■鍋の季節ですね…。「灰汁」って、読めますか?
知っている言葉でも、漢字で書かれると読めないもの、あるいは、簡単な漢字で書かれているのに読めないもの、けっこうありますよね。
これまでの「意外と読めない」シリーズでは、「間髪をいれず」、「偶々」、「態々」、「祝言」、「健か」、「湯湯婆」、「不束」、「長閑」、「挙って」、「詳らか」といった、読めそうなのに読めない漢字を出題してきましたが、今回はこちらの漢字です!
「灰汁」って、読める?
「あ! これなら読める!」
「え……? わからない……!」
どちらの声も同じくらい聞こえてきそうです。
今回は、ふだん料理をしているかどうかが、分かれ目の予感……?
別の視点からヒントも! 「灰汁の強い人」なんていう人を例える言葉もあります。
これであまり料理に関して詳しくない人もわかったのでは?
■正解者は半数以上!
CanCam世代の女子に読み方を聞いてみた結果がコチラ!
読めた人と読めなかった人で、だいたい半々に分かれましたね。
さあ、あなたはどちらでしたか?
■答えは…コチラ!
正解はコチラです!
「あく」でした!
煮込みなどを作っていると、表面に浮かぶアレですね。
この時季は特に鍋を食べることも多いと思いますが、丁寧な灰汁取りは大切です。
火鍋、白湯鍋、ミルフィーユ鍋……。想像するだけで、お腹が空いてきました…。
ちなみに灰汁とは
1 植物を焼いた灰を水に浸して得る上澄み液。アルカリ性を示し、古来、洗剤・漂白剤として、また染色などに用いる。
2 山菜や野草などに含まれる、渋み・えぐみなどのもとになる成分。「ウドの―を抜く」
3 肉などを煮たときに、煮汁の表面に浮き出る白く濁ったもの。「スープの―をすくい取る」
4 独特のしつこさや粘っこさなどがあって、なじみにくい個性。「―の強い人」
という意味。
もともとは、植物を灰にした水に浸して得る上澄み液のことなので、灰+汁と書くんですね!
お料理のときは上手に灰汁取りをして、おいしくいただきましょう。(薄井大輔)
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