彼氏となかなか会えないときのネガティブメンタル・コントロール術
ひと昔前は好きな彼といつでも会うことができて、旅行に行ったり食事に行ったりできていました。しかしこのご時世、なかなかそうもいきません。離れていると次第に不安が募り、良からぬことを考えて彼氏への態度が悪くなってしまいがち。そこで今回は、「彼氏となかなか会えないときのネガティブメンタル・コントロール術」についてご紹介いたします。
■彼から精神的に自立して執着心を手放す
離れていて心配になる理由として挙げられるのは、パートナーに対する「執着心」によるものであると言えます。心理的に「彼がいなくなると私はダメになる」という思い込みが、あなたの心の中を不安で塗りつぶしてしまうのです。それを防ぐためには、精神的にも経済的にも自立することがポイントになってきます。彼がいなくてもしっかり自分で立つことができるなら、そもそも執着する理由がなくなるからです。そうすれば、必要以上に彼と会いたがらなくなり、感情をぶつけたりウザいと思われることは無くなるでしょう。
■適度な距離感を楽しみながら会話をする
恋人と直接会えないと誤解や行き違いが生じてしまいやすくなります。そんな不安をなくすには、適度な距離をとって心を落ち着けて会話を楽しむようにしましょう。そうすることで、イライラのピークをやり過ごすことができるはず。心理学的には、心の距離が近すぎると、相手に対する甘えが生じてしまい、それが満たされないときに怒りの感情が出てきやすいとされます。そのため、お互いが心地いい距離感と時間をつくることで、穏やかな会話ができるはずです。
■詮索したくなる心を手放す
人間は全く知らないことよりも、あるひとつの情報を知った方が、その情報の対象に強い関心を持つとされます。そのため、あなたが彼の周囲の異性関係を詮索すればするほど、あなたは相手に対して執着を持つようになってしまうのです。彼に昔の付き合いをしつこく聞いたり、SNSなどで繋がっている女子を検索することは、“百害あって一利なし”。今すぐできること、それは彼の「詮索をやめる」ことなのです。
■自己評価を高めることで嫉妬心を支配する
彼と会えないと、目に見えない相手に脅威を感じてしまいがち。そのひとつが浮気を疑うということ。そんな嫉妬心の正体は、自分が相手(彼の女友達)よりも劣っているかもしれないという心理です。そのため、自己評価が低い人ほどその感情に捉われてしまいやすいと言えます。だから、自己評価を高めることがカギになってきます。つまり、自分を好きになってあげることが大切。自分を好きになれれば、些細な気持ちの変化や嫉妬心に振り回されることは無くなり、むしろ支配できるでしょう。
会えないときこそ相手を信じる気持ちは大切です。心理学には「ピグマリオン効果」というものがあります。これは、人は期待されたり信じられたりすると、その通りになるという心理効果のこと。そのため、あなたが感情的になって彼に文句を言ったり浮気を疑うと、彼をその方向へ進ませてしまうのです。もしも彼との関係をよくしたいなら、彼を手放しで信じてみましょう。きっと彼は、その信頼に応えるような人物になっていくはずです。(脇田尚揮)
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出 書房新社)。
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