寂しい夜はどうやって乗り越える?
誰寂しい夜を過ごした経験がある人も多いでしょう。夜は孤独を感じやすく、世界でひとりぼっちになったような気持ちになることも。今回は、寂しくなる原因と、そんな寂しい夜を乗り切る対処法をご紹介します。
Contents
寂しいと思うことはありますか?
よくある・・・23%
たまにある・・・47%
あまりない・・・30%
ふとした時にさみしいと思ったことのある女性は半数以上。多くの方がふとさみしさを感じているようです。
寂しいと思う瞬間は?
1.ひとりで家にいるとき
- 「家にひとり」「夜寝るとき」(回答多数)
- 「お風呂でひとりになったとき」(25歳・会社員)
- 「ひとりで家でご飯を食べているとき」(21歳・大学生)
- 「布団に入り寝付けないとき」(25歳・パート)
ひとり暮らしをされている方は、特に夜や雨の日に思うのでは? 静かな部屋でひとりでいると、世界に自分しかいないんじゃないかという気持ちに。孤独感が高まって、寂しくなってしまいます。
2.まわりが幸せそうなとき
- 「SNSで周りが楽しそうなのを見たとき」(回答多数)
- 「何年も彼氏がいなくて周りが幸せそうにしてるとき」(22歳・会社員)
周りが幸せそうにしているとつい羨ましくなってしまうもの。最近ではSNSで簡単に友達が何をしているか分かるようになって、余計に刺激がありますよね。
3.別れた後
- 「急に彼氏がいなくなったとき」(36歳・無職)
- 「彼氏がいない」(40歳・パート)
心の拠り所として大きな存在だった彼。そんな大きな存在がいなくなってしまうと、喪失感が押し寄せますよね。ですが趣味や仕事に没頭すれば、心にぽっかりと空いた穴は案外埋まるかも。
4.彼氏関係で
- 「彼氏と会えないとき」(回答多数)
- 「旦那がいて欲しい時に仕事でいないとき」(34歳・会社員)
- 「彼氏とケンカしたとき」(29歳・パート)
- 「彼氏とやっぱり性格・価値観が合わないな~としみじみ感じたとき」(36歳・会社員)
彼氏と上手くいかないことがあると、恋愛をしていても辛くて悩んでしまいますよね。また大好きな恋人と会えないのは、やっぱり寂しいものです。
5.落ち込んでいるとき
- 「嫌なことがあったとき」(30歳・会社員)
- 「色々悩んでいるけど誰とも予定が合わなくてひとりでいるしかないとき」(25歳・大学生)
- 「心がしんどい時」(24歳・会社員)
何か嫌なことがあったとか、ストレスを感じたとか。自分の中で消化しきれないときって、どうしようもない気持ちになってしまいます。誰かに話を聞いてもらいたくても、ひとりで抱え込んで悪循環に。
6.精神的に弱っているとき
- 「病気になったとき」(回答多数)
- 「疲れているとき」(18歳・高校生)
体調が悪いと、気持ちまでネガティブになってしまいますよね。こんなときに看病してくれる人がいてくれれば…。頼れる人がいない、ひとりでどうにかしないと、と寂しい気持ちに拍車がかかります。
7.イベント時
- 「イベントごとがあるとき」(24歳・専門職)
- 「クリスマスやお祭りがあるとき」(20歳・大学生)
- 「彼氏がいなくて、季節のイベントが近づいていくとき」(21歳・大学生)
街中がイベントで染まると、自然とひとりで過ごす寂しさが溢れますよね。特にイベント当日。楽しそうに過ごす方を見ると、取り残される気持ちが強くなります。特に秋から冬にかけては注意です!
8.寒いとき
- 「寒い日の夜、街頭とかがイルミネーションみたいになっているとき」(23歳・会社員)
- 「寒い夜にひとりで家にいるとき」(22歳・大学生)
- 「寒くて、話し相手がいないとき」(28歳・パート)
人肌恋しさが増す寒さ。無性に誰かに触れたい、包み込まれたい。肌寒さが相まって、人の温もりが恋しくなるんですね。こんな寒い日には、ひとりでいる寂しさを高めてしまいます。
寂しい夜…彼に「会いたい」と思わせるLINE
1 .彼のことを気遣う
忙しい彼なら、まずは仕事や学校などを応援してあげましょう。忙しい時っていっぱいいっぱいになっていて彼女のことを気遣えないこともあるでしょう。そんな時に怒っていて良いことはありません。彼のことを気遣う言葉をかけてあげたら彼も会いたいと思ってくれるはず!
