憧れの旅行先はどこ?と聞かれたら、真っ先に思い浮かぶ国はどこですか? 筆者は断然、フランスやイタリアをはじめとした、ヨーロッパの国々でした。全部で8カ国を周遊した結果、「すごい!」と感動したこともあれば「それは困る!」と困惑したこともありました。今回は、8カ国旅して感じたカルチャーショックを12個ご紹介します。
ちょっと躊躇っちゃう…有料の公衆トイレ
聞いたことがある方も多いであろう、トイレ有料問題。筆者の経験上、安くて€0.6(約100円)、高くて€2(約350円)を払わないといけません。日本なら軽食が買えてしまうこの値段…!
多少差はありますが、ざっくり傾向としてはこんな感じ↓なので、トイレは計画的に!
有料:駅、ショッピング施設、公園
無料:ホテル、カフェ、電車の中
会話ムズすぎ。英語が伝わらない
なんとなく、ヨーロッパ圏の人ってみんな英語がペラペラな気がしてた! でも、 全然そんなことはないんです。スーパーで「パンはどこですか?」と聞いたとき、タクシーで行き先を話したとき…ローカルな方が多い場面では特に困りました。ヨーロッパで普及しているフランス語、スペイン語、ドイツ語などの言語は英語と似た単語が多かったり、ともにアルファベットを使っていたり、親和性が高いだけに意外ですよね。
タクシーの運転手さんは英語圏以外から働きに来ている方も多く、さらに英語も通じない傾向があるのも、日本とは違ったポイント。なんとかジェスチャーで伝えたり、ChatGPTに翻訳してもらって乗り越えました。
プラン作成、割り勘、翻訳…。ChatGPT使ったら、海外旅行がラクになりすぎてすごかった。【活用術7選】
【実は】レストランでの水が無料
海外では水は有料という話を聞いたことがある方も多いのでは? 確かに、mineral water(ミネラルウォーター)は有料なのですが、tap water(水道水)は大抵無料でもらえるんです。自分から「ください」と言わないともらえない場合が多いですが、頼むのは一般的なのでご安心ください。
正直海外は硬水ということもありますし、日本の基準とは違うので水道水を飲めるのか? と心配していたのですが…。パリ、ドイツ、ハンガリー、チェコなどなど、私も同行していた友人もお腹を壊すことはありませんでした。心配な方は軟水のミネラルウォーターの購入をおすすめしますが、意外とイケる!? というのが所感です。
日本食のお店の名前が面白い
筆者が見かけたレストランは「豚骨」、「SHOGUN」、「富士山」…こう見ると海外で人気の漢字がどんなものなのか、なんとなくわかりますよね。
こちらはイギリスで食べた豚骨ラーメン。「GOEMON」というお店でいただきました。
日本にあっても食べに行きたいと思う、美味しいお店でした。経験上、やっぱり日本人には日本食を好む血が流れているのか、1週間連続でパンやパスタを食べていたある日、アジアンフードの匂いを偶然かいで、今まで感じたことない空腹を瞬時に感じたんです…! せっかく観光するなら現地のお料理を食べてみたい! と思うはず。でもちょっと日本食が恋しいな〜と思った時には、海外の日本食レストラン巡りをしてみても面白いかも。わざわざ探さなくてもすぐ見つかるくらい、街中ならどこかしらにはあります。
↑「Kusaki(草木)」でいただいたこちらの料理は、驚きのヴィーガン日本食。
日本と正反対! クリスマスは営業停止
日本ではクリスマスは友人や恋人と過ごし、街のレストランでディナーを食べたり、お買い物をする過ごし方が一般的です。でも、ヨーロッパでは自宅で家族と過ごす大切な日。日本でいうお正月のようなイメージです。特に25日はどこのお店も閉まって、街中がかなりがらんとします。
え、(困惑)どうやって流すの? トイレを流す方法が様々
ボタンを勢いよく押さないといけなかったり、紐を引っ張ったり…日本よりトイレを流す方法が様々あります。何も知らずに入ると少し戸惑うかも。私も「やばい。もう出たいのに流し方わからない!」とあたふたしたこと、ありました…。
経験上、「ボタンを勢いよく押す→ひもをひっぱる→トイレの上にあるタンクのボタンを下から押す」の順に多かったので、迷ったらこの順に探してください。
↑他にも、イタリアでは便器が二つある!? と思ったら片方はビデ専用トイレだったり、便座がなかったり(腰を浮かせてトイレします)…面白いトイレが多いです。
テラス席が充実
↑かわいいパリのカフェ。冬なのでお客さん少なめ。
晴れの日はぜひ楽しんでほしいのがテラスのランチやカフェ海外の道路は歩道が広い場所も多いんです。晴れの日の朝、青空の下でクロワッサンとコーヒーを楽しんじゃったりして…「もしかして私、洋画のヒロイン?」と思ってしまうほどの優雅なカフェモーニングを楽しんでみて。
そこまでいけるの? 動物連れに優しい環境
電車でリードに繋いだ犬がいるのは、ヨーロッパではよく見る光景。カフェや公共交通機関では、動物を連れて利用できる!
キャッシュレスが進んでいない国も意外とある
特にドイツを旅した時に驚いたのが、現金支払い限定のお店が結構あること。有料のお手洗いをすぐ使いたいのに小銭がなかったときは肝を冷やしました。それ以外にも、クリスマスマーケットの屋台やローカルなレストランなどはクレジットカードが使えませんでした。逆にフランスやイタリア、オーストリアやスペインなど、その他の国では現金を全くといっていいほど使う機会がなかっただけに、衝撃。ちなみに、ヨーロッパはキャッシュレスといえばクレジットカードが主流。QRコード決済や交通系カードでの支払いは全く見かけることがありませんでした。
街中にウォーターサーバーが置いてある
海外はエコの意識が強いのか、マイボトル文化がしっかり普及しています。そのため、公園の近くや大学の中、地下鉄のホームや空港など、あらゆるところでボトルに水が汲めるんです。ミネラルウォーターをいつも買っているととっても高いのでありがたい…!
歩行者用信号がかわいい
こちらはオーストリアの信号。日本とはまた違ってかわいいんです。筆者は今回行けなかったのですが、オランダにはミッフィーちゃんの信号があるんだとか。何気ない場所にもかわいいものがあってキュンとしちゃいますね♡
ガチャガチャも、3DSも。日本のおもちゃが大人気!
イギリスでは、日本のガチャガチャを扱うお店が大人気! このとき訪れたGASHAPON BANDAI OFFICIAL SHOPはイギリスに9店舗もあるんです。日本のおもちゃ人気、ハンパない。ガチャガチャ以外にも、日本のアニメグッズを扱うお店があらゆる街にありました。海外で日本文化が人気な様子を見ると嬉しくなりますね〜♡
また、世界に誇るルーブル美術館では、なんと館内のオーディオガイドが3DS。みんなが3DS LLを持ちながら芸術品を鑑賞する様子は衝撃的でした。
↓これが実際にガイドとしてレンタルできる3DS
これを開けてみると…
こ〜んな感じでマップ機能が充実。行きたい場所を指定してナビもできるし、芸術作品の解説が聞けたり、360度3DS上で作品を眺められたり。新体験すぎる…!
みなさんが驚いたエピソードはありましたか? 海外旅行の醍醐味は、日本とは全く違う環境で過ごして、みたことないものを発見してときめいたり、逆に日本の良さに気づくこと。ヨーロッパに行くことがあれば、ぜひいろんな場所に赴いて「自分の身で発見すること」を楽しんでみて♡ (工藤亜実)