■同期とうまくやっていく・浮かないための心理テクニック
新生活が始まると、会社や学校においてあなたの味方につけておきたいのは、なんといっても「同期」。先輩にかわがられるのも大事ですが、横の繋がりをおろそかにしてしまうと、後々苦しい展開になってくることも。そこで今回は、同期とうまくやっていく・浮かないためのテクニックをご紹介いたします。
■「ハード・トゥ・ゲット・テクニック」がここ一番で活きてくる
心理学では、相手からの好意や信頼を勝ち得るためには、“特別感”を与えることが大切だとされています。
そこで活用できるのが「ハード・トゥ・ゲット・テクニック」。これは、「あなただけに言うんだけど」や「ここだけの話」というフレーズを、言葉の最初に持ってきて耳打ちをするという方法です。そうするだけで、自分のことを重視してくれていると思わせることができ、同僚の中でも頭ひとつ分好感を持たれるように。ただし、いつも使っていると、八方美人だと思われる恐れもあるため、ここ一番のタイミングまでとっておくようにしましょう。
■「開放性の法則」は仲良くなる上で必須のテクニック
同僚の中でも、なんとなく気になる・なんかいいなと思える相手がいたとしたら、「開放性の法則」を用いて、距離感を詰めることをおすすめします。これは、相手のプライベートな側面に触れたときに、親しみを感じるという効果です。自分の趣味や好みを分かりやすい形で表現するのが一番簡単にできるかもしれません。例えば、PCにちょっとしたステッカーを張ったり、スマホケースに趣味を出したりして「私はこんな側面があります」ということをアピールすれば、好意を持つ余地を作れるでしょう。
■ビジネスシーンでは「クッション話法」が効果的
同僚同士でチームを組まされたときに有効なテクニックがあります。それは「クッション話法」。
これは、ディスカッションなどで、自分の意見が反論された際に使える方法です。反論されると、相手を説得しようと自分の意見に意識が向かいがちですが、実は言葉の最初に「なるほど」「そうですね」「確かに」と、自分の意見を飲み込んで、相手の意見を一度「受け入れる」という姿勢が一番効果的なのです。このテクがうまく使えれば、相手はいずれあなたの味方になってくれるでしょう。その後で、自分の意見を述べるようにしましょう。
■「ランチョンテクニック」は積極的に取り入れて!
同僚同士の関係性を、一番手っ取り早く手軽によくできる方法があります。それが「ランチョンテクニック」です。これは非常にシンプルで、打ち合わせや話し合いを「食事をとりながら」するというものです。飲食をしながら相手と会話することで、おいしい食事が話しあいの内容にポジティブに結びつくという現象が起こるのです。そのため、会話をする際は、お弁当でもお店でもかまわないので、食事をしながらが理想的なのです。
新しい環境においては、横つながりの共同体意識を持っていることで、五月病や鬱になりにくいとされています。自分がここに所属しているのだという“帰属意識”が、ストレスを軽減し、自分のやるべきミッションに向かう気概を与えてくれるのです。だからこそ、面倒でもある程度同僚との人間関係には気を遣っていきたいものですね。(脇田尚揮)
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、現在テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出 書房新社)。
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