【低身長の女性向け】2023トレンドコーデ
背の低い女性であれば、ロングワンピースに着られてしまったり、コーデが幼く見えたりと低身長ならではの悩みを感じたことはありませんか? トレンドのアイテムをいかにバランスよく、スタイルよく着こなすか、そのテクニックこそ小柄な女性のファッションに必要不可欠! そこで今回は、低身長さん向けの服装の選び方や着こなしを大特集。スカート、パンツ、ワンピースのアイテム別におすすめコーデを紹介します♡
Contents
低身長さんのコーデ悩みあるある
(c)Shutterstock.com
1.ボトムスの裾が長い
まずは多くの低身長女子が悩むであろう、ボトムス問題。ウエストはぴったりなのに、裾が長く裾上げをしないと引きずってしまう…という経験。
2.アウターは着られてる感が出てしまう
トレンドに乗ってオーバーサイズのアウターを着てみても、バランスが取れずコートに着られてる感が出てしまう。大人っぽいマキシ丈のアウターが身長に合わないことも悩みのひとつ。
3.ワンピースも形によってスタイルが悪く見える
身長を選ばず着こなせそうなワンピースですが、デザインよってはウエストマーク部分が微妙な位置になってしまい、スタイルが悪く見えてしまうことも。
低身長向けブランドのディレクターに質問!
■服選びや着こなしのコツは?
「パンツ選びの際は、自分の股下を把握して、どのくらいまでの丈なら切らずに履けるのかを知ることが大事。ワイドなパンツはウエストとヒップが程よくフィットするものを選ぶのもポイント。お尻の下や脇腹あたりに余裕があるものはシルエットがきれいに見えないので、ダボっと見えない程度の、適度なゆとりがあるものにしたり、試着した際に、横と後ろから見たシルエットを確認するのをおすすめします」
「トップスは、強すぎる色ではなく、ベージュやホワイトなどの軽やかな色を持ってくると洋服に負けてる感が弱まります。ネットでお買い物をするときは、身長の近い着用モデルさんを参考にするのもコツです」
1.トップスとボトムスは「3:7」くらいのバランスで着る
「小柄だとトップスの着丈が長くなりがちなので、ボトムスにインしない場合、トップスとボトムスの割合が6:4など、アンバランスになることも。トップスの割合が多いと、より小柄が強調されるうえに、脚も短く見えてしまいます。3:7の割合なら、全身がスラッと見え、脚長効果も期待できます」
2.首・手首・足首の「3首」のうち1か所は出す
「首、手首、足首は人の体の中でもっとも細いパーツなので、その部分を見せることで細見え効果も期待できます。小柄さんの場合、どれか一つを出すようにするだけで、洋服に着られている感じが阻止できたり、シルエットがスッキリ見えます」
3.パステルカラーはワントーンコーデで大人っぽく
「子どもっぽく見えがちなパステルカラーは、全身の色を統一したワントーンコーデで着ると大人っぽくなります」
4.プリーツやIラインなど、縦を強調するデザインを味方にする
「できるだけ縦見えするデザインを取り入れるようにすると良いですよ。例えばスカートはプリーツなしよりプリーツありのほうがおすすめ。さらに、裾が広がったAラインより、すとんとしたIラインのほうが縦見えします」
教えてくれたのは…COHINAディレクター・田中絢子さん
1994年神奈川県出身。早稲田大学政治経済学部卒業。Google Japanに新卒入社し、広告事業に従事する。2018年1月、身長155cm以下の小柄女性のためのアパレルブランドCOHINA(コヒナ)を共同創業。▶︎COHINA 公式サイト
https://cohina.net/
▶︎YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UC7DMI-95XzIChdKWAOVavBg/
低身長コーデにおすすめなアイテム
クロップド丈トップス
流行りのクロップド丈なら、無条件にスタイルUP! ゆるっとパンツも、クロップド丈のVネックカーデ合わせなら上半身に抜け感が出てもたつかない。
スリット入りスカート
深いスリットからのぞく脚が、縦ラインを強調&女性らしさを際立たせるポイントに♡ ゆるっとしたトップスを合わせても直線的なカッティングが効いたスカートなら自然とスタイルUP!
