進学・就職・転勤の新生活……遠距離恋愛を続けさせるための方法

新生活……遠距離恋愛を続けさせるための方法

進学、就職、転勤といった新生活が始まるタイミングは、実は恋の危機でもあります。お互いに生活環境が大きく変わって、新しい出会いも生まれてきますよね。おまけに新しく覚えることもたくさん! 恋愛にエネルギーを注ぐ余裕もなくなり、いつしか関係が冷めてしまうことも……。そこで今回は「恋人と遠距離恋愛を続かせるための方法」をご紹介させていただきます。

■“好意の言葉”を明確に伝えること

遠距離恋愛を維持していく上で欠かせないこと、それは「信頼」です。そこで重要なのは、自分の気持や愛情を、大げさなくらいハッキリと伝えるということ。遠距離恋愛中は、言葉にしなければ想いはなかなか伝わりません。「きっと分かってくれるだろう」という甘えは禁物なのです。自分の気持ちはずっと変わらないという態度を言葉で示せれば、そこに深い信頼感が生まれ結束力が生じます。心理学的にも、人は信頼されたらそれに応えようとするという実験結果があるため、手放しで相手に本音を伝えることが長続きの秘訣なのです。

会えない時間こそ愛が育つという思考にシフトする

物理的な距離が生まれると、心理的な距離も生じたかのように感じられるもの。でも、それはこれまで恋人との距離が近かったゆえの不安です。自分の生活のほとんどが恋人で埋まっていたからに他なりません。だから、遠距離の関係になった時には、その隙間を埋めていくことが大切です。心理的に、人間は手に入りそうで入らない距離が一番渇望感を生み、恋心も燃え上がるもの。でも、依存してはいけません。精神的に自立して強くなれば、これまでと違う“大人の恋(自立の恋)”を楽しめるようになれるはずです。ひとりの時間を楽しみ、次に相手に会うのを楽しみにしながら自分の生活を充実させていくように努力しましょう。

■たまに送る手紙が相手のハートを掴む

遠距離恋愛になったばかりの時は、とにかく恋人と電話やLINEをしたくなるもの。確かに連絡を取り合うのは、遠距離恋愛の鉄則ですよね。でも、それが続いてしまうと、いずれマンネリ化してしまったり、義務化されているようで息苦しくなってしまうことも……。そこで敢えてアナログな手法“手紙”を書いてみましょう。気持ちを整理して、会話では伝えられなかったことや素直な思いを文章で伝えるのです。電話やLINEとは違った新鮮さを相手に届けることができるはずです。心理的にも聴覚や視覚だけでなく、触覚を刺激できます。

■恋人の住む街へ一度は行ってみる

遠距離恋愛で最も心配になるのは、相手の日常が目に見えないこと。恋人のSNSを見て「もしかしたら他に好きな人がいるのかも……」と浮気を疑いだすと、やりとりの内容もネガティブなものに。でも、相手にとって重たい存在になってしまうとアウトです。そこで、恋人の住んでいる街へ一度は行ってみましょう。できればお互い訪れるのが理想。相手がどんな生活をしているか、今の友人はどんな人かを知っておけば、そこに安心感が生まれます。生活環境の把握は、遠距離恋愛の不安を払拭する上で欠かせないアクションなのです。

終わりに

遠距離恋愛は確かに大変なもの。でもそれを辛いものにするか、楽しいものにするかは、実はあなた次第だと言えます。精神的に恋人に依存したままだと、苦しい時間をただ過ごすだけになってしまいます。次に相手にあった時、自分がどれだけ魅力的になったかを報告するくらいの気持ちで、趣味や仕事、習い事など「ひとりの時間」を充実させて楽しみましょう。そんな輝くあなたを、恋人も放したがらないはずです。(脇田尚揮)

脇田尚揮
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出書房新社)。