結婚前に同棲を考えるカップルも多いでしょう。同棲をすると結婚が遠のくなどと言われることもありますが、実際にはどうなのでしょうか。今回は、同棲経験者に聞いた同棲のメリット・デメリットをご紹介します。また、同棲の際に住む部屋を考える際のポイントや食費についても解説します。
同棲のメリット
さっそく、株式会社AlbaLinkが運営する訳あり物件買取プロが、恋人との同棲経験がある500名を対象に実施した「同棲のメリット・デメリット」についてのアンケート調査をもとに、同棲してよかったことを見ていきましょう。
同棲して良かったことランキング
1位 相手を理解できる
もっとも多くの人がメリットだと考えたのが、相手を理解できること。デートを重ねてはいても、やはり生活習慣など、一緒に住んでみて初めてわかることも多いです。お互いに合う部分、合わない部分を知っておくことは、先々の関係のためにも必要ですよね。
2位 一緒に過ごす時間が増える
同棲をしたい理由として、「もっと一緒にいたい」という気持ちを挙げる人も多いでしょう。同棲をすれば、お互いに働いていても毎晩家で顔を合わせることができますし、休みの日は一緒に過ごすことができます。
3位 結婚生活のイメージが湧く
「この人と結婚したらどんな感じだろう?」と想像することはできますが、やはり想像だけだとわからないことも多いですよね。一緒に暮らしてみると結婚後をリアルにイメージできます。
4位 ふたり暮らしが楽しい
一人暮らしを経験した人ならだれもが味わったことのある「寂しさ」。ふたりで暮らすことでこの寂しさを感じなくてすむという声も。
5位 日常生活で助け合える
日々の生活の細々したことが意外とストレスになることも。ですが、お互いが得意な分野を助け合うことで小さなストレスが減ります。家事分担などもできるため楽という声も。
6位 金銭的に楽
同棲をすることで、家賃や光熱費などを安く抑えることも可能になります。将来に向けて一緒に貯金をしたいという目標があるカップルにとっては、金銭面でのメリットもかなり大きいでしょう。
7位 安心感がある
そばに誰かがいると感じられるだけで、ものすごく安心できたりしますよね。自分の愛する人がいつも近くにいてくれるというのは大きなメリットです。
同棲のデメリット
同棲はメリットばかりかというとそうではありません。続いて、経験者に聞いたデメリットもご紹介します。
同棲して良くなかったことランキング
1位 ひとりになれない
同棲をするとひとりになりたくてもなれないことがあります。特にお互いに自分の部屋を持たない家で暮らす場合、ちょっとしたプライベートが守られていないと感じる人も多いでしょう。
2位 相手の嫌な面が見える
長く一緒に暮らせば暮らすほど、相手の嫌な部分が見えてしまうのも事実。この嫌な部分がどうしても許せないときには別れを選ぶしかなくなるかもしれません。
3位 関係がマンネリ化する
関係のマンネリ化もよくデメリットとして挙げられます。お互いに一緒にいる時間が長いからこそ、新鮮さはなくなりがち。とはいえ、結婚を考えるならマンネリしてからが勝負かもしれません。
4位 ケンカが増える
同棲を始めてから些細なことでのケンカが増えたというのもよく聞く話。小さな生活習慣の違いなどから、相手にイライラしてしまうことが増えるのかもしれません。
5位 生活スタイル・価値観の違い
相手を理解できることがメリットにあげられましたが、相手を知るということは自分との違いを知るということにも繋がります。生活スタイルや価値観の違いが浮き彫りになり、埋められない溝ができてしまうことも…。
6位 結婚のタイミングを逃す
同棲をしてしまうといつも一緒にいられるため、結婚する必要を感じにくくなる可能性もあります。将来的に結婚したいと思うのなら、どのくらい同棲したら結婚を考えるか、最初に決めておいたほうが良いかもしれません。
7位 家事負担が増える
ふたりで暮らす分、部屋が広くなったり、洗濯物が増えたりします。うまく分担ができないと、どちらかに負担が一方的にかかってしまうことがあります。
同棲の間取り選びのポイント
同棲をすると決めたら、部屋を選ばなければなりませんよね。同棲するならどんな間取りが最適なのでしょうか。経験者に間取り選びのポイントを聞いてみました。
1位 適切な部屋数
- 「個人部屋を作れる部屋数」(20歳)
- 「ケンカしたときや息抜き時に逃げ場所ができるので、最低でもひとり1部屋は確保したいと思った」(24歳)
- 「2DKにして、個人の空間を確保すべきだった」(30歳)
一緒にいても平気だからとお互いの部屋を作らなくて失敗したという意見が多くありました。どんなに好きな相手とでも一緒にいたくない瞬間はあるはずなので、部屋数にゆとりがあったほうが良さそうです。
2位 同棲に適した広さ
- 「全体の平米数だけではなく、LDKの広さを重視すればよかった」(25歳)
- 「間取り自体は1Kでも案外大丈夫だとは思うが、広い部屋にすればよかった」(26歳)
- 「間取りも大事だが広さも重要」(30歳)
部屋数だけに気をとられて広さを考えないと失敗してしまうという声も。一緒に過ごす時間が長いのなら、リビングが広めの物件を選ぶなど、広さも考慮して選びましょう。
3位 収納の多さ
- 「洗面台の収納の多さ。ふたり分を置ききれなかったため」(20歳)
- 「自分の場合は、部屋数よりも収納スペースの多さ。ふたりで暮らすと荷物の量も増えるので」(25歳)
- 「お互いの衣服をきっちりしまえるように、クローゼットは多めに確保すべきだった」(30歳)
ふたり分の物を置くとなるとかなりの収納スペースが必要ですよね。お互いに持っているものの総量を考えて、収納が十分かどうかも確認しておきましょう。
同棲で食費は減る?
同棲のメリットとして経済的な負担が減ることが挙げられました。では、ふたり暮らしの場合、一人暮らしに比べて食費はどのくらい減らせるのでしょうか? 調査結果を見てみましょう。
Q.1か月食費はいくらですか?
【一人暮らし】
1万円未満 8%
1万円~3万円未満 67%
3万円~5万円未満 23%
5万円~8万円未満 2%
【ふたり暮らし】
1万円未満 3%
1万円~3万円未満 33%
3万円~5万円未満 48%
5万円~8万円未満 15%
8万円~10万円未満 1%
一人暮らしの男女150名に「1か月の食費はいくらですか?」と聞いたところ、1万円~3万円未満が67%と最も多く、続いて3万円~5万円未満が23%という結果になりました。住んでいる地域によって食材や外食費の価格に差はありますが、3万円前後でやりくりしているという人が多いようですね。
一方、ふたり暮らしの場合、もっとも多かったのは3~5万円という回答。一人暮らしの金額×2よりは安いため、食費の節約になるとはいえそうです。
【まとめ】
同棲を夢見る女性も多いかもしれません。ただし同棲にはメリットもデメリットもあります。実際に始めてから「こんなはずじゃなかった」と後悔しないように、しっかり話し合ってから同棲をスタートさせるのがおすすめです!
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