ビスチェ
上半身をコンパクトに見せてくれるビスチェを頼りに。もたつきがちなレイヤードも、フィット感のあるビスチェなら意外と簡単。Tシャツやシャツ合わせで今っぽモードに。
スタイルよく見せられる低身長コーデのポイント
- トップスとボトムスは「3:7」くらいのバランスで
- 「3首(首・手首・足首)」のどこかを出してすっきり見せる
- プリーツやIラインなど縦を強調するデザインが味方
- ビスチェやキャップで視線を高く誘導するのもおすすめ
【低身長コーデ】スカートの合わせ方
【1】チュールロングスカートを濃い色ジレで引き締める
低身長さんがロングスカートを取り入れるなら、透け感があって軽やかなチュールスカートがおすすめ。ハンサムなジレと白Tを合わせることでチュールスカートの着こなしが今っぽく更新できます。ブルーグレーのスカートとグレーのジレをワントーン調で合わせて、かわいいよりもモードめハンサムに傾けて。
【2】ロングスカートにトップスをインして脚長見せ
くすみピンクのマーメイドスカートにグレージュのキャミや白のブラウスをなじませて、優しげなニュアンス配色に。カジュアルトップスも優しげカラーでまとめると上品に仕上がります。キャミをスカートにINすると、脚長が叶う理想のバランスが完成。
【3】ロングフレアはシアートップスで軽やかさを演出
きれいめなツイードフレアは、すっきり見えるシアーニットで軽やかに仕上げるのがGOODバランス。腰位置が高く見えたり透け感の軽やかさでスタイルよく仕上がります。ブラックパンプスで全体を引き締めるとニュアンシーな配色も大人っぽい。
【4】スリット入りスカートで抜け感のあるモノトーンに
透け感のあるブラウスを黒のロングスカートにすっきりIN。スカートのジャカード素材やシアーブラウスのフリルで、遠目からでも接近しても印象深い、オトナきれいなモノトーンコーデがきまります。
【5】華やかなスカートはシンプルトップスで引き立てる
存在感のあるガーリーなティアードスカートはトップスをコンパクトにまとめてバランス良く。8段ティアードの盛りデザインとインディゴデニムの絶妙バランスで、洒落っ気たっぷりに着こなせます。トップスはシンプルなピタニットを合わせて、美シルエットをアピールして。
【6】ハイウエストボトムにTシャツインでスタイルアップ
ショーパン×ロングフレアのレイヤード風スカートは、チノのようなカジュアル素材で嫌みのない脚見せが叶う一枚。ベルトマークのハイウエストを生かしてTシャツINで着こなすと、スタイルアップもバッチリです。
【7】低身長さんにおすすめなビスチェレイヤード
透け感があるコットン素材を幾重にも重ねたティアードスカートが主役。トップスはビスチェやGジャンなどトレンドアイテムと合わせることで、甘さがおしゃれっぽくシフトして旬な着こなしが楽しめます。短丈ビスチェの合わせで、ボリューミーなボトムもメリハリUP。
【8】ゆるシャツをラフに羽織るスポーツMIXがおしゃれ
ヘルシーなアメスリのタンクトップにミニスカ、キャップ…ちょっぴりやんちゃなコーデも白を基調にまとめれば女のコらしく、愛嬌たっぷりな印象に♡ 華奢効果のあるタンクからの肩見せや、清涼感あふれる色合わせで、ミニスカートも子供っぽく見えずおしゃれムードにまとまります。
【9】クロップド丈のトップスで旬顔モノトーンに
腹チラキャミ×ハイウエストスカートでスタイルアップ。レトロガーリーなドット柄スカートも華奢リボンの黒キャミソールでコケティッシュに仕上がります。大胆な肌見せスタイルには、手首や耳元に大きめアクセを盛って色っぽさを加えるのが正解。
【10】淡色スカートはワントーンで大人っぽい印象に
ラベンダーブルーのニットをくすみブルーのスカートにインしたワントーンコーデ。涼しげでやわらかい色をまとうだけで清潔感も好感度も即UP! シルバーや同系色の小物をなじませると、思い切ったブルーコーデもデイリーに着こなせます。
