「捥る」って、なんて読む?「うでる」じゃなくて、あの日本語です

聞いたことがある日本語でも、漢字表記になると全く読めないことって結構ありますよね。たとえば、「湯中り」「」「直隠し」などは漢字表記ではなかなか見かけないものの、読み方を聞けば誰もが知っているような、おなじみの日本語です。
そんな「知っているのに読めない日本語」クイズから、本日のお題はこちら。

捥る」。
こちらの読み方、「うでる」でも「わんる」でもありません。腕という字に似ているけれど、よく見ると違うこちらの漢字、いったい何と読むのでしょうか?

■ここでヒント!

読み方を推理するために、ヒントとして言葉の意味を見てみましょう。小学館デジタル大辞泉によると、「捥る」の意味は次のとおりです。

「ねじって取る。ちぎりとる。」

身近な例としては、野菜や果物を収穫する際に「赤くなったトマトを捥る」「イチゴの実を捥る」といった使い方があります。また、映画館や劇場の入口でチケットの半券をちぎり取る人のことを「捥り」と呼ぶこともあります。そして「捥る」をひらがなで書くと、送り仮名も含めて「◯◯る」の3文字です。
ヒントを見て「分かった!」という方もいるのでは? ということで、そろそろ正解を見てみましょう。

■正解は……こちら!


「捥る」の読み方、正解は「もぎる」でした!
チケットの半券をちぎり取る人を「もぎり」と呼ぶことがありますが、漢字で書くと「捥り」となります。またこの漢字は、送り仮名が変わると「捥(も)ぐ」となり、「捥(も)ぎたて」という表現でもおなじみですね。

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(豊島オリカ)