別れたいのに別れられないのはどうして?
「別れたいのに別れられない」という矛盾した感情を抱いたことってありますか? 「好きな気持ちはなくなったけど、情は残っている」「別れたいと言うと暴力を振るわれそうで怖い」など、別れられない理由はさまざま。今回は、別れたいのに別れられない理由を解説。別れを上手に切り出す方法や、LINEでのお別れの伝え方もご紹介します。
Contents
彼氏と別れたいけど別れたくない!と思ったことはある?
Q:彼氏と別れたいけど度別れたくない!と矛盾した気持ちになったことはありますか?
ある…73%
ない…27%
7割以上の女子が「ある」と回答しました。ではさっそく、なぜこのような矛盾した感情を抱いてしまったのか女性心理を解説していきます!
彼氏と別れたいのに別れたくない心理・理由
彼氏と別れたいのに別れられないのにはどんな理由や心理が隠れているのでしょうか。
1.切り離せない「情」
- 「親や友人に猛反対されるほど束縛がひどい人で別れるべき人だったけど、付き合ってる期間が長く情が移ってしまったため別れるのに時間がかかった」(25歳・学生)
- 「8年付き合ったから、情が抜けない」(26歳・会社員)
- 「色々嫌なところがあったり、先が見えなかったりで別れたいと考えるけど、今までずっと一緒にいたから情がある」(24歳・会社員)
付き合っている期間が長いと愛がなくても情だけ残ってしまうという人も。情があるとなかなか離れるのは難しいですよね。
2.まだ好きだから
- 「性格が合わないけれど、まだ好き」(26歳・会社員)
- 「あまり会う時間を作ってくれなくて寂しさを感じていたけど、彼のことは好きだったから」(24歳・会社員)
- 「価値観が合わなくて、でも自然と素直になれて一緒にいると安心するなと思う」(24歳・会社員)
相手との価値観の差を感じているけれど、好きな気持ちもある。こんな状態だと長くは続かないと頭ではわかっても、好きな気持ちを忘れるのは至難の業です。
3.将来を考えると
- 「受験で別れないと大学受験に支障が出て将来がどうなるかわからなかったけど、好きだったから」(19歳・学生)
- 「この人といても幸せになれないとわかっているから別れたいと思っても、好きな気持ちが勝ってしまってそばにいたいと思ってしまうから」(23歳・学生)
- 「フリーターだから」(23歳・会社員)
一緒にいても幸せになれないとわかっているけれど、好きな気持ちを優先してしまう人も。好きな気持ちは理性とは別物。難しいですね。
4.浮気トラブル
- 「遠距離だった彼が異性にだらしがないことがわかり、別れることを決意。でも好きな気持ちをなくしきることができず、別れたくないとも思った」(20歳・学生)
- 「浮気されたのが発覚してしまったから」(30歳・専門職)
- 「彼のことが大好きだったけど、浮気をされてしまったので、許すべきか別れるべきか、その気持ちの整理がすぐにつかなかった」(26歳・会社員)
浮気されたことがわかって別れないとと思いつつ、まだ好きだから別れたくない…という人も。もう二度と浮気しないと言ってくれてもなかなか信じることもできない辛い状態です。
5.別れた後の気まずさ
- 「職場の先輩だったから、別れた後の職場での気まずい雰囲気を想像すると別れられなかった…」(24歳・派遣社員)
- 「寂しさ、周囲の目」(29歳・会社員)
- 「結婚間近で家族にも紹介していて、母がとっても彼のことを気に入っていたから」(31歳・金融関連)
職場恋愛や仲のいい友達グループの中での恋愛は、別れる時にトラブルになりがちです。結婚するんだろうなと思われているとなかなか別れられませんよね。
6.「彼氏」がいる意味
- 「ひとりになるのが寂しい」(28歳・会社員)
- 「彼氏がいなくなるっていう状態が嫌だったから」(26歳・派遣社員)
- 「彼氏という存在を失いたくなかった」(26歳・会社員)
彼氏がいるという安心感ってありますよね。別れてひとりになることがわかっていると、その状態から抜け出すのは辛く感じてしまいます。
7.相手に依存している
- 「相手が泣いてしまうから」(25歳・会社員)
- 「しがらみ、肉体関係があったから」(21歳・会社員)
好きという気持ちではなく、相手に精神的・肉体的に依存しているため別れることができないということも。自立してひとりも生きられるという覚悟がないと別れるのって難しいのかも。
8.長く付き合っている
- 「一緒にいすぎて、いるのが当たり前になってしまった」(39歳・自営業)
- 「何となくずるずると」(29歳・会社員)
付き合っている期間が長ければ長いほど、別れを切り出すきっかけが見つからないという声も。現状を変化させるより今を維持したいという気持ちのほうが強く働くのでしょうね。
