■お芝居はお好きですか?「桟敷」って、読める?
知っている言葉でも、漢字で書かれると読めないもの、あるいは、簡単な漢字で書かれているのに読めないもの、けっこうありますよね。
これまでの「意外と読めない」シリーズでは、「間髪をいれず」、「偶々」、「態々」、「祝言」、「健か」、「湯湯婆」、「不束」、「長閑」、「挙って」、「詳らか」といった、読めそうなのに読めない漢字を出題してきましたが、今回はこちらの漢字です!
「桟敷」って、読める?
おっと、今回は難しいですかね……?
右は「敷物(しきもの)」の「敷」だからなんとなくわかるけど、「桟」って……?
さあ、みなさんはわかりますか?
■正解率は29%!
CanCam世代の女子に読み方を聞いてみた結果がコチラ!
正解したのは全体の3割未満でした。
「さんばし」と答えた方、惜しかったです。
確かに漢字では「桟橋」と書きますが……。
他にも、「せんじき」「あさじき」のように、「桟」の字が似ているからか、「浅」の読み方を採用している人もいました。
さて、「まだ読み方がわからないよ!」という声が聞こえそうです。
みなさんの中に、歌舞伎や相撲(すもう)などを直接見に行った人はいますか……?
■答えは…コチラ!
正解はコチラです!
「さじき」でした!
……といってもピンとこない人も多いかもしれません。
「劇場・相撲場などで、一段高くつくった板敷きの見物席」(『デジタル大辞泉』より引用)という意味で、歌舞伎座や両国国技館などで見られるお座敷のような席のことを指します。
もしかすると、「実際に座ったことがあるよ!」という人もいるかもしれません。
最近はオールスタンディングのライブや、背もたれのある席でミュージカルの鑑賞を楽しむ機会も増えていますが、桟敷のある会場に足を運ぶのも良い体験になりますよ。(薄井大輔)
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