遠距離恋愛で別れる確率&理由とは?別れないためのテクニック

遠距離恋愛はうまくいかないの?

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遠距離恋愛は難しいとよくいわれます。会いたいと思ったときにすぐ会えなくて寂しさを感じたり、気持ちがすれ違ってしまったり…。そんな遠距離恋愛で別れてしまう理由は何なのでしょうか。調査してみました。また、遠距離恋愛で別れないためのテクニック、きれいに別れる方法もご紹介します。

遠距離恋愛で別れる確率は?

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遠距離恋愛は別れやすいといいますが、どれくらいの確率で別れてしまうのでしょうか。縁結び大学が遠距離恋愛を経験したことがある18~40歳の男女199名に行ったアンケート結果を見てみましょう。

Q.遠距離恋愛の相手とはどうなりましたか?

別れた…45.7%
自然消滅した…11.1%
現在も交際中…14.1%
婚約/結婚した…29.1%

別れた、自然消滅したカップルが半数以上という悲しい結果になりました。とはいえ、3割弱の人はそのまま婚約・結婚まで至っているので、悲観的になりすぎないほうが良さそうです。

遠距離恋愛で別れる理由

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では遠距離恋愛で別れてしまう理由は何なのでしょうか。上記と同じアンケート結果を見てみましょう。

Q.遠距離恋愛が終わった理由は?

1位:気持ちがすれ違った

相手が近くにいないと、なかなか密に連絡を取ることも難しいです。喧嘩したときに会って話し合いもできないでしょう。そのため気持ちがすれ違って、結果的に別れてしまうことも多くなります。

2位:他に好きな人ができた

恋人に会えない時間が続くと、身近な人のことを魅力的に感じてしまう隙もできます。毎日のように顔を合わせる人のほうに好意を抱いてしまうのは自然なことかもしれません。

3位:自然消滅した

お互いに仕事などで忙しく、連絡を取らないでいるうちに、いつの間にか関係が終わってしまったということも…。

4位:結婚する気がなかった

遠距離恋愛をいつまでも続けていくわけにはいきません。どちらかに結婚の意志がない場合は、早く終わらせて次の恋をしたほうが建設的なこともあります。

5位:相手を好きでなくなった

なかなか会えない相手をずっと好きでい続けるのは、実はかなり難しいのかも。一緒にいる時間が少ないと、相手がいないことに不安も感じなくなってしまいます。

6位:浮気した

どちらかの浮気がきっかけで別れを選ぶのは自然なことでしょう。遠距離では、相手に見られていないからと浮気のハードルが下がってしまうのかも!?

7位:交通費がかかりすぎた

遠距離恋愛でハードルになるもののひとつが交通費。1回会うために数千円から数万円が消えていくと、長続きさせるのは負担が大きいと感じる人も。

遠距離恋愛で別れるべきか悩んだときに考えるべきこと

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このまま遠距離恋愛を続けていても良いのか悩んでしまったとき、どのようなことを考えるべきなのでしょうか。認定心理士の脇田尚揮さんに伺いました。

1.大事なのは好意のバランス

恋愛が上手くいくためには、お互いの好意のバランスが重要になるそう。どちらかの気持ちだけが強すぎる場合は、相手に負担をかけてしまいます。また惚れている側が、惚れられている側に支配されやすくもなってしまいます。

2.相手のことを加点法でなく減点法で見ていないか

別れるべきかどうか悩んだときには、相手を減点法で見ていないかチェックしてみてください。もし「あの人の○○なところが好きじゃない」と減点法で見てしまっているのなら、恋愛を続けるのは難しいでしょう。

3.価値観の類似性が見つけられているか

心理学のSVR理論によると、カップルが将来を考えられるようになるためには、価値観の類似性が見つけられているかが大きなポイントとなるそうです。これが見つけられていないと将来の結婚が考えられないため、別れたほうが幸せになれる可能性が高くなります。

