好きすぎてやばい!好きな感情が溢れてくるとき、忘れてはいけないこと

好きな感情が溢れてくるとき、忘れてはいけないこと

ラブラブ

「好きすぎてやばい」

そんな風に思う人がかなりたくさんいるという事実をご存じですか?
嘘みたいな話ですが、世の中にはそれだけ沢山の人が恋の相手に対する気持ちが高まっていてもたってもいられなくなっているということ。

ここでは、そんな思いを持つ方のために、ガチで役立つ情報を。心理学的見地から「好きすぎてやばい!」状態に陥っている方が考えておかないといけないポイントをご紹介します!

 

好きな人には客観的な判断ができなくなる

心理学においては、恋愛感情が生まれると自分の「物差し」が変化すると言われています。いわゆる対人認知(人に対する価値基準)が変化してしまうのです。

ここで気をつけるべきなのが、恋する相手に対してはその価値の採点がかなり甘くなるという心理実験結果が出ていること! 自分の恋い焦がれる相手のことをなるべく価値の高いものであると思いたいという心理が働いてしまうからなのです。

このことから考えておくべきことは、「自分が思うほど超すばらしい人ではないかも?」という感覚は持っていないと、愛が冷めたときの落差がすごいことになるということ。
具体的には、自分の友だちに会わせるなどして、客観的な視点を取り入れるようにするといいでしょう。

 


「私がいなければダメ」は不幸の始まり

「あの人は最高!」状態ならある意味まだいいですが、「ダメだからこそ好き」という状態に陥ってしまうとかなり危険。
周囲から”ダメな人”として認知されているようなを好きになると、「私がついていてあげなくては」という心理が働き、「共依存」の関係にハマってしまいやすいからです。

共依存とは、一方が相手を頼って依存し、もう一方も相手に頼られ依存されることで、自分自身の存在意義を見出すことを指します。このような関係に陥りやすいのは、心理学的に自己評価の低い人だとされます。苦しい想いをしながら誰かに奉仕することで、自尊心を支える結果を選択してしまうのです。

ダメな人を好きになるのはあなたもダメな人だからです。周りの人からしたらそんなの見ちゃいられませんし、あなた自身の未来に自ら負債を溜め込んでいるようなもの。
好きであろうと付き合ってはいけない相手というのがいます。お互いのダメさを引き出し合う相手と築ける未来などありませんよ。

 


お金は愛情に置き換えられる

心理学的には、ある意味で「お金は愛情に置き換えられる」と考えることができる場合があります。
どういうことかと言うと、お金を大切に扱う人は心が優しく、お金の勘定にうるさい人は、愛情もコントロールしたがる傾向にあるという実験結果があるのです。

さらに、財布の中身を細かくチェックする人は、愛情不足であり、お金を貯めることにしか頭にない人は、貯めれば貯めるほど愛情が減っていくとされています。

相手のお金との向き合い方を観察して、参考にするといいかもしれません。

 


青年期は思い込みの恋がほとんど

青年期(18~28歳)は性的成熟にともなう生理的変化が起きやすい時期。つまり、ちょっとした刺激で胸の鼓動が速くなってしてしまうものなのです。
また、ホルモンの分泌も盛んになるため、性衝動も高まりやすくなります。そのため、会ったときにたまたまドキドキした相手を好きだと思い込むような「錯誤帰属」を起こしやすくなるのです。
これは心理学的に、自分の体験に間違った意味付けをしてしまい、盲目的な恋に陥る現象を指しています。

あなたのドキドキは本当に恋のドキドキですか? その人が声をかけてくれたときに仕事で疲れ果てて弱ってはいませんでしたか? 一緒に観た映画の感動と恋愛感情をごっちゃにしていませんか? 共通の趣味の話で盛り上がれるのはよいことですが、その趣味へえの愛がどこかでその人への愛に誤変換されてはいませんか?

 


【まとめ】

もちろん恋をすることはすばらしいことですが、中には見当違いな恋だってあります。年齢を重ねてから「あんなものは恋とは呼べない」と思うような恋愛をしないように、心の片隅に常に冷静な自分をスタンバイさせておきましょう。(脇田尚揮)

脇田尚揮
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、現在テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出 書房新社)。