長いこと日本に住んでいても、まだまだ読めない日本語はたくさんありますよね。「惟る」「傀儡」「瓲」は読めない人も多いはず。
そんな「意外と読めない日本語」についてCanCam.jpではさまざまなクイズを出題してきましたが…本日のお題はこちらです!
「歪曲」。
“ゆがむ”の「歪」に“まがる”の「曲」を合わせたこちらの日本語、何と読むか分かりますか?
■ここでヒント
まずは言葉の意味から確認していきましょう。小学館デジタル大辞泉によると、「歪曲」の意味は次のとおり。
1 物をゆがめまげること。また、ゆがみまがること。「―した線路」
2 事実をわざとゆがめて伝えること。「この報告は事実を―している」
線路など「物」が何かの影響でゆがんだり、正しい事柄をわざとゆがめて伝えることを表す日本語です。2の意味で使われることが多いでしょう。
1、2それぞれの意味で例文を作るとすれば…
1「この線路は、地震で歪曲するのを防ぐために特殊な構造が施されている。」
2「SNS上では、歪曲された情報ばかり広まっている。」
という感じ。
ちなみに「歪曲」をひらがなで書くと「○○○○○」、5文字です。
さて、「これかな?」という読みかたを推理してみてから……正解を見ていきましょう。
■正解はこちら!
「歪曲」の読みかた、正解は「わいきょく」でした。
「歪」という字は漢字検定準1級に位置づけられています。訓読みで「歪む(ゆがむ)」という言葉はよく知られていますが、音読みは「ワイ」。「歪曲」はニュースや新聞などでたびたび使われているのでぜひ覚えてみてくださいね。
ちなみに「歪曲」と似た日本語に「湾曲(わんきょく)」や「婉曲(えんきょく)」がありますが…
歪曲:わざと曲げること
湾曲:もともと曲がっていること
婉曲:穏やかに、遠回しに言うこと
それぞれ違った意味を持っているため、使い方に注意が必要です。
CanCam.jpでは日本語クイズを毎朝6時に配信中。他のクイズにもチャレンジしてみてくださいね♪(Mai)
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