がふたつあるため、同棲よりは節約にはなりませんが、それでもふたり分の食事を一緒に作れたり、光熱費がかからなかったりと節約になります。
半同棲のデメリット
1.家賃がもったいない
どちらかの家に週の半分以上いるわけですが、空いているほうの家の家賃は同じだけかかります。これについて無駄になると考えることもできます。
2.マンネリ化し、結婚が遠のく
半同棲をすることにより、関係がマンネリ化しやすくなることもあるでしょう。一緒にいる時間が長すぎるため、なかなか結婚に踏み切れなくなることも。
3.自由な時間が減る
彼氏のことは好きだけれど、あまりに一緒にいすぎると辛くなるというタイプも人もいるはず。ひとりの時間をもっと過ごしたいと不満がでてくるかもしれません。
4.小さなケンカが増える
同じ家で暮らしていると相手のイヤなところも目についてしまいがちですよね。そのことでケンカが増えるとふたりの関係に亀裂が入るかも。
5.家事の負担がどちらかに集中する
半同棲状態だと、受け入れている側の家事負担が増える傾向があります。その不平等さがイヤになったり、家事の負担が増えてイライラしやすくなるなどのデメリットもあります。
経験者に聞いた!半同棲してよかったこと・よくなかったこと
経験者は同棲や半同棲を実際にしてみてどんな風に感じたのでしょうか? 具体的なエピソードを聞いてきました。
1.半同棲をしてよかったこと
- 「いつも一緒にいられること」(24歳・会社員)
- 「相手をよく知ることができる。自分の知らなかった姿も見えてくる。他人と暮らす厳しさを知る」(27歳・会社員)
- 「きちんと家事をできるようになった」(27歳・公務員)
- 「相手の金銭感覚がわかる」(回答多数)
- 「将来の準備ができる」(28歳・会社員)
お互いのことをよく知れるし、好きな人と長い時間一緒にいられる、という意見が多数でした。他にも、生活費が節約できるなど、現実的な意見も多数挙がりました。
2.半同棲をしてよくなかったこと
いいこともあれば悪いこともあります。楽しい同棲生活ばかり想像していると、現実とのギャップに驚くこともあるかも。あらかじめデメリットを頭の片隅に入れておけば、それも軽減されるでしょう。
- 「マンネリ化し、結婚が遠のく」(回答多数)
- 「小さなケンカが増える」(回答多数)
- 「セックスレスになる」(28歳・会社員)
- 「相手の性格の悪さに気づいた」(25歳・会社員)
他人と一緒に住むのは簡単なことではありません。相手の苦手なところ、好きになれないところに気付くことで、結婚後に失敗してしまうリスクも減ります。マンネリが怖い方は、期限付きで同棲するのもありかも!
半同棲を開始するときに決めておくべきルール
週の半分以上一緒に過ごす半同棲と、ずっと一緒にいる同棲には、かなり差がありますが、ルールを決めておいたほうがいいことは、同棲も半同棲も変わりません。特にお金や家事については決めておいたほうがいいでしょう。
1.生活費負担の割合
やはり一緒に暮らすとなるとお金の問題はうやむやにできません。生活費はどちらがどれだけ負担するのかは事前に話しておくべきでしょう。
2.家事分担について
半同棲のデメリットでもお伝えした通り、家事分担がどちらかに集中することで関係に亀裂が入ることも。どの家事はどちらがやるのかなども決めておきましょう。
3.帰宅時間と夕飯のルール
お互いにどのくらいに帰宅するのか、夕食は必ず家で食べるのか、遅くなった場合は相手を待つのかなど、小さなことに思えますがこういうルールが決まっていないと日々のストレスになります。
4.結婚に向けてのライフプラン
同棲や半同棲をすると結婚が遠のくという意見もよく聞きますよね。それは結婚までの道筋を共有していないから。いつ頃までに結婚したいのかを何となく話しておくだけでも、その後の関係性がハッキリします。
最低でもこの4つは決めておくと、同棲後のケンカを減らせるかも。
半同棲・同棲を結婚に繋げるために心がけるべきこと
同棲すると、会うことに対しての新鮮な気持ちがなくなり、マンネリ化したりケンカが増えたりすることもあります。そうならないために心がけるべきことを聞いてきました。
1.気を抜き過ぎない
- 「気を抜きすぎないように気をつけている」(25歳・医療関連)
- 「ずっとすっぴんでいないようにしたり、あまりゴロゴロしたりしすぎないようにしている」(26歳・医療関連)
2.たまには一緒に出かける
- 「家でばかり過ごさない」(27歳・メーカー関連)
- 「月に1回はデートするようにしている」(23歳・アパレル関連)
3.ケンカをしたときの仲直りの方法を決める
- 「ケンカを長引かせないように、仲直りの方法を決めてある」(29歳・不動産関連)
- 「ケンカをしたとき、うちではコンビニでプリンを買ってきて、一緒に食べたら仲直りと決めている」(26歳・広告関連)
幸せになれる半同棲・同性のコツがわかる心理テスト
最後に、どんな同棲・半同棲なら幸せになれるのかがわかる心理テストをご紹介。恋人と一緒に暮らしたいと考えている人はぜひチェックしてみてください。
【まとめ】
ふたつの家があるからこそ、失敗してもやり直しがきくのが半同棲の最大のメリット。例えば、結婚を考え始めたころに3か月だけ、など期間を決めて半同棲をしてみると、本当に相性が合うのかを確かめられるかもしれません。