【超難読】読めたら超スゴい。「霾る」読める?

ちょっと画数が多い漢字って書くのも難しいですが、読み方にも迷いますよね。例えば「靄靄」「」「躱す」などは、何と読むのか見当がつかない人が多いと思います。そんなシリーズから今回のクイズはこちらです!

クイズ

霾る」。
「雨」に「狸(たぬき)」のような漢字が組み合わさったこの漢字、一体何と読むのでしょうか?

■ここで豆知識

「霾る」の下部分にも使われる「貍」は、「狸」の“異体字(いたいじ)”と呼ばれ、以下の意味を表します。

いたい‐じ【異体字】 の解説
標準の字体とは異なるが、意味・発音が同じで、通用する漢字。「煙」に対する「烟」、「群」に対する「羣」など。また、広く異体仮名を含めていう場合もある。異体文字。(小学館デジタル大辞泉より)

つまり、「狸」「貍」どちらの読みも「たぬき」ということですね。

■クイズのヒント

本題に戻って…「霾る」のヒントはコチラ。

ヒント①
漢字の意味は次の通りです。

【霾る】
風に吹き上げられた土や砂が降る。《季 春》(小学館デジタル大辞泉より)

中国から黄砂が風に吹かれてやってくる様子を表現する“春の季語”として、主に俳句で使われるようです。
こちらの引用文の中に、正解となる読みが隠されていますよ…!


ヒント②
文字数は「○○○る」。送り仮名を抜くと3文字です。

さて、ヒントから答えに導くことができたでしょうか? 
それでは正解を見てみましょう。


正解はこちら!

「霾る」の読みは、「つちふる」でした。
「土降る」と書くこともありますが、こちらの難しい漢字が俳句ではよく使われるそうです。

春風で車や自宅の窓ガラスなどが砂埃まみれ…困った…なんて時に、ぜひこの言葉を思い出してみて下さいね。

CanCam.jpの漢字クイズは、毎朝6時に更新しています。
明日も出題しますので、チャレンジしてみて下さい♪(Mai)