LINEの理想的な頻度は?やり取りを続けるポイントと既読無視されやすい内容

好きな人とのLINEの頻度はどれくらいがいい?

好きな人とはたくさん話したい…と思う人も多いでしょう。そんなときに便利なのがLINE。便利なツールですが、LINEの理想的な頻度は人それぞれ。送りすぎると相手に負担をかけてしまうことも…。 そこで今回は、好きな人とのちょうどいいLINEの頻度を調査してみました。また、相手から好印象を持たれるLINEのコツなどもご紹介します。

恋人とのLINEの頻度についてどう思う?

Q.恋人とLINEで連絡を取り合う頻度についてどう思いますか?

特に問題なし 82%
LINEがそっけない 10% 
LINEがしつこい 8%

「連絡を取り合う頻度」について交際経験のある人に質問したところ、「特に問題なし」がダントツで8割を超えました。しかし一方で、「LINEがしつこい」「LINEがそっけない」という声もちらほら。割合にあまり差はなく、多すぎても疲れてしまうし、少なすぎても寂しくなってしまうというバランスの問題なようです。

頻度だけでなく、文体などにも「そっけない」と感じさせる要因はありそう。例えば顔文字やスタンプをあまり使わないと、ちょっと怖い印象になってしまったり。顔が見えない分、LINEのやりとりは難しいですね。

好きな人とのLINE、理想的な頻度は?

続いて、理想的な連絡頻度について、女性に聞いてみました。

Q.恋人と連絡を取る頻度はどのくらいが理想ですか?

Q.恋人と連絡を取る頻度ってどのくらいが理想ですか?

毎日        55%
2~3日に1回    27%
4~6日に1回    7%
1週間に1回    2%
用事があるときだけ 7%
その他       2%

大好きな恋人だからこそ、正直毎日連絡を取り合いたい!と考える女性が、全体の半数を超えることがわかりました。それぞれを理想と考える理由についても聞いてみました。

恋人との連絡は「毎日」が理想!派の意見

  • 「体調の変化や疲れ具合など、些細な変化にも気づけることで支えられることもあると思うから」(26歳・会社員)
  • 「安心したい。1日連絡がないとなんで?と不安で仕方がない」(21歳・学生)
  • 「毎日連絡取らないと付き合ってる意味がない!」(24歳・会社員)

今回のアンケートでもっとも多かったのが、「理想は毎日」という意見です。「恋人だったら、それが当たり前!」なんて意見もチラホラありました。恋人から連絡がくると、確かに安心! とはいえ、お互いの負担になっていないかどうか、しっかり確認する必要はあるかも。

「2~3日に1回」で充分!派の意見

  • 「友人との連絡もまめなタイプではないので、好きな人でも毎日の連絡はストレスになりそう」(29歳・会社員)
  • 「毎日だと負担になって疲れてしまうから」(21歳・会社員)
  • 「毎日は疲れるけど頻繁には取りたい」(25歳・会社員)

どれだけ好きな相手でも、毎日は疲れる…という女性たちに人気なのが、「2~3日に1回」というペースです。「あぁ、そろそろ声が聞きたいなぁ」なんて、自然に思えるタイミングなのかもしれませんね。

飽きないくらいの「4~6日に1回」がベスト!派の意見

  • 「毎日すると飽きるから。ほどほどがいい」(21歳・学生)
  • 「年齢を重ねるにつれ、毎日取りたいという考えがなくなった」(28歳・会社員)
  • 「毎日そんなに話すことない」(36歳・会社員)

より間を空けて、「4~6日に1回」というペースを支持する女性たちもチラホラ。これだけ期間が空いていれば、「恋人に話したいこと」もたくさん溜まっているのでは? お互いに時間に余裕があるときを狙って、濃いコミュニケーションを楽しんでみてはいかがでしょうか。

無理は禁物……「1週間に1回」派の意見

  • 「自分が連絡を取ることを重要視していないから」(25歳・会社員)

あまりまめではない女性の場合、「恋人との連絡」をそもそも重視していないケースもあるようです。お互いに好きなことに打ち込める一方で、「気付いたときには心が離れてしまっていた!」なんてことにならないよう、相手を気遣うのがおすすめです。

束縛知らず!用事があるときだけ派の意見

  • 「束縛されたくない」(28歳・会社役員)
  • 「直接会うのが一番だから、それ以外の連絡は最低限でいい」(21歳・学生)
  • 「自分も仕事や趣味があり忙しいので」(38歳・アルバイト)

20代~30代は何かと忙しい時期です。あまり頻繁に連絡してこられても…正直困る!という方もいるのではないでしょうか。電話やLINEに使う時間はほどほどにして、「直接会う時間を作る」というのも、ふたりの絆を深める良い方法だといえそうですね。

男性はどのくらいの頻度でLINEをする?

