どうしても合わない後輩や部下とうまくやっていくコツ【心理テクニック】
頼れる存在になっていってほしいけど、どうにもコミュニケーションがうまくいかない……という後輩の存在に悩んだことがありませんか?
今回はそんな人に役立つ、合わない後輩や部下とうまくやっていくコツを何点かご紹介します。
■人づてにほめて部下を手なづける「ウィンザー効果」
後輩や部下のモチベーションUPのために使えるのが「ウィンザー効果」。
これは、直接褒められるるよりも第三者から褒められることで、自分の受け取る好意が強調される現象です。「〇〇先輩があなたのことを見込みあるって言ってたよ」「今回の営業成績を褒めてたよ」など、人づてに高評価を伝えるようにしてみましょう。今まで以上に好印象を持ってくれるはずです。
■自分の失敗談を自己開示する
普段は寡黙に仕事している上司が、急に自分のプライベートや仕事上で起きた失敗談を打ち明けてきたらどうでしょう。きっと相手は「こんなことを私に話してくれてるなんて……」と思うはず。
このように自分のことを離す自己開示は相手への信頼を示し、目下の自己開示も促すことになります。その結果、相手がこれだけ心を開いてくれるのなら「自分も!」と同じような話題を語ってくれるでしょう。
■期待の言葉ができない部下をできる部下に変える「ピグマリオン効果」
たとえば、プロスポーツの世界では、結果が出ない選手に期待して、監督が出し続けることがあります。その結果、監督の起用という期待に応えて成果を出した選手は何人もいます。
このように、期待をされた部下はそれを敏感に感じとり、上司の熱いまなざしや指導を意気に感じ、結果に結びつくことがあります。これを「ピグマリオン効果」と呼びます。「あなたしかいない!」は、やる気のサプリメントなのです。
■「して!」を「もらえる?」に変える「疑問形指示の心理効果」
普段「書類を10部コピーして!」「ここの文章、差し替えて!」という指示の出し方をしているなら、「書類を10部コピーしてくれる?」「ここの文章、差し替えてくれる?」といったふうに、語尾を命令形から疑問形に変えてみてはどうでしょう。
それだけで耳に柔らかく丁寧に聞こえるものです。これを「疑問形指示の心理効果」と言います。これだけで、今後の仕事が円滑になるはずです。
日本において社会的立場は、なかなか帰ることができないもの。本当は言いたいことがあるのに、部下という立ち位置なだけで上司に物申すことができないことも多いと言えます。
だからこそ、上司であるあなたが少し言い回しを変えたり、自分を明らかにするだけで部下の反応も大きく変わってくるのです。(脇田尚揮)
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、現在テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出 書房新社)。
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