みなさんは美術館の服装について考えたことはありますか? 老若男女問わず楽しめる美術館での服装マナーはとても大切。今回は失敗しない服装選びのポイントや、おすすめコーデをピックアップしてご紹介します。
Contents
美術館の服装選び、5つのマナー
1.ヒール以外の靴を選ぼう!
美術館は、静かで足音も響きやすいので、他の来場者の迷惑にならないようにハイヒールのコツコツ音は避けたいところ。大きな美術館の場合、1〜2時間歩いて館内を回ることもあるので意外と足も疲れます。どうしても高いヒールを履きたい!という人は、底がゴムになっているものやウェッジソールがおすすめ。なるべく音がしない靴を選んで、静かに鑑賞を楽しみましょう。
2.帽子はロッカーに預けよう!
作品に近づいた際に、帽子のツバで作品を傷つけてしまう可能性や、他の来場者の鑑賞の邪魔になってしまうことがあるので、美術館では帽子は脱ぐのがマナー。おしゃれや暑さ対策で帽子をかぶって出かけたときは、美術館のロッカーに預けると安心です。作品や建物を傷つける可能性のある雨傘や日傘も同様。美術館には傘立てやロッカーが充実しているので、預ける習慣をつけましょう。
3.小さいバッグが最適♡
大きいバッグや、たくさん荷物を持っていると、作品や人にぶつかってしまう恐れが。重い荷物を持ったまま長時間歩くのも大変なので、美術館ではなるべく小さいバッグを持ち歩くようにして、大きな荷物はロッカーに預けましょう!
4.シックで上品なアイテムがおすすめ
静かで落ち着いた雰囲気の美術館では、服装もシックで上品な印象のものを選んで。作品の雰囲気を壊さず、館内や展示になじむデザインを身に着けるのが大人の楽しみ方♡ 特に後ろ姿やシルエットがきれいに見えるロングワンピースは美術館の雰囲気にマッチしておすすめです。
5.薄手の羽織りがあれば安心♡
美術館は、作品を保護するために館内の温度や湿度が一定に保たれています。そのため、ひんやり肌寒く感じたときのために、薄手の羽織りを持参しておくと安心!今季流行りのアンサンブルやシアー素材のジャケットetc. その日のおしゃれに合う羽織りを選んで素敵に防寒してくださいね。
美術館コーデのポイント
- 足音が響きにくいヒール以外の靴をチョイス
- 鑑賞中は帽子をかぶらない!ロッカーに預けよう
- 小さめバッグをセレクト。荷物は極力ロッカーに
- シックで上品な服装が美術館にマッチしておすすめ
- バックスタイルやシルエットがきれいなコーデが映える
- 薄手の羽織りをバッグに忍ばせて
美術館シーンに映えるきれいめ「ワンピース」
【1】足元はスニーカーで歩きっぱなしの美術館もラクに
甘ディテールのワンピは×スニーカーでスポーティに振り切って、爽やかにカジュアルダウン。黒バッグとサングラスで淡いトーンにおしゃれなスパイスをON。ワンピの生地にはワッシャー加工が施してあるからシワも気にならず快適です。鑑賞の妨げにならないミニバッグもポイント!
【2】羽織りのGジャンで美術館の冷房対策も完璧!
Gジャン×黒ワンピの大人カジュアルにチュールバッグでキャッチーな甘さをON♡ 定番のデニムジャケット合わせも、グッと新鮮な装いに刷新できます。使い勝手のいいGジャンは薄めのブルーが季節感あり。ちょっぴり肌寒いシーンにさっと羽織って。
【3】シンプルワンピにビスチェレイヤードで洒落感を
ワンピ×トレンドのフリンジベストで今っぽさもスタイルアップも確約! ワンピと同系色でなじませれば、気負わず洒落感がアップできます。ベージュのカチューシャやラフィアのBAGなど、小物までベージュでまとめるテクも大人っぽい。
【4】カットアウトワンピの肌見せでさりげなく抜け感を
シンプルなAラインシルエットをカットアウト&ボリューム袖で脱・無難に。ボリューミーな袖に華奢な肩をアピれるカットアウトのデザインも、シャリ感のある生地で気負いなくさらりと着こなせます。歩きやすいスポサンや大人っぽい小物使いも◎。
【5】ヴィンテージライクなワンピが美術館シーンにぴったり
ピンタックやアンティークレースの開襟シャツで、ピュアな白ワンピが味のある大人の甘さに昇格。シックなモノトーンとゴールドアクセで味付けて、さらにレトロな雰囲気に。
【6】無垢なワントーンコーデが美術館に映えて
ふわっと広がるエアリーなキャミワンピは、華奢な細ひもやポコッとした表面感のある素材が洒落感たっぷり。素材感に変化がつく透けトップスを重ねて、のっぺりしがちな白コーデをメリハリよく着こなして。
【7】黒ワンピに上品小物をあわせる大人の美術館コーデ
大人の女っぽさが溢れるオールブラックコーデはバッグと靴で軽さを出すのがポイント。エフォートレスなブラウンローファーでこなれ感をプラスしたり、エクリュのバッグで抜け感を意識して。
【8】きれいめワンピをラフなジャケットでカジュアルダウン
フリル&透け感アリのロマワンピもセージグリーンならこなれたムードに。マイルドなグリーンが白と馴染んで上品スマートに着こなせます。程よい透け感が旬のフェミニンワンピとミリタリーテイストの白ジャケで、甘さを抑えてメリハリよく。
【9】きれい色バッグが映えるレースワンピースコーデ
シックで大人っぽい黒ワンピは、深めのVネックで色っぽさも倍増。ティアードデザインになっているから、品よく裾が揺れる姿も目を惹きます。靴はフラット、バッグはあえてのブルーを差し色に、立体感のある黒コーデを完成させて。
【10】白シャツワンピにメタリックバッグでアクセントを
清楚な白ワンピースはセンシュアルな細リボンでモードな仕上がりに。グレーのインナーを重ねて足元を黒でまとめると、大人っぽい印象がつくれます。ラメソックスとスポサンの合わせも新鮮!