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続いて、恋人との理想的な連絡頻度について男性にも聞いてみました。

1位:1日1回 35.7%

1日に何度も連絡を取り合うのは少しめんどう。とはいえ、連絡を取り合わないのはお互いに不安。ということで、1日に1回の連絡頻度を理想と考える男性は多いようです。 

同率2位:3日に1回 17.9%

同率2位:1週間に1回 17.9%

同じ職場だったり、かなり頻繁にデートしている関係だったりすると、「一緒にいないときぐらいは、ひとりでいたい」という心理が働くケースもあります。 また、連絡そのものが苦手な男性も多いです。そのような傾向がある人は、彼女への気遣いから毎日連絡をしていても、本音では「連絡は用事があるときだけでいい」と思っているようです。

LINEの頻度を上げたい♡やり取りを続けるポイント

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どうすればLINE上で会話が弾むようになるのか、悩んでいる人もいるでしょう。続いて、「会話のきっかけを掴むための心理的テクニック」をご紹介。認定心理士の脇田尚揮さんに伺いました。好きな人へのLINEに悩んでいる方はぜひ参考にしてみて!

1.「自分本位」から「相手本位」へ思考をシフトする

LINEで会話のきっかけづくりをする上で一番基本になるのは、頭の中を「相手本位」に切り替えることです。送る内容の話題の中心を「自分」にしていると、話が一方通行になってしまいます。そこで、相手にまつわる内容を中心に据えましょう。心理学的に、人は自分に関心を持ってくれる相手に好意を持ってくれるもの。相手から話題を引き出すためには、特に「過去を聞く」のが有効です。相手の学生時代や子供時代の話をLINEで聞けば、会話が尽きることはないでしょう。

2.共通の話題は何かを模索して、そこから「同志意識」をつくる

LINEにおいて会話のキャッチボールを続けるには、同志意識、あるいは仲間意識が大切になってきます。心理学においては、秘密を共有することで「同志意識」が生まれ、距離感がグッと縮まるとされます。そのため、ある程度親しくなったらLINEで「実は…」と、秘密事や相談を相手に送信してみましょう。きっと相手も自分の深い話ができるようになって、話題が弾んでいくはずです。ただし、あまり重たい内容を送るのは、初期段階では避けましょう。

3.画像を用いて視覚情報を送るには、食べ物がベスト!

LINEにおいては画像の使い方が、話題作りにおいて重要になってきます。言語情報だけでなく視覚情報を織り交ぜた方が、心理学的にもLINEにおいては効果的なのです。ここにおいては自分にまつわる画像をいかに相手にイヤミなく送れるかがポイントになってきます。そこで「使える画像」を挙げるとすれば、すばり「食べ物」の画像。おいしそうなもの、手作り、珍しいものなど、これら食べ物の画像は、たくさんの話題の宝庫になってくれるはずです。“飯テロ”にならない時間帯を狙って送ってみましょう。

4.スタンプ使いは「笑い」がメイン、「好意」を露骨に示すのは控えめに

LINEスタンプは使いようによっては、毒にも薬にもなるといえます。自分の感情を相手と共有する上で、スタンプのような絵やイラストは、個人からワンクッション置くことができるため、受け入れられやすくなるのです。ただ、使いどころとしては、ジョークや笑いを誘う上で使用するのが理想的。好意を露骨に示すスタンプは、相手との関係がある程度できてからでないとマイナスに作用する場合も。しかし、話題を盛り上げるツールとしては、使えることも多いでしょう。

LINEの頻度が下がるかも?既読無視されやすい内容

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最後に、LINEで既読無視されやすい人の特徴について、引き続き認定心理士の脇田尚揮さんに伺いました。

1.相手の話題をさえぎる

テキサス大学のジェームズ・ペネベーカー博士は、不満などのネガティブな感情を吐き出させると、約49%の人はそれだけですっきりしてしまうという研究結果を発表しています。逆を言うと、相手の愚痴などの言いたいことを遮断して、自分の話ばかりする人は、非常にストレスの対象となるのです。そのため、相手の話題をさえぎって自分の思いをLINEで連投する人は、既読無視される可能性が高いでしょう。

2.言葉の距離感を間違えている

自分の意思を相手に伝え、それを分かってもらうには、ただ用件を伝えればいいのではなく、相手に合わせた話し方や言葉づかいが必要です。この、相手と自分の間にある距離感を心理的距離といいます。例えば、相手が自分より目上の人の場合、どんなに親しみを込めても友達感覚でLINEしてはいけませんよね。そんな言葉の距離感を間違えた馴れ馴れしいLINEを送ってたり、逆に相手が望んでいるより他人行儀すぎたりすると、次第に反応が悪くなり既読無視されるようになるかも。

3.人間同士の力関係を無視している

オーストリアの精神分析医ヤコブ・モレノ博士は、グループの中で誰と誰が仲が良く、誰と誰の仲が悪いのかを、人気者と孤立者から見て一目でわかるようにパターン化しました。この理論によると、人間関係の好感度を無視したコミュニケーションをする人は、孤立化しやすく集団から無視されやすいという結果が得られました。そのため、自分の立ち位置を把握しないLINEを送ると既読無視されてしまうといえるのです。

【まとめ】

LINEは便利ですが、送りすぎると相手に負担をかけてしまうことも。楽しく会話を続け、相手に好印象を持ってもらうためにマナーを守ってLINEを送ってみてくださいね!