画数が多い漢字って、書くのも読むのも難しいですよね。中には、「橇」「糵」「霾る」など、ずっと日本で暮らしていても「何この漢字?」と首をかしげるような、珍しい字も結構あります。
今回の日本語クイズも、そんな「知っているようで知らない」漢字シリーズから。お題はこちら!
「明礬」。
明はともかく、「礬」という字は普段なかなか見かけないものです。ただこの言葉、じつは音で聞けばどこかで聞いたことがあるような……?と思う人も多いはずの日本語なんですよ。いったい何と読むのか、推理に挑戦してみてください。
■ここでヒント!
ヒントとして、言葉の意味を見てみましょう。小学館デジタル大辞泉によると、「明礬」の意味は次のとおりです。
「カリウム・アンモニウム・ナトリウムなどの一価イオンの硫酸塩と、アルミニウム・クロム・鉄などの三価イオンの硫酸塩とが化合した複塩の総称。硫酸カリウムと硫酸アルミニウムとが化合したカリ明礬KAl(SO4)2・12H2Oが古くから知られ、これをさすことが多い。いずれも正八面体の結晶をつくり、水に溶ける。媒染剤・皮なめし・製紙や浄水場の沈殿剤など用途が広い。」
ちょっと難しい用語が並んでいますが、分かりやすく言うと「明礬」とは硫酸アルミニウムカリウム、という物質の別名です。これ、じつは小学校の理科で習うモノの一つで、大人になってからも意外と身の回りに溢れている物質なんです。
たとえば、タケノコや山菜のアク抜きに使ったり、栗や芋の煮崩れを防ぐためにお鍋に入れたり。食べ物関連だけでなく、日常で脱臭やカビ取りに使われることも多いですよ。
ちなみに、ひらがなで書くと「○ょ○○○」の5文字です。
さて、そんな「明礬」は何と読むのでしょうか? この辺りで正解を見てみましょう。
■正解は……こちら!
「明礬」の読み方、正解は「みょうばん」でした!
家事に料理にと幅広く用いられる、みょうばん。100均やスーパーでも売っている身近な存在なので、今度見かけたら漢字表記も思い出してみてください♪
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(豊島オリカ)