「撚る」の読み方、分かる?実は正解はふたつあります

見慣れた漢字でも、送り仮名が変わると急に読めなくなってしまうことがあります。たとえば、強+かで「強か」、聴+すで「聴す」、約+めるで「約める」、などなど。
そんな「読めそうで意外と読めない」漢字クイズ。本日のお題はコチラです!

「撚る」。
この日本語、ちょっと意外なふたつの読み方を持っています。あなたはふたつとも知っていますか? 分からないかも…という人は、次のヒントから当ててみてください♪

◆読み方1「○る」

まず読み方は「○る」。こちらは、ひらがなで書くとシンプルに2文字です。こちらのほうが使われる機会が多そう。言葉の意味を見てみましょう。

「○る」の意味は……
1.糸など、何本かをねじり合わせて1本にする。(例:糸を撚る)
2.ねじる。ねじるように曲げる。また、ねじって螺旋状にする。(例:こよりを撚る)

ちなみにこちらの読み方は、「縒る」とも書きます。

◆読み方2「○○る」

ふたつめの読み方は「○○る」。ひらがなで書くと3文字です。こちらも読み方のヒントとして、言葉の意味を見てみましょう。

「○○る」の意味は……
1.指先でつまんで回す。(例:スイッチを撚る)
2.からだの一部をねじって向きを変える。(例:腰を撚る)
3.ねじって回したり、締めたりして殺す。(例:鶏を撚る)
4.つねる。(例:ほっぺを撚る)
5.いろいろと悩みながら考えをめぐらす。(例:頭を撚る)
6.わざと変わった趣向や考案をする。(例:撚ったクイズ問題)
7.苦心して俳句や歌などを作る。(例:句を撚る)
8.簡単に負かす。かたづける。(例:相手チームに軽く撚られる)
9.金銭を紙に包む。(例:心付けを撚って渡す)

たくさんの意味を持つ言葉ですね! これらの意味に共通する日本語を思い浮かべていけば、自然と答えが浮かんできそうです。

 

さあ、「撚る」の読み方は2つとも想像できたでしょうか。では、ここで正解を見てみましょう。

■正解は、こちら!

「よる/ひねる」

「撚る」の読み方、正解は「よる」「ひねる」でした。どちらも漢字表記は同じなので、見かけたら前後の文章で判断してみてくださいね。

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(豊島オリカ)

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