【11】足首や手首を見せるとすっきり感のある着こなしに
裾フリンジを効かせたグリーンスカートなら甘さ控えめでこなれ感もたっぷり。トップスは黒Tシャツとベージュジャケットを合わせることでかっこいい印象に。ジャケットの袖はくしゅっとまくって手首を見せて。淡いグリーンはオフィスコーデにも取り入れやすくおすすめです。
【12】トップスインや短めトップスでスカートコーデをすっきり
シトラスカラーのブルゾンがフェミニンな端境期コーデ。甘さのあるチュールスカートはかわいいより美人に魅せる着こなしが必須。あえてスポーティブルゾンを合わせてハズすと、コーデが上級者っぽくまとまります。
【低身長コーデ】パンツでスタイルアップするなら
【1】ベルトマークもスタイルアップ見せに効果的
ストライプジャケットに白パンツを合わせた、マニッシュで上品なきれいめスタイル。スカーフやボールチェーンのシルバーネックレスなど、モダンな小物使いでメリハリを効かせるとよりお洒落っぽくまとまります。ウエストに太めのベルトをONすると腰位置が高く見えて美スタイルも◎。
【2】裾の肌見せで美脚見えするパンツスタイルに
トレンドのイエローパンツは、トップスをネイビー×ホワイトで引き締めると、顔色も沈まずいい感じの色バランスに。インナーは黒ロゴの白Tをパンツにインして脚長を意識。靴はイエローになじむグレージュのパンプスで女っぽいムードを醸して。
【3】ワイドパンツは×クロップド丈トップスでバランスよく
スタイルアップが叶うクロップド丈ニット×タック入りパンツの着こなし。ライラックカラーのニットカーデは、透明感をさらに爆上げしてくれる優秀カラー。淡いグレーのワイドパンツでマニッシュに着こなすと甘さより女っぽさが引き立ちます。小物はクリアホワイトでまとめてきれいめに。
【4】ロングジレのIラインですっきりとしたデニムコーデに
切りっぱナシの古着風デニムに黒トップスを合わせたきれいめカジュアル。仕上げにロング丈のジレをプラスすることで、縦シルエットが強調されシャープな着こなしが叶います。足元はメッシュのヒール靴で今っぽい抜け感をプラス。
【5】淡色アイテムはダークカラーのインナーで引き締める
コケティッシュなシアーシャツで、透明感のあるパンツスタイルが実現。ダークカラーのベロアタンクトップを仕込むだけで高めの腰位置が演出できます。淡いグレーやホワイトでやわらかくまとめて、優しい色気をプラスするのもポイント。
【6】厚底ローファーで盛る♡ハンサムシャツコーデ
オーバーサイズの彼っぽシャツ×ショーパンのメンズライクな組み合わせと、腕がちら見えする女っぽさのギャップがポイント。ハンサムムードに色気を足してくれるシャーベットピンクは季節感も◎。足元は厚底ローファーで盛ってスタイルよく仕上げましょ。
【7】カーゴパンツは白を選んでやわらかさをキープ
キュートなピーチピンクをカーゴパンツでハンサムに。ゆるっとしたフォルムと潔い短丈がたまらなくかわいいピンクニットは、バニラカラーのカーゴパンツを合わせてちょっぴりかっこよく着るのが気分。
【8】ヒールやシアートップスでパンツコーデを女っぽく
カジュアルなデニムこそアイシーなグリーンで抜け感を狙って。やわらかなトーンでまとめずに、ブラックのブラウスをトッピングすることで脚長&洗練された雰囲気に。爽やかだけどハッとするほど色っぽい、新しいデニムコーデが完成します。
【9】シアー×ビスチェレイヤードで旬のパンツスタイル
ふんわりオーガンジーとコンパクトなビスチェのメリハリがスタイルアップにひと役。ボリュームスリーブと袖口のスリット入りカフスなど、目を引くデザインが満載のブラウスは着回しにも便利。シンプルなグレーパンツに合わせれば大人の甘さが漂います。
【10】きれいめパンツにカットアウトシャツをイン