別れたいけど別れられない女性へ。上手く切り出す心理テクニック
続いて、うまく別れを切り出す心理的テクニックを、認定心理士の脇田尚揮さんに伺いました。
【第1ステージ】まずは接触回数を減らしていく
もしもあなたが本気で彼氏と別れたいなら、まずは接触回数を減らしていくようにしましょう。
心理学的に、人間は接触の回数が増えれば増えるほど、相手に好意を持ちやすくなるという「単純接触の効果」という理論があります。そのため、好意を持ったり持たれたりするのを避けるべく、直接会うのはもちろん、電話やLINEも含め、接触の機会を意識的に減らしていくのです。そうすることで、あなた自身の気持ちも固まるし、彼も薄々異変に気付いていくはず。会わないことが別れの下準備なのです。
【第2ステージ】自分からは一切連絡しない
彼が異変に気付くと、あなたに「どういうつもりなのか」探りを入れるように、連絡頻度が高くなるかもしれません。そんなときもあなたは受け身を貫いてください。徹底して自分からは連絡しないようにしましょう。
多少罪悪感が残るでしょうが、ここで相手のペースに乗ってしまうと、情が湧いてきて別れることができなくなってしまいます。もしもここで連絡を取ると、「コミットメント」という心理が働き、自分が取った労力や行動のための時間をかけたからこそ、「元を取ろう」つまり「関係を修復しよう」という気持ちに傾いてしまいます。
【第3ステージ】切り出すタイミングを見計らい始める
ここまでの下準備ができたらいよいよ別れ話を切り出すタイミング選びです。酷ではありますが、実は相手が「仕事や学業などで忙しいとき」を狙うといいといわれています。
というのも、人生における物事の優先順位の違いは、男性と女性で傾向が異なるとされています。男性は、仕事・友人・彼女の順に優先する人が多いとされているため、忙しいときに別れを切り出すことで、去っていく相手を引き留める暇もエネルギーもなく、別れの成功率は格段に高くなるというわけです。また、夜よりも昼に切り出すほうが、理性的になれるため別れやすいとも考えられます。
【第4ステージ】別れ話本番! 強い別れの理由を示して
ここがいちばん大切なところだといえます。こちらとしては「好きじゃないから」別れるとしても、もっと強い「別れの理由」が必要な場合があります。感情だけでは納得してくれないことも多いため、別れる理由を明確に提示するようにしましょう。そうでないと、なかなかうまくはいきません。
自分の心が傷ついたとき、人は自分を守ろうとします。それを心理学では防衛機制といい、別れの理由が明確にされることで、彼は自分を「正当化」できる、つまり自分のプライドを保ち先へと進めるのです。
相手をなるべく傷つけないLINEでの別れ方
別れたいけれど相手を傷つけたくないという人もいると思います。少しでも傷つけないように別れる方法をご紹介します。
1.徐々に距離を置いておく
まずは相手に何となくでも気持ちが冷めていることを匂わせましょう。そうすることで急に別れを切り出されるよりショックを和らげることができます。
2.別れる理由を明確に
相手には別れる明確な理由を与えてあげるのが良いでしょう。なんとなく別れたいというのでは、相手も納得しづらいからです。
3.即ブロック・拒否はしない
自分から別れたいと一方的にメッセージを送ってブロックするのはNGです。相手の言葉も一応聞いてあげないと、納得してもらえません。
4.別れのサインをにおわす
既読無視や未読スルー、返事を素っ気なくするなど、別れのサインをにおわせておきましょう。相手も少しずつ「あれ?」と気づき覚悟を決めてくれるかもしれません。
LINEで別れるときの例文
続いて、LINEで別れ話をするときの例文をご紹介します。
1.「自分が〇〇だから、相手の△△が許せなくなってしまった」
相手の欠点をただ伝えるのではなく、自分の方に非があったという言い方をすると相手のショックを和らげることができます。
2.「自分勝手でごめんなさい」
相手のプライドを傷つけないために、自分が少し悪者になることも大切です。そうすることで相手もあなたのほうが悪かったと思うことができるため、気持ちの整理がつけやすくなります。
3.「今までありがとう」
恋人としてうまくいかなかったとしても、感謝の気持ちは忘れずに伝えましょう。最後の言葉が感謝で締めくくられていれば、付き合ったこと自体が失敗だったとは思わずにすみます。
【まとめ】
長く付き合えば付き合うほど、別れるのが大変になりますよね。ですが恋愛に別れはつきもの。相手をなるべく傷つけず上手く別れる方法を学んでおくことで、あなた自身も次の恋愛に向けて前向きにスタートできるはずです!