私たち、別れた方が幸せ?別れるべきかどうかを測る4つのポイント

私たち、別れた方が幸せ?別れるべきかどうかを測る4つのポイント


カップル

 

ちょっとしたすれ違いが続いたり、顔を合わせるとぶつかってばかりだったり、気持ちが覚めていくのを感じたりと、今の恋人との関係に不安を覚えはじめたとき、あなたは何を基準にその後の身の振り方を決めますか? こちらの記事では、心理学的見地に基づく判断基準を3つ、ご紹介します。

 

■大事なのは好意のバランス

まず、お互いの好きな気持ちのバランスが釣り合っているかどうかをチェックしてみてください。恋人があなたのことを大好きだとしても、あなたのほうはそこまででも……という温度間だったり、その逆パターンだったりすると、カップル間の好意のバランスがよくないと言えます。なぜなら、こうした場合には最小関心の原理という心理の働きが起こりがちだから。

最小関心の原理とは、人間同士の関わりあいにおいて、関心の少ない方が多いほうより優位に立つ心理的な働きのこと。どうしても惚れたほうより惚れられたほうの人が相手を支配する形になりがちなのです。この状態では対等な関係性が望みにくいため、付き合い方を見直す必要があると言えるでしょう。

 

■相手のことを加点法でなく減点法で見ていないか

付き合いはじめた頃は「こんないいところもある!」と好感度がどんどん増えていったのに、今では「こういうところもダメ」と悪いところのほうが目につくようになっていませんか?

関係が深くなれば、相手のよくない面も目につくようになっていくもの。もし、減点法で相手のよくないところを探すような心の働きが自覚できたとしたら、知らず知らずのうちに何か決定打となる彼のよくない点を探しているのかもしれません。

 

■SVR理論から見て今のつきあいが結婚に結びつくか

つきあっていると、その最終地点として結婚を意識するカップルも少なくないでしょう。親密度が深まる過程で関係性が変わり、ふたりが重きを置いているポイントにずれが生じ、別れを選ぶことになるケースも少なくありません。心理学者マーステインは、SVR理論を提唱し、未知のふたりが出会い、親密になるまでには3つの発展ステージがあるとしました。そして、関係維持が難しくなってくるのは、第2、第3ステージへと移り変わるときに価値観のズレが生じることが原因だと主張しています。

SVR理論の第1ステージは、主にルックスなどの身体的特徴に心惹かれて親しくなる段階。
続く第2ステージは価値観の類似性が最も重要な段階、そして第3ステージはふたりの役割意識が最重要となります。そのため、第2段階で価値観の似た部分が見つけられなかったり、第3段階でお互いの役割意識がうまく芽生えなかったりすると、先行きは不安と言えるかも。

 

以上、3つのポイントをご紹介しました。
最後にひとつ。「この人でいいのか」と迷ったときには、パートナーがその人でなくてはならない理由から探してみましょう。最初からその人以外でもいい理由があるのなら、もしかしたら、そこまで今の相手にこだわる必要はないのかもしれません。(脇田尚揮)

脇田尚揮
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、現在テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出 書房新社)。

 

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