【11】メタリックローファーで歩きやすさと今っぽさを両立
インディゴ×ブルーの爽やかワントーンで甘辛バランスに。リメイク風の切り替えがポイントのGジャンで上半身を強調すると、フレアワンピとのバランスも◎です。フラットのローファーはシルバーで軽やかに決めて。
【12】異素材×オールブラックでリボンモチーフを大人っぽく
異素材MIX×オールブラックの切れ味で“甘く着ない”色っぽリボンコーデが完成。流行中のキャミワンピも、リボン付きで旬顔にアップデート。ベロアで品よく、シアーで色っぽく、小物までオールブラックでまとめてシックに仕上げて。
「スカート」を合わせるレディな美術館コーデ
【1】美術館の空調対策にカーディガンを一枚
ティアードスカートの映え感でボーダーをキャッチーに刷新。アメスリ型タンクと長袖カーデの、着回し力高めなアンサンブルニットは美術館コーデにも大活躍。好相性な白スカートの中でも、ひら~り揺れるティアードと合わせるとトレンド上手な印象に。
【2】メリージェーンやチュールでレディなスカートコーデに
ニット×ふんわりシアースカートの着こなしにビスチェを重ねた美シルエットコーデ。足元はぽってり丸みのあるメリージェーンでガーリーな甘さをON。甘めのラウンドトウにはシースルーの靴下を合わせて、抜け感と色っぽさをプラスして。
【3】トレンドのメタリックスカートでモノトーンを新鮮に
品のいいきらめきを放つスカートが今季のトレンド。軽やかなシャカシャカ素材が歩きやすいメタリックティアードスカートをブラックのジレとロンTで引き締めれば、オフィスでも浮かないシックな印象に仕上がります。
【4】白ブラウスとネイビースカートで知的な印象に
パフスリーブとフレアな袖口に、クリーンなオフホワイトでモードっぽさを上乗せ。フェザー調のスカート合わせで肌をちら見せしつつ、さりげなくエッジの効いたスタイルで個性を発揮! 小物はラタンやフラットでリラクシーに。
【5】きちんと感がありつつリラクシーなシャツセットアップ
甘すぎないラベンダーと爽やかなストライプの組み合わせが、オトナきれいなシャツとスカートのセットアップ。長時間座りっぱなしのオフィスやデートも、シワが味になるリネン素材なら安心です。小物はかごバッグやフラットサンダルでこなれ感を。
【6】ブルー×白の配色で爽やかなスカートコーデ
凛とした印象のブルーブラウスは、オフィスシーンにも活躍。素材感のあるスカートで洒落感を狙いつつ、ブルー×ホワイトのとことんクリーンなオーラも味方につけて。レディライクな5分袖も清潔感を後押しするポイント!
【7】甘フォルムトップス×タイトスカートで黒をモードに
甘フォルム×リボン×花柄のコーデがオールブラックを春らしく刷新! エンボス加工のフラワージャカードとふわふわ軽いシルエットで、全身黒もどこか優しげに決まります。スカートはあえてシンプルなもので、主役トップスをしっかりと引き立てて。
【8】シンプルなモノトーンにシアービスチェでトレンド感を
白ブラウスに重ねたのは、花柄の上に配置されたスパンコールと、オーガンジーの透け感が繊細できらびやかなビスチェ。やや首が詰まったアメリカンスリーブ型が、シンプルなようで新鮮さをもたらしてくれる一枚。スカートやバッグは黒でまとめて甘さをコントロールするのが正解です。
【9】シアーシャツとツイードスカートのきれいめワントーン
ハッピーオーラあふれるフレッシュなイエローは、ヘルシーな色っぽさが高まる最旬カラー。シアー×ツイードの異素材MIXでメリハリをつけて、ワントーンののっぺり見えを回避。アクセはゴールドをなじませて大人顔に。
【10】ドット柄ブラウスやかごバッグでパリシックに
レディなブラウスはギャザーを寄せたふんわりバルーン袖とスリムな身頃のコントラストが◎。ボトムに黒スカートをなじませて品よくかわいく着こなして。大きめな甘ドットでも、黒ベースなら品よく引き締まる!