遠距離恋愛で別れないために!上手く続けるコツ

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続いて、遠距離恋愛で別れを選ばなくてすむためのコツをご紹介します。10〜30代の女性100名に聞いてみました。

1.連絡をこまめに取る

  • 「頻繁に連絡を取るようにしていた」(回答多数)
  • 「おはようおやすみの連絡は必ずした」(24歳・会社員)
  • 「毎日たわいもない会話でも連絡する」(26歳・会社員)
  • 「1日1回どんだけ忙しくてもLINEはかかさない」(18歳・学生)

遠距離恋愛で連絡を取らないと、本当に付き合っているのか不安になってしまいます。離れていても繋がっていることを意識するためにもこまめな連絡を取りましょう。

2.毎日電話する

  • 「毎日電話する」(52歳・会社員)
  • 「電話好きな彼だったので、毎日電話で話す」(36歳・会社員)
  • 「電話で近況報告」(43歳・アルバイト)

お互いの時間が許すなら、毎日電話をするのも良いですよね。LINEなどよりも声が聞こえたほうが相手の状態を把握しやすいです。

3.定期的に会いに行く

  • 「休みを合わせて会いに行く」(26歳・会社員)
  • 「月に一度は会う」(35歳・自営業)
  • 「月に2回会うようにして いい距離感を保った」(46歳・会社員)

距離がある分、会う予定を立てるのは難しいのが遠距離恋愛。ですが、必ず1月に1回は会うなどと決めて、定期的に会えるように調整しましょう。

4.趣味を楽しむ

  • 「会えない時間に趣味などで楽しめるようにした」(24歳・会社員)
  • 「趣味を見つけた」(37歳・会社員)
  • 「会えない時は趣味を見つけて楽しんだ」 (24歳・会社員)

会えない時間に暇を持て余してしまうと、寂しさを感じやすく、相手への不満もたまってしまいます。会えない時間を充実させることも遠距離を長く続ける秘訣です。

5.ストレートに気持ちを伝える

  • 「好きな気持ちを言葉にする」(25歳・会社員)
  • 「気持ちをわかりやすく伝える」(29歳・会社員)

近くにいないからこそ大切になるのが言葉。愛情表現や感謝の気持ちなどは、ストレートに言葉にして伝えましょう。

6.相手の生活リズムに合わせる

  • 「起きる時間を同じくらいにする」(35歳・自営業)
  • 「電話する時間を決める」(32歳・会社員)

遠距離恋愛で、生活リズムも違ってしまうと、すれ違いが起きやすい状況に……。せめて同じ時間に起きるなどして少しでも連絡できる時間をとるのもおすすめ。

7.交通費の負担が偏らないように

  • 「交通費はできるだけ折半した」(29歳・会社員)
  • 「行くと来るを交互に」(29歳・自営業)
  • 「中間地点で会う」(22歳・学生)

どちらか一方の負担が大きくなると遠距離恋愛は続きません。交互に会いに行ったり中間地点で会うなど、工夫をしてみてくださいね。

8.離れていても一緒にできることを考える

  • 「同じメニューを作る」(27歳・会社員)
  • 「同じテレビを見ながら電話をした」(22歳・学生)

離れていても通話しながらできることなどはあります。お互いにカメラを起動しつつ一日過ごすのも楽しいですよ!

遠距離恋愛を続けるための心理テクニック

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続いて、遠距離恋愛を続けるための心理テクニックを、認定心理士の脇田尚揮さんに伺いました。

1.“好意の言葉”を明確に伝えること

遠距離恋愛を維持していく上で欠かせないこと、それは「信頼」です。そこで重要なのは、自分の気持や愛情を、大げさなくらいハッキリと伝えるということ。遠距離恋愛中は、言葉にしなければ想いはなかなか伝わりません。「きっと分かってくれるだろう」という甘えは禁物なのです。自分の気持ちはずっと変わらないという態度を言葉で示せれば、そこに深い信頼感が生まれ結束力が生じます。心理学的にも、人は信頼されたらそれに応えようとするという実験結果があるため、手放しで相手に本音を伝えることが長続きの秘訣なのです。