清潔感のある白×ネイビー配色は、シャーリングデザインのバンドカラーシャツで脱・無難な遊び心を。シンプルなワンツーコーデでも埋もれない洒落感が変型モードシャツの魅力です。小物はシンプル&ミニマルにまとめて洗練ムードに。
【11】旬なクロップド丈アウターでスタイルよく
上品なツイードジャケットは、アクティブなクロップド丈が新鮮。マニッシュなチノパンツとの短×長バランスで、トレンド感もたっぷりです。インナーは落ち着きのあるブラウンを選んでグラデ配色にまとめれば、カジュアルすぎず大人なムードに。靴はブラウンのビットローファーで引き締めて。
【12】柄パンツはシックなトップスで大人めに着こなす
目を引く華やかなギンガムパンツを黒で締めて、絶妙な甘辛バランスに。黒とのコントラストを効かせることでスタイルアップも期待以上。アメスリからの肌見せや長めのシアーシャツ、ヒールパンプスで色気を足せば、美人度もアップします。
【13】ゆるニットを前だけインしてすっきり見せて
甘めのピンクも、大人見えするビビッドカラーやざっくりした肌見せニット、ベイカーパンツの合わせで今っぽいカジュアルに。上半身がコンパクトに見える黒のインナー&ニットの裾をウエストにインするテクがスタイルアップの秘訣です。靴はヒールパンプスでシャープな女っぽさも忘れずに。
【低身長コーデ】ワンピースを着こなすなら
【1】ミニワンピ×ごつめブーツでさりげなくスタイルアップ
ボリューミーなパフ袖にウエストからふんわり広がるフレアシルエットのミニワンピ。大人キュートなミニドレスはバランスがつくりやすいので低身長さんにおすすめ。足元に重めの黒ブーツをガツンと効かせて、甘×辛MIXにするのがポイントです。
【2】チュールワンピースを重ねたきれいめカジュアル
ほんのり甘いガーリーなチュールワンピは、パンツをレイヤードしてカジュアルに着くずすのが今っぽい! デニム×スニーカーのシンプルコーデに重ねるだけで、こなれ感たっぷりなドレスアップが楽しめます。
【3】トレンドのキャップで視線を高く誘導
夏らしいキャミワンピ、夏はちょ縦ラインがすっきり見えるIラインがおすすめ。ヒールのある華奢ストラップサンダルで足元はきれいめにまとめつつ、キャップでやんちゃ感を足すのが今っぽポイント。
【4】ロングワンピは足首見せですっきり仕上げて
クールな印象になりがちなミントグリーンは、女っぽいワンピースと合わせることで爽やかな色っぽさにシフト。パキっとクリアなホワイト小物と、キラッときらめくシルバーの靴を追加して、あえて締め色を使わない明るい雰囲気を狙って。
【5】ガーリーワンピは上品小物できれいめに
クラシカルなチェックワンピは、白の三角襟&キラキラビジューで顔周りを盛るのが、今っぽいレトロ感を出すポイント。ミニ丈×ロングブーツの肌見せバランスもスタイルアップの簡単テク。レザー風の小物で重厚感をプラスすれば、大人めシックにシフトします。
【6】胸下ギャザーでワンピースコーデにメリハリを
やわらかなアイボリーとひとクセデザインが、大人っぽく映えるワンピーススタイル。胸下からのギャザー使いで脚長効果も抜群です。小物は巾着バッグやバレエシューズで品よく大人に着こなして。
【7】キャミワンピはIラインを選んで大人っぽく
キャミワンピ×シアーニットがニュアンスたっぷりな淡色コーデ。人気続行中のキャミワンピは、ストンとしたⅠラインが大人見えに効果的。Gジャンと小物でクリアな白を足すと、明度がUPして淡い色味もメリハリよく仕上がります。
低身長でも簡単!トレンドコーデの着こなし術
低身長だから好きな服装ができない、コーデのバランスがつかめない、そんな悩みを抱えている方は、今回ご紹介したトップスとボトムの割合や、ワンピースのシルエットなど、選ぶアイテムや着こなし方を参考に。ちょっとした意識と工夫でおしゃれもスタイルアップも叶うので、難しい!と決めつけず、手持ちの服でトライしてみて下さいね。