2.素直に今の気持ちを伝える
会えない日が続くとやっぱり寂しいですよね。何度も言ってしまうのは、めんどくさいと思われてしまうかもしれませんので、ここぞという時に、素直に寂しいということを伝えてみてはどうでしょうか。寂しいと素直に言ったら、家まで来てくれたなんて回答もありました。恋人同士でも素直になれない人は多いです。素直に気持ちを伝えてみましょう。
3.会う時間がないなら電話をする
忙しくて会う時間が作れないのであれば、電話を提案してみましょう。10分でも電話をしたらかなり変わると思いますよ! 実際に遠距離恋愛をしている方は、お互いの時間が合う時に電話をしている人が多いです。また、声を聞いたら彼も会いたいと思ってくれるでしょう♪
4.結局素直な「会いたい」は最強
結局のところ「会いたい」ってシンプルに伝えるのが一番響くのかも。求められたら嬉しい人は多いです。会いたいって言われたら、会いたくなるんです! 忙しい彼に会いたいと伝えることは、ワガママなような気がしてためらっていた方もいたでしょうが、「忙しいってわかっているけど」などと相手のことを気遣った言葉をひとこと入れるだけでかなり変わってくるのでおすすめです。ただし、彼から「今はちょっと…」と返ってきたら、即座に引くのが大事。しつこくしすぎないのがポイントです。
彼に会えず寂しい夜のメンタルコントロール術
続いて、彼氏となかなか会えないときのネガティブメンタルをコントロールするコツを、認定心理士の脇田尚揮さんに伺いました。
1.彼から精神的に自立して執着心を手放す
離れていて心配になる理由として挙げられるのは、パートナーに対する「執着心」によるものであるといえます。心理的に「彼がいなくなると私はダメになる」という思い込みが、あなたの心の中を不安で塗りつぶしてしまうのです。それを防ぐためには、精神的にも経済的にも自立することがポイントになってきます。彼がいなくてもしっかり自分で立つことができるなら、そもそも執着する理由がなくなるからです。そうすれば、必要以上に彼と会いたがらなくなり、感情をぶつけたりウザいと思われることはなくなるでしょう。
2.適度な距離感を楽しみながら会話をする
恋人と直接会えないと誤解や行き違いが生じてしまいやすくなります。そんな不安をなくすには、適度な距離をとって心を落ち着けて会話を楽しむようにしましょう。そうすることで、イライラのピークをやり過ごすことができるはず。心理学的には、心の距離が近すぎると、相手に対する甘えが生じてしまい、それが満たされないときに怒りの感情が出てきやすいとされます。そのため、お互いが心地いい距離感と時間をつくることで、穏やかな会話ができるはずです。
3 .詮索したくなる心を手放す
人間は全く知らないことよりも、あるひとつの情報を知ったほうが、その情報の対象に強い関心を持つとされます。そのため、あなたが彼の周囲の異性関係を詮索すればするほど、あなたは相手に対して執着を持つようになってしまうのです。彼に昔の付き合いをしつこく聞いたり、SNSなどで繋がっている女性を検索することは、“百害あって一利なし”。今すぐできること、それは彼の「詮索をやめる」ことなのです。
4.自己評価を高めることで嫉妬心を支配する
彼と会えないと、目に見えない相手に脅威を感じてしまいがち。そのひとつが浮気を疑うということ。そんな嫉妬心の正体は、自分が相手(彼の女友達)よりも劣っているかもしれないという心理です。そのため、自己評価が低い人ほどその感情に捉われてしまいやすいといえます。だから、自己評価を高めることがカギになってきます。つまり、自分を好きになってあげることが大切。自分を好きになれれば、些細な気持ちの変化や嫉妬心に振り回されることはなくなり、むしろ支配できるでしょう。
寂しい夜の乗り越え方
最後に、ネガティブな気持ちをポジティブへシフトさせる心理テクニックを、引き続き、認定心理士の脇田尚揮さんに伺いました。
1.優先順位をつけることで安心感を得る
ネガティブになってしまうと、人はなるべく損をしないように意思決定をしようとします。そのため、落ちこんでしまうと損を避けようとするあまり、次の選択ができなくなってしまうのです。そこで、比較対象となる選択肢を“ランク付け”するようにしましょう。優先順位を付けることによって、自分の選んだアクションが他のものよりも優れていたら、安心して決断ができるのです。これを心理学においては、“社会的比較理論”と呼びます。比較することで自己評価を正確にすると、心をポジティブにシフトできるはずです。
2.楽しいことや幸せな思い出をイメージする
心理学者バウアーは、「情動と情報は一緒に記憶の中に貯蔵される」と提唱しました。つまり、感情と出来事は一緒に覚えられているということです。そしてバウアーは、幸せなときには幸せな記憶を思い出しやすく、悲しい気分のときには悲しい記憶を思い出しやすいと結論づけました。ネガティブな状態の心理を見てみると、何かで失敗したときのイメージが強すぎて、選択を回避したり先延ばしにする傾向があるといえます。そのため、何かを決めるときは、自分が成功した経験を思い出すようにしましょう。きっとポジティブなイメージに切り替えられるはず。
3.カラ元気をいつでも出せるように練習を
笑顔で明るい人と一緒にいると、自分もつられて笑みをこぼしてしまうといった経験はありませんか。これは“ミラーリング”という心理現象で、相手の表情が自分の表情に伝染することを指します。そのため、カラ元気でもいいので、笑顔でいることはポジティブである上で非常に効果的なのです。逆にネガティブな気持ちのまま、笑顔になることはできません。カラ元気でもいいので、自分のスイッチを切り替える練習をしておきましょう。「今、落ちてる…」と感じたら、思いきりの笑顔をつくって対処してみて。
4.チャレンジ精神でネガティブを打ち消す
人はネガティブだと、無意識のうちに成功を回避してしまう心理があります。心理学者ホーナーは、そのことを“成功恐怖理論”の中で説明しました。この理論からすると、後ろ向きな人は「もしかしたらダメになるんじゃないかな…」と悪いことばかりを考えてしまう成功回避傾向が強くなるといえます。その結果、失敗ばかりを恐れて何も行動できなくなってしまうのです。そのため、チャレンジする精神でネガティブマインドを打ち消すことが大切になってくるのです。落ち込んだ時は、何かに向かって燃えてみましょう。自然と心に元気を取り戻しているはず。
【まとめ】
寂しいと感じて眠れない夜って、誰もが経験したことがあるはず。そんな夜は、あまり無理をせずに自分の心がリラックスできることを探してみてください。明けない夜はないという言葉通り、朝になれば寂しさが少し薄らいでいることも結構あります。寂しさで心がまいってしまわないように、自分なりの対処法を身につけてみてくださいね。
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