2.会えない時間こそ愛が育つという思考にシフトする

物理的な距離が生まれると、心理的な距離も生じたかのように感じられるもの。でも、それはこれまで恋人との距離が近かったゆえの不安です。自分の生活のほとんどが恋人で埋まっていたからに他なりません。だから、遠距離の関係になった時には、その隙間を埋めていくことが大切です。

心理的に、人間は手に入りそうで入らない距離が一番渇望感を生み、恋心も燃え上がるもの。でも、依存してはいけません。精神的に自立して強くなれば、これまでと違う“大人の恋(自立の恋)”を楽しめるようになれるはずです。ひとりの時間を楽しみ、次に相手に会うのを楽しみにしながら自分の生活を充実させていくように努力しましょう。

3.たまに送る手紙が相手のハートを掴む

遠距離恋愛になったばかりの時は、とにかく恋人と電話やLINEをしたくなるもの。確かに連絡を取り合うのは、遠距離恋愛の鉄則ですよね。でも、それが続いてしまうと、いずれマンネリ化してしまったり、義務化されているようで息苦しくなってしまうことも…。そこで敢えてアナログな手法“手紙”を書いてみましょう。気持ちを整理して、会話では伝えられなかったことや素直な思いを文章で伝えるのです。電話やLINEとは違った新鮮さを相手に届けることができるはずです。心理的にも聴覚や視覚だけでなく、触覚を刺激できます。

4.恋人の住む街へ一度は行ってみる

遠距離恋愛で最も心配になるのは、相手の日常が目に見えないこと。恋人のSNSを見て「もしかしたら他に好きな人がいるのかも…」と浮気を疑いだすと、やりとりの内容もネガティブなものに。でも、相手にとって重たい存在になってしまうとアウトです。そこで、恋人の住んでいる街へ一度は行ってみましょう。できればお互い訪れるのが理想。相手がどんな生活をしているか、今の友人はどんな人かを知っておけば、そこに安心感が生まれます。生活環境の把握は、遠距離恋愛の不安を払拭する上で欠かせないアクションなのです。


遠距離恋愛で別れを決意…きれいな別れ方は?

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続いて、遠距離恋愛を終わらせると決意したときの、きれいな別れ方を解説します。

1.別れを切り出すまでの下準備

まずは別れを切り出すまでの下準備のポイントを見てみましょう。

  • LINEの頻度を下げ徐々に距離を置いていく
  • 他人行儀になる
  • 会いたいというLINEをはぐらかす

急に別れを切り出すと、相手も驚いてしまい受け入れがたくなります。少しずつ距離を置くことで、相手にも心の準備をしてもらいましょう。

2.揉めずに別れるために注意すべきこと

  • 一応相手の言い分も聞く
  • 別れる理由を明確にする
  • LINEの場合、即ブロック・拒否はしない
  • 言葉のチョイスに気をつける
  • 冷静さを保つ

感情的になると失敗しやすくなります。お互いが納得して別れ、それぞれに将来を考えられるようになると良いですね!

遠距離恋愛が辛い…別れた方がいい?別れのタイミングがわかる心理テスト

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最後に、遠距離恋愛が辛くなり別れてしまったほうが良いのか悩んでいる人のために、別れのタイミングがわかる心理テストをご紹介します。

「別れのタイミング」心理テスト

【まとめ】

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遠距離恋愛は普通の恋愛よりも難しく、別れてしまう確率が高いのも事実です。ですが、遠距離恋愛から結婚したカップルも少なくありません。あまり悲観的に考えず、遠距離でもお互いに楽しめることを一緒に考えてみましょう。日々の積み重ねがあれば、お互いの気持ちがすれ違うこともなく、幸せな未来を描けるはずですよ。