【11】ツイード風ニットアップに白ブラウスを仕込む上品コーデ
スタイルアップも期待できる、すっきりとしたツイード風ニットアップ。ギャザーブラウスをレイヤードしつつストラップパンプスを合わせたコケティッシュなコーデも、ツイード効果でちょうどいい甘さに仕上がります。
【12】レーススカートやクロップド丈シャツでモノトーンをシックに
よ〜く見るとリボン柄のチャーミングなレーススカートも、ブラックならこんなにシックで上品。さらにオーバーサイズの白シャツをバサっとはおって抜け感を意識すると、大人の余裕が増し増しに。小物も黒でまとめるとシックな女っぽさが演出できます。
【13】ボリューム袖のブラウスはタイトスカートでバランスよく
ドット柄のフリルチュールブラウスに、ボリューミーな映え袖で今ドキなアクセントを。ピンストライプのタイトスカートでカリッとハンサムに楽しんで、ヘルシーで大人な女っぽさを狙いたい!
今っぽくて歩きやすい「パンツ」の着こなし
【1】シックな赤小物が映えるボーダー×デニムファッション
ボーダートップスからのぞくふんわりチュールの袖口でふとした仕草もチャーミング。定番ボーダーカットソーも、こんな更新ディテールがあると既視感なく新鮮に楽しめます。赤小物を投入したトリコロール配色で、パリジェンヌ気分をとことん満喫。
【2】シンプルなパンツコーデは小物で洒落感UP
コンサバ見えしがちなホワイトデニムこそ、こなれ感が出せるセミワイドが◎。半袖ニットはちょこっと肩を覆うフレンチスリーブだと、それだけでフェミニン度UP!小物は 歩きやすいフラットミュールとミニバッグでスマートに。
【3】レースブラウス×ワイドデニムのパリっぽパンツスタイル
エンブロイダリーブラウス×ブルーデニムはパリっぽコーデを作る最強タッグ。腰まわりすっきりなセミワイドで、ブラウスINもスタイルよくキマります。白のレースブラウスは蒸し暑い時季にもおすすめ。
【4】きれい色ハイウエストや小物で盛る今どき白Tコーデ
カラーパンツが洗練見えするのは白Tのクリーンさがあってこそ。スカーフを使ったヘアアレンジやゴールドアクセの重ねづけも、パリっぽムードにひと役。小物はベージュでマイルドになじませて。
【5】フリルブラウスやかごバッグでひと味違うデニムコーデ
フリルブラウス×デニム×ハートのカゴバッグで、ひとクセあるフレンチカジュアルが完成♡ 定番のストレートデニムは、濃いめのブルーを選ぶことで大人っぽい印象もGETできます。ショートカットに映えるハートピアスや地金チョーカーも今っぽい!
【6】イエローパンツやタンクトップでシアーシャツをフレッシュに
たまごイエローのパンツと軽やかシアーシャツで春を満喫。お花のようなモチーフ刺しゅうをあしらった透け感シャツは、肌なじみのいいイエローパンツでまろやかに着こなすと、繊細な雰囲気はそのままに、フレッシュなオーラが上昇します。
【7】パフ袖×ビスチェレイヤードでおしゃれなシルエットをメイク
人気のボリューム袖ブラウスと好相性なのが、コンパクトでマニッシュなビスチェ。重ねるひと手間で微糖に見せつつ、個性を感じるメリハリシルエットをメイク。ボトムは淡いブルーデニムで今っぽくカジュアルダウン。
【8】チュールのドッキングシャツでパンツスタイルを女っぽく
品のいいベージュグラデコーデにチュール付きのドッキングシャツでトレンド感を上乗せ。さらにスタイルUPを確約してくれるクロップド丈なら一歩先ゆくツウなムードに仕上がります。パンツは白、差し色のバッグは淡いイエローでニュアンシーな配色に。
【9】開襟シャツとデニムのほの甘ヴィンテージコーデ
おしゃれ通なガーリーカジュアルが叶う、開襟シャツとデニムのスタイル。立体感のある袖やレースのあしらい、フロントのピンタックは、デニム合わせでさらりと着ても絵になるデザイン。カチューシャやナノバッグなど茶目っ気のある小物を加えて、シンプルだけど鮮度高く、こなれ感を漂わせて。
【10】パールバッグやゴールドアクセでコーデを華やかに
大胆なディテールの黒ブラウスにスタイリッシュな濃紺デニムを合わせれば、ほんのりモードが香る洗練カジュアルの出来上がり。ハートのピアスやパールバッグで華やかさを盛ることで黒コーデがグッと明るく仕上がります。
もう美術館コーデには悩まない!
コーデに迷いがちな美術館コーデを紹介しました。空間に映えるデザインやさりげないトレンド感など、一枚でテンションが上がるアイテムが印象的。シックで今っぽい着こなしは、美術館だけでなく、デートやジャケットを羽織ればオフィスにもぴったり! 美術館に行くときは、マナーを意識してTPOにふさわしいファッションと美術鑑賞を楽しんでくださいね。